マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

大晦日・・・『年越し蕎麦』 と 『感謝』

2020-12-31 10:00:00 | 休日(GW。夏休み。冬休み。休暇。)
12月31日。木曜日。晴れ。

大晦日です。
2020年最後の日になりました。

  年を越すために・・・        『年越し蕎麦』
 
                                      『京風にしんそば』が好きです

         細く長く伸びる『年越し蕎麦』は、
             寿命を延ばし、家運を伸ばしたい、
             という願いが込められています。

           私も、『年越し蕎麦』を食べて
            しっかりと、確実に、
     2020年を2021年に繋ぎました。 バトンタッチが完了しました。
               感謝!感謝!


 一年の終わりにあたり・・・

 一年間ありがとうございました。

    コロナ禍の中で、骨身を削ってお働きくださった医療従事者の皆様!
                   心よりの感謝を申し上げます。
    私のブログに御訪問くださいました皆様!
                   心より感謝申し上げます。
    コロナ発生以来、不安な日々を過ごしながらも、大晦日を迎えることができました。
                   神様に感謝申し上げます。
    一時的に行き来もままならなくなってしまった世界中の皆様!
                   来年こそはお会いしたいものです。
                    御訪問いたします。


       神様! 皆様! 
      良いお年を迎えてください。新年のお幸せをお祈り申し上げます。
          来年もよろしくお願い申し上げます!

800万の読者投票の『今年の人』・・・『エッセンシャルワーカー』 そして  『預言者アンナは、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。』

2020-12-30 10:00:00 | 日々のこと。 世界のこと。
12月30日。水曜日。晴れ。

今年の世界情勢
印象的な大きな動きがありました。
まずは、世界を震撼させたコロナウイルスでしたね。


    米タイム誌が選んだ・・・      『今年の人』
    
         米国のバイデン次期大統領とハリス次期副大統領

発表後の両者のインタビュー

  バイデン氏
  『必死の覚悟だった。
   トランプが勝っていたら、私たちは長きにわたって国としての本質を変えてしまうところだった。』
                                       と述べました。
   ハリス氏
  『経済危機に人種間の不公正、気候危機とやるべきことがたくさんある。』 抱負を語りました。 

同時に。

フェルセンタール編集長
        『選考理由』を説明しました。
     「米国の物語を変え、共感の力が分断の激しさよりも偉大であることを示し、
         悲嘆に暮れる世界で癒やしのビジョンを分かち合った。」 と。


毎年楽しみに発表を待つ『今年の人』です。
     
         その『今年の人』の『選考用法』
     良くも悪くも、1年で時勢に最も影響を与えた人やグループを、
           タイムの編集者が選びます。
        『読者投票』も1998年以降に導入されましたが
        編集者が選考する際の選考資料との位置づけだそうです。

      今年の『読者投票』は800万を超える読者投票があり
 1位:医療従事者や配達員、スーパーの従業員などの『エッセンシャルワーカー』(6,5%)
 2位:米国の医師、免疫学者。アメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長のファウチ氏(5%)
 3位:相次ぐ森林火災の対応に当たった消防士(4・3%)
 4位:黒人男性の死亡事件を機に世界中に広がった「ブラック・ライブズ・マター」運動の活動家(4%)
 5位バイデン氏(3・8%)


ちなみに。
昨年は、スウェーデンの環境活動家:『グレタ・トゥンベリさん(17)』
史上最年少で選ばれました。


          皆様にとって・・・
    今年2020年の一年間で、一番影響を与えたお人はどなたでしたか?
    明日の大晦日に、改めて、自分にとっての『今年の人』を考えながら
      一年間を振り返ってみるのもいいですね。


