マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

2015年早春・青春18切符旅行・・・『日本人の心のふるさとへの旅』

2015-01-14 00:46:40 | 青春18切符旅行

旅って、最初に行きたい所があって、旅の計画が始まりますよね。
    ところが
私の『青春18切符旅行』は、
『数日後に使用期間が終える格安切符が手に入ったの。 どこかへ行きましょうよ!』 『青春18旅行』の相棒からの電話で始まる。

  「日本海側は、大雪が続く昨今は電車が止まったら当日に帰れない可能性があるので、パスね。」
   「18切符を出来るだけ有効に使いましょうね。 遠くに行きましょうね。」
       「今トレンドの所にしましょうね。」  と。 二人の相談が、段々にまとまります。

  トレンドに・・・
       『第62回神宮式年遷宮で 20年ぶりに新しくなった伊勢神宮訪問の旅』
                       『日本人の心のふるさとへの旅』  と決まりました。

  『伊勢神宮』とは・・・
          御祭神は 『天照大御神』 です。
        天照大御神は、
    皇室の御祖神であり、歴代天皇が厚くご崇敬になられています。 また私たちの総氏神でもあります。 そうです。
        約2,000年前の崇神天皇の御代に・・・
     皇居をお出になり、各地をめぐられたのち、五十鈴川のほとり:『伊勢神宮』にお鎮まりになりました。

  『神宮式年遷宮』とは・・・
           
『第一回神宮式年遷宮』  は持統天皇の治世の  『690年』
            原則として20年ごとに・・・
         内宮・外宮の二つの正宮の正殿、14の別宮の、全ての社殿を作り替えて、社殿を遷す。

           戦国時代の120年以上の中断がありましたが・・・
                1300年以上続いています。

  一番最近の『神宮式年遷宮』は・・・
            『第62回神宮式年遷御(せんぎょ)』    『平成25年・2013年10月』
           浄闇の夜中、御神体を新宮に遷しまつる祭事が、施行されました。

           本日。1月10日。土曜日。三連休の初日。 
          
『第62回神宮式年遷宮で新しくなった伊勢神宮訪問の旅』    ご一緒下さい

朝7時49分:明石駅発。  
9時21分:草津駅着
 。 10時31分:柘植駅着。 10時59分:亀山駅着。
それから。
4つ目の乗換えで・・・   『紀勢本線 鳥羽行』             最後の電車です。

明石駅から4時間55分。   12時44分:伊勢市駅 到着
   

      『半日で回る伊勢神宮』  『4時間の伊勢神宮めぐり』 の始まりです。 

まずは。
『外宮』から。

3連休でもあり。 心新たに新年を始めるために。            沢山の参拝者です。
若い人が多い。 嬉しい。 日本の将来を安堵する。

畏怖の念が沸いてきます。   『手を清めて・・・聖なる場所へ向かいます』

どれだけの人の身心を清めたことでしょう!           沢山の水汲み。

ここからは撮影禁止。     
『外宮 入り口』 

かしこみかしこみ・・・  
         私は 「仏国の事件の人質が解放されますように!」 と祈りました。

外宮を囲む塀の柏木。     『柏木 が宮守衛の任に当たります』

柏木・・・カシワの木に葉守の神が鎮座するという伝説から、
          皇居守衛の任に当たる兵衛および衛門ということです。   なるほどね~。

塀を回ると・・・
見えてきます。       『外宮 正殿 全貌』

外宮の御祭神は 『豊受大御神』
お米をはじめ、衣食住の恵みをお与えくださる 『産業の守護神』 です。
     今から約1,500年前。
丹波国から、『天照大御神(内宮に鎮座しています)』のお食事をつかさどる、『御饌都神(みけつかみ)』 として、
                                           お迎え申し上げました。

     御垣内の御饌殿では、
       ご鎮座以来・・・1500年間。 毎日朝夕の2度。
天照大御神はじめ神々に神饌(食事)をたてまつるお祭り(準備)が一日も絶えることなく行われています。
                                           面々と続く信仰。  神と人間の交わりのすばらしさに感動です

       疑問一つ。
     『どうやって、毎日朝夕の2回、お食事を御前に運ぶのだろうか?  自動車は入れない。 
                うやうやしく・・・箱に入れて運ぶ???  バスでも30分ほどかかる距離です。
                                                  疑問は解かねばならない。 後ほどに。
          いや? 目に見える食事ではない?? 霊的世界?? 益々疑問が深まります!