そして。

今日は12月30日。主の降誕第六日。

『今日の入祭唱』

   『沈黙の静けさが全てを包み、
        夜が速やかな歩みで半ばに達したとき、
  あなたの全能の言葉は天の王座から、この滅びの地に下った。』

       知恵の書 18章14-15節


『今日の福音 女預言者ハンナの預言』

   『そのとき、アシェル族のファヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。
   
           『預言者アンナ 』             レンブラント作品

     非常に年をとっていて、若いとき嫁いでから七年間夫と共に暮らしたが、
        夫に死に別れ、八十四歳になっていた。

          彼女は神殿を離れず、
     断食したり祈ったりして、夜も昼も神に仕えていたが、

 そのとき、近づいて来て神を賛美し、
  エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。

      親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、
       自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。
   幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。』
          ルカ福音書 2章36-40節


  アンナは預言者でした。
  預言者は、『神からの御言葉』を人々に伝える『使命』を持つ人です。
  アンナは、『神の御言葉』をよく聞くために、神殿を離れないで、神に祈っていました。

  イエスの両親は、
  『律法』にしたがって、幼児イエスを神に捧げるために、神殿に入ってきました。

  そんな時・・・
 
    アンナは、聖霊に導かれて、神殿に入ってきた幼子イエスに『救い主』を認め・・・
       エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話したのです。


私たちも、
日常生活で
祈りを欠かすことなく
『神の御旨』を悟りながら、
しっかりと自分の『使命』を果たしたいものです。


『今日の祈願』

   『全能の神よ、
       わたしたちの心を恵みで満たし、
   あなたのたまものにふさわしい者として下さい。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
寒い今年最後の二日間になりそうです。
くれぐれもご自愛下さり、無事に年をお越しください。 お元気で!

ひたすら祈る・・・『2020年最後の仕事』 そして 『兄弟を愛する人は、いつも光の中にいます。』

2020-12-29 05:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
12月29日。火曜日。曇り。

2020年も終わりです。


                   『祈り』
 
           今年2020年の最後の仕事

       30日はおせち料理作成日。 31日は大晦日。
    今日29日は、コロナ禍の中で迎えた2020年の最後の自由日です。
           何をしましょうか?


迷わず・・・

               祈ることにしました。
    
              『幼きサムエル』           ジョシュア・レイノルズ 作品

     『主よ、お話しください。僕は聞いています。』 と祈ったサムエルです。
            サムエル記上 3章10節

  もうお一人。

              『祈るイエス様』
 

         『父よ、御心なら、この杯をわたしから取りのけてください。      
        しかし、わたしの願いではなく、御心のままに行ってください。』


 最期の時を悟ったイエス様は、オリーブ山に登り、弟子たちと石を投げれば届くほどの所に離れ、
              ひざまずいてこう祈られたのです。
                 ルカ福音書 22書39-46節


  イエス様が、『弟子たちと石を投げれば届くほどの所に離れた』のにも意味があるのでしょうね。
         あえて、一人になる。
         意識して一人になる時間を確保し・・・
         祈りの時を持ち、パワーチャージする。
     それは、周囲の人と心地よい距離を保てるようになる効果があるのでしょう。
       静けさの中で心が安定して・・・お人とつながれるのでしょう。


私は、
カトリック教会の
『祈り』を唱えました。

   
      『新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り』

    『いつくしみ深い神よ、 新型コロナウイルスの感染拡大によって、
          今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。

           病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、 医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。

亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、 支援の手が差し伸べられますように。

     希望の源である神よ、
  わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、世界のすべての人と助け合って、
   この危機を乗り越えることができるようお導きください。』

            日本カトリック司教協議会より

コロナ禍のために
辛い事の多かった2020年。

辛いときこそ、
お人との結びつきを大切にしたいものです。
何気ない『言葉』を掛け合って
結びつきを確認し合って過ごしたいものです。
辛い事をのりこえた時は、
素晴しい『希望』が待っていることを信じて
祈り続けたいものです。


そして。

今日は12月29日。主の降誕第五日。

『今日の入祭唱』

   『神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。
  独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。』

        ヨハネ福音書 3章16節


『今日の第一朗読 使徒ヨハネの言葉』

  『愛する皆さん、
 わたしたちは、神の掟を守るなら、それによって、神を知っていることが分かります。

       「神を知っている」と言いながら、神の掟を守らない者は、
         偽り者で、その人の内には真理はありません。
    しかし、
     神の言葉を守るなら、まことにその人の内には神の愛が実現しています。
 
        これによって、わたしたちが神の内にいることが分かります。


    神の内にいつもいると言う人は、イエスが歩まれたように自らも歩まなければなりません。
 そのことは、
         イエスにとってもあなたがたにとっても真実です。
         闇が去って、既にまことの光が輝いているからです。

    「光の中にいる」と言いながら、兄弟を憎む者は、今もなお闇の中にいます。
         兄弟を愛する人は、いつも光の中におり、
            その人にはつまずきがありません。

しかし、
    兄弟を憎む者は闇の中におり、闇の中を歩み、自分がどこへ行くかを知りません。
        闇がこの人の目を見えなくしたからです。』
            ヨハネの手紙Ⅰ 2章3-11節


    私たちは、兄弟を愛するなら、『光』 のうちにとどまります。

       キリスト者は、自分が『正しい信仰』に、とどまっているのか? 否か?
 『正しい信仰』にとどまる者は、
     神からの恵みの『平和』に満たされ、『喜び』に満ちているはずです。
     お人を、実際に兄弟としてし、兄弟の交わりを保ち、許し合っているはずです。
                 信仰者としてのチェックが、時々必要ですね。


『今日の祈願』
 
  『全能の神よ、
    私たちが、いつも力強く信仰に生きる者となりますように。』

       

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
明日から寒波襲来、とても寒くなるようです。
くれぐれもご自愛下さり、無事に年をお越し下さい。 お元気で!

新年まであと4日・・・『幼子殉教者 祝日』・・・『ヨセフは幼子と母を連れてエジプトへ去った。』 そして 『ヘロデはベツレヘムにいた男の子を一人残らず殺させた。』

2020-12-28 05:30:00 | 休日(GW。夏休み。冬休み。休暇。)
12月28日。月曜日。曇りのち晴れ。

新年を迎えるまであと4日。
朝5時半。
暖かい朝。まだ暗い。

                    『鈴なりのレモン』
 
                                        ウォーキング途中のご近所さんの庭

          今年のウォーキングも今日で今年の最後かな?
        何をしていても、”今年の最後かな?” と思ってみる。
  一年の感謝を込めた台所の掃除を終えて、”今年の最後の御礼仕事ね!” と満足する。

         全てが来年も巡り来ることを知っていながら
      自分だけの、特別な時間を限定するのが、面白く思えた今日でした。

           一つ一つを確認しながら、満足して、
         今年に終止符を打ち 新しい年を迎える気持ちが、
           新年の神聖さを生み、良いものですね。 
                   感謝!感謝! 



そして。

今日は12月28日。主の降誕第四日。

           『幼子殉教者 祝日』
    

6世紀頃から。 教会は、主の降誕の季節に、聖なる幼子たちの殉教を祝ってきました。

ヘロデによって殺害されたこれらの幼子たちは、贖われた人の初穂である。

    イエスのために命を捧げた彼らは、言葉は話せなかったが、
       その死によって信仰を証ししたのである。
           『毎日の読書』より


『今日の入祭唱』

       『罪のない幼子たちはキリストのために死に渡された。
  汚れのない神の子羊に従った者たちは今、「主に栄光」と限りなく歌う。』



『今日の福音 聖家族のエジプトへの逃亡次第』

『占星術の学者たちが帰って行くと、 主の天使が夢でヨセフに現れて言った。

     「起きて、子供とその母親を連れて、エジプトに逃げ、
      わたしが告げるまで、そこにとどまっていなさい。
      ヘロデが、この子を探し出して殺そうとしている。」


ヨセフは起きて、
     夜のうちに幼子とその母を連れてエジプトへ去り、
 
        ヘロデが死ぬまでそこにいた。
それは、
    「わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した」 と、
    主が預言者を通して言われていたことが実現するためであった。