『外宮』の、一時間ほどの、拝観を終えて・・・
           『内宮』 へ向かいます。 バスで30分ほど。 片道:420円。

旅は良い。
あせって生きていたのではなかろうか? 1500年続く 『美』 がある。
     ”何をくよくよするのか? 1500年の一時に過ぎない! 
重い『心の荷物』を降ろそう!”   
                                             ・・・・・・そう思えるのが旅ですね。

いよいよ・・・

『内宮』 への道。
まずは。       『五十鈴川』                      『五十鈴川の橋を渡って・・・』
 
水面。静かに・・。厳かに・・。   心が洗われます。

橋を渡れば・・・             『鳥居』                ここからは神域です。

乗り物乗り入れ禁止・・・『下乗』                          乳母車のベービーたちも下車です。
          鳥居の前で・・・人々は深くお辞儀            パパが抱っこです
   それぞれの年齢。 親を見て・・。 周りの人々を見て・・。 内面が育っていきます。


そして。
 五十鈴川で・・・       『身を清めます』                身を乗り出して手を洗いました。

『禁止』の立て札も無視で・・・    『投銭』             
                          "もう一度帰ってこれますように!"  人の思いは尊い。 
            

      年を重ねた私と相棒。
     「20年後の、次回の、『神宮式年遷宮の伊勢神宮』 を見ることはなかろう!
                 今回が、最後のチャンスでしょう!
」 
                       ・・・と。 今回の『青春18旅行』となりました。
             『光陰矢の如し』  
その日まで、自分らしく生きていきたいものです。


とうとう来ました。       『皇大神宮(正宮)』

垂仁天皇26年に鎮座されてから・・・2000年。                    写真はここまで。
            『天照大御神』 がお鎮まりになっています。

    『天照大御神』 
            皇室の御祖神であり、歴代天皇が厚くご崇敬になられています。
                                 
また。 私たちの総氏神でもあります。 そうです。
      約2,000年前の崇神天皇の御代に、皇居をお出になり、
                     
各地をめぐられたのち、五十鈴川のほとりにお鎮まりになりました。

      20年に一度、社殿をお建て替えする式年遷宮は、1300年続けられています。

『天照大御神』が鎮座する       『正宮』

     私・・・世界の平和 そして 日本の平和 を祈りましたよ

『第62回神宮式年遷御』で、新しく準備された  『正宮 他』
 

『正宮』 の真横の空き地   新殿に移られる前に 『正宮』の建っていた場所です。
               20年後に・・・再び、この地に『正宮』が建ちます。 行ったり来たり。 交代です。
               20年間・・・雨と太陽にさらされる場所。 その中の『小さな小屋』
                『小屋』は、20年後の、『天照大御神』 がお鎮座する建物が建つ場所になります。
                         間違えることのないように・・・『印』です。

『小さな小屋』の建つ 『将来の正宮の地』
            間に道がありました。       『現在の正宮を囲む塀』 

『正宮』でのお参りを済ませ・・・
先に進むと。
多くの人が、長い列を作り・・・お参りの順を待っています
                                『別宮 荒祭宮』
 

    『荒祭宮』
天照坐皇大御神荒御魂』(あまてらしますすめおおみかみの あらみたま)が 祀られています。
                    天照大神の『荒魂』 です。 神体は『鏡』。

     『荒魂(あらたま)』 とは。 神道における概念で 『神の霊魂が持つ2つの側面』 のこと。
             
荒魂』 は、神の荒々しい側面。 荒ぶる魂である。
   天変地異を引き起こし、病を流行らせ、人の心を荒廃させて争いへ駆り立てる神の働きです。
                               『神の祟り』 は 『荒魂の表れ』 である。  だそうです。