   さて、ヘロデは占星術の学者たちにだまされたと知って、大いに怒った。
   そして、 人を送り、 学者たちに確かめておいた時期に基づいて、
 ベツレヘムとその周辺一帯にいた二歳以下の男の子を、一人残らず殺させた。

   こうして、預言者エレミヤを通して言われていたことが実現した。
                       (エレミヤ書31章15節)
       「ラマで声が聞こえる。苦悩に満ちて嘆き、泣く声が。
         ラケルが息子たちのゆえに泣いている。
       彼女は慰めを拒む、息子たちはもういないからだ。」』

          マタイ福音書 2章13-18節


   『わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した』
     神が預言者を通して語った『言葉』が、旧約時代と新訳時代、2度実現します。

まずは。

旧約時代。  エジプト王・ファラオは、
         エジプトで奴隷生活をしていたイスラエルの民が、
           増えて、勢力を持つことを、大いに恐れて、
        イスラエルの1歳以下の男の子全員を殺す命令を出しました。

     その中で、モーセ一人だけが、不思議な神の守りによって、助かりました。

         そのモーセが、迫害を受けましたが、
       イスラエルの民をエジプトから救い出したのです。
  
   神様は、ご自分の力で奇跡的に助けたモーセを通して、
       イスラエルの民を呼び出し、イスラエルの民を救ったのです。


次に。

新訳時代。  ローマのユダヤ総督のピラトは、
     救い主のベツレヘムでの誕生を知らせてくれるはずの占星術の学者に
        だまされたことを知って、大いに怒り、
     ベツレヘムの2歳以下の男の子を全員殺す命令を出しました。
        

その中で、イエス様一人だけが、父親ヨセフへの天使のお告げによって、助かりました。

       そのイエスが、迫害(十字架上での死)を受けましたが、
          全人類を、その罪から救い出したのです。
  
  神様は、ご自分が遣わした天使によって奇跡的に助けたイエス様を通して、
      人類の全ての人を呼び出して、人類に救いをもたらしてくださったのです。


更に。

      神様は、旧約時代に、モーセを通して、
                  イスラエルの民をエジプトから呼び出されたように、
      神様は、新訳時代には、イエス様を通して、人類を罪から呼び出されたのです。
 
 それは・・・
      神様が『わたしは、エジプトからわたしの子を呼び出した』と言われたとおりに
      モーセとイエス様が、神様からエジプトから呼び出され、救われることでもあったのです。



『今日の祈願』

  『すべてを導かれる神よ、
    きょう記念する幼子殉教者は、死によって信仰の賛歌を捧げました。
私たちも言葉だけでなく、日々の行いの中に信仰をあらわすことができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様の今年残りの4日間が穏やかでありますように。 お元気で!  

家族年末恒例行事・・・『餅つき』 そして 『聖家族祝日』・・・『あなたから生まれる者が跡を継ぐ。』 そして 『幼子はたくましく育ち、知恵に満ちた。』

2020-12-27 15:00:00 | 休日(GW。夏休み。冬休み。休暇。)
12月27日。日曜日。曇り。

家族総出の暮れの恒例行事

                 『餅つき』
 
             30個づつ×家族5軒分=150個       昨年の餅作り

              毎年、帰省した子供家族と作る『餅』
             自宅にもどる子供達に、土産に持たせます。
    
   ところが・・・
              コロナ禍の今年の暮れ
          帰省自粛で、結婚以来初めての子供家族の帰省なし。
          私一人では、150個餅つきのパワーが湧いてきません。
        今年は新婚時代に戻って、私たち親の餅だけを作ることにしました。
           ちょっとさみしいけど今年はそれもありですね。


そして。

今日は12月27日。主の降誕第三日。

            『聖家族 祝日』
 
             『聖家族』                  ミケランジェロ作品


『今日の集会祈願』

 『恵み豊かな父よ、 あなたは、聖家族を模範として与えてくださいました。
      わたしたちが聖家族にならって、愛の絆に結ばれて、
    あなたの家の永遠の喜びにあずかることができますように。』