        天照御神にも、荒々しい魂が宿る?  ましてや 人間においては???
                「たたりが、世界中のどこでも、起こりませんように!」 祈ります  
                     天照御神様! お怒りになりませんように! お願い致します


帰路です。   まだまだ・・・   『お一人でお参りの人たち』

日本人の素朴な信仰心。   すばらしい!                     敬服です

       『日本人の心のふるさとへの旅』
              お蔭様で、新年をはじめるに当たり・・・清いスタートが切れます。
                   そんな気持ちがぴったりの旅となりました。

          日本人は無宗教だと言われたりしますよね。
              でも、今日の伊勢神宮の参拝者の多さには驚きました。
      日本
の文化・民俗には、古来、純粋で普遍的な信仰の命が見てとれる。 そんな思いでした。
          大和心の根底には 『信仰心』 がある。
                そんな気持ちにさせられた旅となりました。

最後は。
旅の楽しみの一つ。  『御当地グルメ』

地酒。   『神の穂』     『炙り松坂牛にぎり』
          『てこね寿司』      『伊勢うどん』
 
純米吟醸。 三重の酒米:『神の穂』 酒です。   手でこねるから『てこね』  &  たまり醤油に出汁の甘辛い『うどん』。
       酒1合800円。     『てこね寿司』・・・
                   昔、漁師が船上で釣ったばかりのカツオを醤油漬にし、酢飯と豪快に手でこねたこと起源。
                                                      おいしい。 幸せ!  
                             
伊勢海老 と 松坂牛ステーキ は次回の楽しみです

       満足! 満足! 今日も素敵な『青春18旅行』でした

帰路に着きます。
最初の電車です。  5時12分:伊勢市駅発。    『亀山行』

4回乗り換えて・・・夜9時39分。                     明石駅に戻ってきました。
       明石駅への往復。 『13時間50分の旅』 でした。  交通費:2300円也。
                楽しかった  感謝! 感謝!

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
旅は、忘れられない思い出が出来て、心を強くしますよね。  皆様はどんな旅をなさいますか? 楽しみましょうね!
 


初湯

2012-01-06 07:57:00 | 青春18切符旅行
昨日は、初夢。今年初めての夢をみて・・。
今日は、初湯。 今年の健康と美しさを夢みて・・。


朝7時57分:明石駅発 
 
青春18切符旅行。 今年の初青春18旅行の始まりです。

普通電車4つも乗り換えて・・11時29分:城崎温泉駅着

温泉と蟹の街。 『蟹のはさみ』がお迎えです。 「よおおいでなさった!」

城崎温泉と云えば 『鴻の鳥の伝説』。コウノトリもお迎えです。
     



私の青春18切符旅行・・

鈍行電車の旅の良さがある。 13年も続く。 

「よおやるわ!」 は私の周りの反応。 「急行に乗りゃいいのに。」てね。
その通り。青春真っ最中の若い頃には、日々忙しくて、使うことなんて頭にも浮かばなかった。
人生第二の青春を楽しむ、子育て終了頃から、時間の余裕が出来て、使い始めた。

今日も目的地到達まで3時間半の長旅。
長さが気になることはない。足りないくらい。しゃべる。しゃべる。しゃべり続けている。 あきない。



ちょうど始まった『出初式』 消防士さんも大歓迎。「よおおいでなさった!」 



ちょうどお昼・・


まずは・・城崎の『松葉ガニ』です。


地元の旅館当主のお勧め・・『鮨 をり鶴』 へ。

『かに甲羅みそ』 かに身とみそがたっぷり。2000円  『かににぎり』  ありがたく頂きました 2000円
  
生の味。思っていたよりあっさりです。大人の味。 美味しい 旅行できる健康。美味しいものを頂ける喜び。 感謝!感謝!


お腹が満足して・・

次は・・城崎温泉です。


はるか太古のむかしより、温泉の郷として親しまれている「城崎温泉」。
舒明天皇(在位629年?641年)の時代に、コウノトリが傷を癒した伝説がある。


たくさんある外湯の中から選んだ 『御所の湯』

京都御所を真まねたしつらえ。とか。
1時間半・・ゆったりとのんびり のほほんのほほん 

最後は


散策して・・



買い物です。  日本海の魚が並びます。



買ったのは・・[『ハタハタ』  初めての魚です。 7匹600円 

そして・・『かにみそ』や『ホタルイカ沖漬』



カニを食べて・・温泉に入って・・。満足。満足。
帰りましょ・・今日はここまで。 雪積もる城崎に



帰宅して・・ハタハタ焼いて  美味しい とても美味しい

初めてのハタハタを調べると・・『なれずし』 の材料になるって。

私は、『なれずし』が大好きです。
今年初めの『石川県・かぶら寿司』   『琵琶湖・鮒寿司』は昨年11月の初挑戦
  



今年も・・
温泉と美味しいもので・・ニコニコと・・元気でいきましょうね。



 

佐和山城と石田三成の悲劇

2011-09-07 07:03:00 | 青春18切符旅行

天下に名高い美女・信長の妹・お市の娘達。
 浅井三姉妹。 (NHK・HPより拝借)

浅井三姉妹
長女「茶々」:豊臣秀吉の妻となり、子どもに恵まれなかった秀吉の世継秀頼、を出産。
次女「初」: 京極高次の妻となりました。
3女「江」: 3回目の結婚で、徳川家康の子秀忠に嫁ぎ、3代将軍家光&後水尾天皇の妻となる和子、を出産。

皆様!
 NHK大河ドラマ「江~姫たちの戦国」をご覧になっていますか?
私!
 大河ドラマの大ファン 今回=「江~姫たちの戦国」=にも夢中です 


 てことで・・今日一日・・石田三成の足跡をたどって・・。
青春18切符旅行相棒と2人・・歩け歩け歩け・・9時間
 佐和山城跡と彦根城。 訪問と検証の旅でした。


皆様!
 私達2人の「歩いて9時間の訪問と検証」にお付き合い下さい。

  さあ~! 旅の始まりです!


[佐和山城]・・といえば・・[石田三成]
 [彦根城]・・といえば・・[浅井三姉妹]


[佐和山城]
秀吉の時代にも、天下統一のための重要な拠点、として位置付けられた。
重臣である石田三成が、秀吉に、城主に封ぜられました。

石田三成の支配によって、『佐和山城』は城下とともに、整備されました。
五層の天守を備え、松原内湖には松原まで百間橋を渡す。・・・等々。

『石田三成像』 佐和山城跡へのハイキング道入口に座る三成

永禄3年(1560年)451年前、長浜市石田町で生まれる。武士の子。父は三成の仕事を影で支えた。
天資聡明観音寺(出来すぎの寺名と思いませんか後の命名かな)で、秀吉への『真心』の献身。
有名な献身=ぬる目の茶→中位→熱めの茶の接待=が出世の糸口となり、秀吉公に認められて、長浜城で練成、次々に出世する。

26歳で、五奉行の筆頭に登る。
秀吉の日本国平定に際しては、東奔西走、抜群の功績を挙げ、『佐和山城23万石城主』となる。水口城主から移る。


『佐和山城・天守』のあった頂上  

今は、天守や櫓などの建物がまったく現存せず。 跡に碑が立つばかりでした

眼下に、彦根の町と琵琶湖が一望です。

佐和山城跡山頂から・・森の真ん中に彦根城(見えます?)・・先に琵琶湖・・そしてBlue sky.
 美しい景色

三成・・
毎日、『美しい景色』、を眺めていたのです。そのはずです。
「三成に過ぎたるもの二つあり。」とまで言われる『名城』となりました。

ちなみに・・「三成に過ぎたるもの二つ」
① 佐和山城
② 島 清興(しま きよおき)。安土桃山時代の武将。石田三成の家臣。通称:島 左近(しま さこん)で広く知られる、三成ブレイン。