今日は『聖家族』のお祝いをしながら
家族の意味を学べたら幸いです。


        『今日の第一朗読   信仰の父アブラハムの家族』
 
              『アブラハムとサラと その子イサク』


   『その日、   主の言葉が幻の中でアブラムに臨んだ。

    「恐れるな、アブラムよ。 わたしはあなたの盾である。
      あなたの受ける報いは非常に大きいであろう。」


アブラムは尋ねた。
       「わが神、主よ。わたしに何をくださるというのですか。
   わたしには子供がありません。 家を継ぐのはダマスコのエリエゼルです。」
アブラムは言葉をついだ。
   「御覧のとおり、あなたはわたしに子孫を与えてくださいませんでしたから、
        家の僕が跡を継ぐことになっています。」

見よ、主の言葉があった。

    「その者があなたの跡を継ぐのではなく、
           あなたから生まれる者が跡を継ぐ。」


主は彼を外に連れ出して言われた。
    「天を仰いで、星を数えることができるなら、数えてみるがよい。」
そして言われた。   「あなたの子孫はこのようになる。」

   アブラムは主を信じた。主はそれを彼の義と認められた。
やがて、
主は、約束されたとおりサラを顧み、さきに語られたとおりサラのために行われたので、
   彼女は身ごもり、年老いたアブラハムとの間に男の子を産んだ。

      それは、神が約束されていた時期であった。
   アブラハムは、サラが産んだ自分の子をイサクと名付けた。』
        創世記 15章1-6節 & 21章1-3節


紀元前1850年頃。

 神様は、人類の歴史を通して、『救いの御計画』 を実現するが来たと考えました。
    そこで・・・
 神様ご自分からアブラハムを一方的に選び、 『神の民の太祖』となる『使命』を与えました。


  神様は、『神にできないことはなにもない』と信じるアブラハムやマリアの『信仰』を通して、
      『神の民の太祖・アブラハム』から『救い主・イエス』まで
       42代の『イエスキリストの系図』(マタイ1章)を実現させ、
           人間の歴史に介入しながら
        『人類の救い』 を完成させるのです。
         
続けて。

       『今日の福音   ヨセフとマリアとイエスの聖家族』 

     『モーセの律法に定められた彼らの清めの期間が過ぎたとき、
      両親はその子を主に献げるため、エルサレムに連れて行った。
 
  それは主の律法に、
   「初めて生まれる男子は皆、主のために聖別される」 と書いてあるからである。
  また、主の律法に言われているとおりに、
     山鳩一つがいか、家鳩の雛二羽をいけにえとして献げるためであった。


      親子は主の律法で定められたことをみな終えたので、
       自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰った。

 
       『光をかざすイエスと仕事場の父ヨセフ』

  幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。』
           ルカ福音書 2章22-40節 参照

 
イエス誕生の頃。

   ユダヤ人の皆様の世界では・・・

      赤ちゃんを産んだお母さんと赤ちゃんの父と赤ちゃんには、
      『主の律法』で定められた守るべき『式』がありました。

 『清めの式』
   神様のお陰で子どもを産んだお母さんは、神様との接触があったということで、
     普通の生活に戻る前に、『清めの式』を受ける必要があったようです。
 『初子の奉献』
     人間でも動物でも、初子はヤハウェのものとして聖別されなければなりませんでした。
     人間の初子は、生後一ヶ月で、銀5シュケルの代価で贖わなければなりませんでした。
                           民数記 18章15-16節
     貧しかったヨセフは、『一番貧しい人の供え物・山鳩一つがい』を『代価』として捧げました。

  その後、すぐに・・・

     『聖家族』の親子は、『主の律法』で定められたことをみな終えたので、
         自分たちの町であるガリラヤのナザレに帰ったのです。


            幼子イエス様は、両親の元で、
        一般の子どもと同じように、家庭生活を経験なさいます。
       たくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていたのです。