秀吉亡後・・
三成は、天下を狙う徳川家康との対立を深める。

41歳 慶長5年(1600年) 411年前の秋

9月15日:
『関ヶ原合戦』 家康ら東軍との戦いが始まる。

大河の赴くところその帰結は自ら明らかであった=関が原の戦=に敢然と立つ三成
  
当初は、西軍優勢であり、石田隊は6,900人であったが・・・
しかし、西軍全体では戦意の低い部隊が多く、次第に不利となり・・・
最終的に、小早川秀秋や脇坂安治らの裏切りによって西軍は総崩れとなる。 惨敗。


  『3日間の戦い』世に遺した『合戦』にしては短い。
『大河の赴くところその帰結は自ら明らかであった。』ということであろう。

9月18日:
東軍の攻撃を受けて、三成の居城・『佐和山城』 落城。
三成の父・正継をはじめとする石田一族の多く、は討死した。

三成は・・
戦場から逃走 伊吹山に逃れた。
その後、伊吹山の東にある相川山を越えて、春日村に逃れた。
その後、春日村から新穂峠を迂回して、姉川に出て、曲谷を出て、七廻り峠から、草野谷に入った。
そして、小谷山の谷口から高時川の上流に出、古橋に逃れた。


  『3日間の逃亡』こちらも3日間。三成には、つらい3日間と3日間。 つらい。寂しい。


9月21日:家康の命令を受けて三成を捜索していた田中吉政の追捕隊、に捕縛される。

9月22日:大津城に護送されて城の門前で生き曝しにされ、その後、家康と会見。

9月27日:大坂に護送される。
9月28日:小西行長、安国寺恵瓊らと共に、大坂・堺を罪人として引き回された。
9月29日:京都に護送され、奥平信昌(京都所司代)の監視下に置かれた。
10月1日:家康の命により六条河原で斬首された。享年41。

三成の首・・
三条河原に晒された後、生前親交のあった春屋宗園・沢庵宗彭に引き取られ、京都大徳寺の三玄院に葬られた。

三成・辞世の句
『筑摩江や 芦間に灯す かがり火と ともに消えゆく 我が身なりけり』

三成の生涯
豊臣公より受けた恩義を忘れずに、『終始一貫』、秀吉公への『真心』の生涯を全うし、没。


 『終始一貫』 貫く生き方は大好き。そおありたい。結果のいかんよりも過程を大事にしたい。私も。
 
  来週の日曜日の大河ドラマは『関ヶ原合戦』
   三成の最期を見守りましょうね。


三成の生涯を考え、胸震わせながら・・『佐和山城跡』へ

『佐和山城跡』へのハイキングコース。急勾配。

『佐和観音像』 その隣の 『三成像』。ご挨拶して始まりです

『三成像』の横から  Let's start!  一気に急勾配になっていきます。


竹薮もあり・・頂上まで30分。この山道を三成一族は登ったり降りたりしたの 

相棒フーフー  私ニコニコ 鍛えた山女です



天下分け目『関が原合戦』終了。
その後・・
家康にその武功を認められた、[井伊直政]。 『佐和山城主』となる。



佐和山城跡から下山すれば・・11時半。 昼食です
彦根の昼食といえば・・迷わずの・・『近江牛』

『近江牛 ロースステーキ重』 3180円

『近江牛 せんなり亭 伽羅』  

焼き具合 グー   季節の一品『自家製オリーブ入りハム』 グー

 両者共に・・やわらかい。味良し。 美味


 次なる見学 & 検証
相棒は中学国語先生だった。歴史の先生になっていれば良かった。だって。知識豊か。頼もしい。


[彦根城]
石田氏滅亡の後・・
徳川四天王の一人である、井伊直政が、この地に封ぜられ、『佐和山城入城』
井伊直政は・・
三成が領地にて善政を敷き領民からも大変慕われていたため、その威光を払拭するべく、新たに、『彦根城築城』を計画。
しかし・・
直政は、築城に着手できないまま、慶長7年(1602年)に死去。41歳の若さです。偶然にも三成と同年の死です。
 

   若い死も、戦乱の世の壮絶な死も、つらい。悲惨。悲しい。


更にその後・・
井伊直政の死後、『佐和山城解体』 
戦国時代の数々の戦いの中心になった『名城・佐和山城』・・その歴史に幕を閉じました


  『初めがあり終わりがある』 有限な被造物の理です。


井伊直政嫡子・直継は・・
彦根城築城計画を引き継ぐ。 天下普請によって彦根城を完成させる。
慶長11年(1606年):完成した『彦根城天守』。直継が移る。 同時に『佐和山城』を廃城。
元和8年(1622年):『彦根城』全体の完成。


    『彦根城』は、あちこちの合体物です。


『彦根城天守閣』次女「初」が嫁いだ京極高次の、『大津城の天守』、を移築。変身

徳川家康は、大津城天守を『めでたき天守』として彦根城築城の際、天守として移築させたといわれています。

『彦根城天守』から、『佐和山城跡』小山が一面に見える。
 
左奥の高い山は『伊吹山』 三成が、敗戦後、徳川側に捕まるまいと、必死に、最初に逃げた山
 毎日・・井伊直継。 どんな気持ちで、二つの山を、眺めたのでしょう

    戦国の世はつらい。


『彦根城西の丸三重櫓』三姉妹の生まれた浅井家の『小谷城」を移築。変身

 白壁で直角にそびえる『三重櫓』 大変美しい。
『西の丸三重櫓』 彦根城の天守の西に位置し、琵琶湖岸からの要塞としての役割、を果たしていました。

太鼓門櫓石田三成の居城『佐和山城』を移築。変身



『彦根城』『近江1300の城』を移築。変身させました

江戸時代までに近江には、およそ1300にも上る城、が築かれた。
天守や櫓などの建造物。 現在も残っている城は、『彦根城』ただ一つです。
戦国時代には、攻め落とした城は、次の城を築くために、部材等が使われていきました。


  終わりのある人の人生。そして 終わりある城の命。
どんな形に変身してでも、残され記憶されていくのは、嬉しいものです。

 
『彦根城』は『近江1300の城の集大成』。敵も味方も『城』の形で一体になった。ということができるのではないでしょうか?検証結論


   彦根のポスト

 彦根城が乗っかっていました。さすが!


  2人の旅も終わりました。感謝!感謝!
実は・・彦根博物館と玄宮園も訪問。でもブログではパス。

 お疲れ様でした。ありがとうございました
  

 



 





青春18切符旅行・・何のために?

2011-01-07 07:03:00 | 青春18切符旅行

青春18切符旅行 雪の舞い散る金沢へ行ってきました


片道5時間22分の旅。 鈍行と快速のみ。物好きな旅です。普通の人では考えられない旅。てこと。
往復10時間44分電車の中。あきない。おしゃべりであっという間に着く感じです。


金沢と云えば・・「兼六公園」。 ”真弓坂”入り口

兼六園の周りを一周。 
雪の降る中・・なんとも情緒があります。 相棒と言葉もなくしんみりと・・。

私の金沢はなんてったって・・昨年10月 孫の姉弟と三人で探し当て喜んだ『走れ!』

   今日の『走れ!』 一面の雪の中  
「今年も頑張ります」と誓い新たに涙が出る思いで眺めました。 

車中のおしゃべり・・・
相棒「何のために走るの?」 「何のために聖書をそれだけ勉強するの?」 聞いてきます。
私 「何のために青春18旅行をするの?」 聞きなおしました。(ユダヤ式会話。質問に質問で答える

相棒「楽しいからよ。」
私 「私も同じよ。走るのも聖書の勉強も楽しいからよ。」 答えになったかしら? 真実です。



カトリック金沢教会 パイプオルガン イタリア産

オルガン練習の婦人。私達訪問中・・パイプオルガンを弾いておられた
     心に染み透ります。


相棒の今回の目的・・金沢教会訪問と金沢の工芸品見学
  私の目的・・・・・・『カニ』 と 『のど黒にぎり』。そして工芸品。

限られた時間なのに・・相棒は教会から動かない。
「あちこち行く予定をこなす時間がなくなるよ。」 私の言葉に・・聞く耳なしの相棒。 
”息子推薦の「宝生寿司」に行けないよ~”。 あせる私 