私はこんな風に考えました。
  
      この『聖家族』の姿にこそ、私たち人間の『模範』があるのです。
   家庭内の生活と日常生活の出来事の中でこそ、『神の御旨』が分かっていくのです。  
     家族と共に育った体力と知識で、『神の御旨』に、微力ながらも参与するのです。


私たちも、
神のいつくしみにより、子どもを授かります。
親の喜びのもととなる愛の贈りものです。
私たちは、聖家族にならって、
神様の愛と力に支えられながら、真心と責任を持って育てたいものです。
神様の豊かな恵みに助けられながら、
子どもに注ぐ愛が、神の愛のしるしとなりますように。  


『今日の祈願』

  『いつくしみ深い父よ、
 いつも聖家族の模範にならい、生活の労苦を乗り越えて、
   共に永遠の喜びに入ることができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
今年の年越しは、未曾有の年越しになりそうです。
遠く離れていても、心はつながっていましょうね。 お元気で!

新年まで残り5日 そして 『聖ステファノ殉教者 祝日』・・・『主イエスよ、わたしの霊をお受けください。』

2020-12-26 10:00:40 | 娘と娘家族
12月26日。土曜日。曇り。

今年も終わろうとしています。
新年まで残り5日です。
   
                『垣根の花』
 
                                           サザンカ。美しい。

 決められた時に花開き、何事にも始まりがあり終わりがあり、決められた終わりを迎える。

       娘夫婦が、第三回目の家建築を決心して、新たな始まりを迎える。
           新しい芽を吹き、新しい花を咲かせる時を迎える。
             新たな開始の姿は美しいものである。
               それは祈りによって始まる。


               『玄関の花』
 

           挿し芽をした花が、大きく咲き始めました。

         2020年の終わりは、 2021年の始まりでもある。
       別れと新たな開始のために、準備をしなければなりません。
        周到な準備は、 新たな開始への自信となるはずです。
            それは祈りによって始まる。


そして。

今日は12月26日。主の降誕第二日。

           『聖ステファノ殉教者 祝日』
 
                『聖ステファノ』      ジャコモ・カヴェドーネ作品

西暦5年。  ギリシャ語を話すユダヤ人として 誕生。  

        ステファノは最初の殉教者であり、
   その証しは教会の模範として、常に大切にされてきました。
  彼は、使徒たちを補佐するために選ばれた七人のうちの一人で、
        やがて福音宣教にも携わりました。

35/36年頃。30歳/31歳。
主・キリストの受難に倣い、自分を迫害する人々に最期まで愛を示して殉教した。
                  『毎日の読書』より  


『今日の入祭唱』

   『天の門は聖ステファノのために開かれ、
        殉教者の初穂に勝利の冠が与えられた。』 



『今日の第一朗読 聖ステファノの殉教の次第』

        『そのころ、ステファノは恵みと力に満ち、
      すばらしい不思議な業としるしを民衆の間で行っていた。

ところが、
キレネとアレクサンドリアの出身者で、いわゆる「解放された奴隷の会堂」に属する人々、
    またキリキア州とアジア州出身の人々などのある者たちが立ち上がり、
           ステファノと議論した。
 
      しかし、
        彼が知恵と〝霊〟とによって語るので、歯が立たなかった。
         人々は激しく怒り、ステファノに向かって歯ぎしりした。


         ステファノは聖霊に満たされ、天を見つめ、
        神の栄光と神の右に立っておられるイエスとを見て、
    「天が開いて、人の子が神の右に立っておられるのが見える」と言った。

  人々は大声で叫びながら耳を手でふさぎ、ステファノ目がけて一斉に襲いかかり、
 
        都の外に引きずり出して石を投げ始めた。

人々が石を投げつけている間、
ステファノは主に呼びかけて、
    「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」と言った。
それから、ひざまずいて、
    「主よ、この罪を彼らに負わせないでください」 と大声で叫んだ。
       ステファノはこう言って、眠りについた。』
         使徒言行録 6章8-10節 & 7章54-60節  