車中のおしゃべり・・・
相棒が「何のために青春18旅行をするの?」・・・もし私に聞けば
私の答「あなたをなぐさめるためよ。」 答えないでしょうが・・。答えです。

相棒は夫を亡くして7年。

夫を亡くしたばかりの相棒・・生きる気力を失い。体を悪くした。閉じこもりだした。
難病の夫の看病10年の相棒を見てきた私・・相棒を慰め元気を取り戻すために青春18旅行に誘った。

春・・夏・・冬・・6年間。 青春18切符旅行が続いた。

夫を亡くして7年目を迎えた今日の相棒。元気いっぱい
「夫との別れがすっかり出来たわ!」ですって。そんなものなのですね。驚きました。


いつまでも・・教会を離れない相棒。

”夫との永遠の別れをしているのかしら?” な~んて考えた私。
今日丸一日。相棒の好きなように過ごして頂くことに。覚悟決めた私



『キリスト降誕』  見事なステンドグラス

 ↑どちらも↓   金沢大学先生の作品だそうです。
『キリスト復活』

私:イタリア人司祭と話して相棒を待ちました。
 来日して50年の司祭。名古屋→あっちこっち→金沢教会30年。だそうです。感謝感謝


私:息子の「宝生寿司」あきらめました。娘家族と3回訪れた「割烹むら井」が近い。←訪問と決めました。


「海鮮丼」 少しカニが盛られました。「サービスです」ですって2000円

おいしい ので 「カニづくし」は諦めがつきました


初めてのカウンター席 輝くほどに研ぎ澄まされた包丁が並ぶ



せめてと・・もう一軒・・近所のすし屋

のど黒 なめら

白身のトロ:のど黒 幻の超希少ネタ:なめら

白魚   加賀らしく金箔がのって
 

石川県立美術館で、時空を超えて、加賀美術を楽しみました


大好きな『古九谷焼き物』

どなたか私にプレゼントしてくださらないかしら? ないよね。

私の絵の「色合い」として「画法」として・・しっかり目の奥にしまってきました。

  『何のために青春18旅行?』

今日の青春18切符旅行・・相棒の「夫とのお別れ旅行」でした? 相棒は心が吹っ切れたようでした。
   6年の年月が流れ・・第二の人生に力強く前進してくれますことでしょう。


   今回も素敵な青春18切符旅行となりました。







宝生寿司

2011-01-06 11:00:00 | 青春18切符旅行

冬の味覚となれば『カニ』 息子推薦の「宝生寿司」


今年も・・冬の「カニ」を食べずして・・春を迎えることは出来ない。


カニ鉢  おいしそう。



青春18切符相棒と電話 
「冬期18切符の期間が終わるよ。冬となれば・・日本海のグルメ旅行ね。」

お互いに忙しかった年末年始を終えて・・
「ほっ!だね」「ばあちゃんの青春といきますか」てことで意見の一致。
  「金沢!」 場所も即決


脂ののった「のど黒塩焼き」 冬の味覚です




青春18切符の手持ちが1枚しかない。 ”やばい!”

チケット屋に次々と電話。使用期間が残り少ないので・・なかなか見つからない。割高でもある。

どうにか一軒で一回分切符を見つける。
「取り置きはしません」てんで・・すっ飛ばしました
無事・・セーフ  一枚ゲット 2300円→2700円に跳ね上がっていました。


「青春18切符」は5回使用可。 ゲットした切符は4回分使ってある。
12月29日に神戸から名古屋に2人で向かって・・12月30日に名古屋から神戸に2人で帰った。1泊旅行の記録。
どんな旅をした人達なんだろう? 恋人同士? 友人同士? 夫婦? 何しに名古屋に行ったのかしら?
 「青春18切符」の一枚からも・・想像が膨らんで・・面白い


おまかせ寿司 「宝生寿司」のお品書きが続きます


バイ貝



白子の揚げだし



醤油アイス  醤油所の金沢ならでは



明日も大雪かしら? 金沢までの電車が動かないこともなかろう?

博物館と金沢カトリック教会と冬グルメの明日の旅行予定です。


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今日6日のランニング14km (1月走行距離合計28km)