2年前の今日。2018年12月26日。
聖ステファノの祝日の正午の祈りの集いで
       教皇フランシスコ

             2019年11月26日来日の教皇様
聖ペトロ広場に集った人々と共に、正午の祈りを唱えられた。
祈りに先立つ『説教』で、
教会の最初の殉教者となった『聖ステファノの信仰の証し』を話されました。

         『クリスマスのすぐ翌日に聖ステファノを記念することは、
ベツレヘムでのイエスの降誕の喜びと、エルサレムで石打ちされたステファノの殉教の悲劇との対比
             によって、違和感を生むかもしれない。

       しかし、実際には、幼子イエスは人となられた神の御子であり、
           十字架上の死を通して人類を救う方である。
馬小屋の中の布にくるまれた幼子は、十字架から降ろされた後、再び埋葬のために布に包まれることになるのです。
                                        
  聖ステファノは、神なる師イエスに殉教をもって最初に従った人です。

     イエスとステファノの死に共通するのは、
 自らの命を神にゆだねたこと、 迫害者たちを赦しながら死んだこと、2点です。


    ステファノは、人々から石を投げつけられている間、
「主イエスよ、わたしの霊をお受けください」 使徒言行録7章59節 と言った。
  それは。
    イエスが、十字架上で
 「父よ、わたしの霊を御手にゆだねます」 ルカ福音書23,章46節 と叫んだことと同じでした。


       イエスの態度に忠実に倣ったステファノの姿は、
私たち一人ひとりに、神の手から用意された命を信仰をもって受け取るように、招いているのです。
       神への信頼は、
    困難な時も、信仰の成長の機会、兄弟たちとの新しい関係構築のチャンスとして、
          それを受け入れ、生きることを助けてくれるのです。



    赦しは心を押し広げ、分かち合いを生み、穏やかさと平和をもたらすのです。
最初の殉教者ステファノは、家庭や、学校、職場、小教区、様々な共同体内の人間関係において、
         とるべき道をわたしたちに示してくれたのです。』



『今日の祈願』

  『いつくしみ深い神よ、 豊かな恵みを感謝して祈ります。
 降誕節の喜びのうちに、聖ステファノの殉教を祝うわたしたちが、
    救いの恵みを味わうことができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
新年まで残り5日。ひたすらコロナ終息を祈ります。 お元気で!

『クリスマス菓子シュトーレン』・・・『主の御降誕・日中』・・・『初めに言があった。言は神であった。』 そして 『言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。』

2020-12-25 09:30:00 | 待降節。クリスマス。降誕節。四旬節。聖週間。復活節。
12月25日。金曜日。晴れ。

         
           クリスマスおめでとうございます!

クリスマスといえば・・・

                        『シュトーレン』
 
                       『ドイツの伝統菓子』

待降節以来、クリスマスの今日まで、『1センチ厚さ』 に切って、楽しんできました。←ドイツの伝統風習です。
           娘夫婦からの『牛肉』 とで、
            『クリスマスディナー』 です。
               感謝!感謝!


そして。

今日は12月25日。『主の降誕祭日』

コロナ感染対策のために
教会でのミサはなし。

  朝9時半。
                『主の降誕 日中のミサ』
 
                                          静寂に包まれた聖堂です      
   
          十勝カルメル会修道院 ネット配信ミサの始まりです。



『今日の入祭唱』

      ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
  
     ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。
          権威が彼の肩にある。
      その名は永遠のみことば・言と呼ばれる。』

         イザヤ書 9章5節参照


『今日の福音 使徒ヨハネによる福音』

     『初めにがあった。 と共にあった。 であった。
   
           子なるキリスト・。 聖霊。 父なる神。
                 『三位一体』   イメージです。ネット上で発見。

        この言は、初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに 成ったものは何一つなかった。
      言の内にがあった。命は人間を照らす光であった。
     光は暗闇の中で輝いている。 暗闇は光を理解しなかった。


神から遣わされた一人の人がいた。
          その名は(洗礼者)ヨハネである。
       
           『洗礼者ヨハネ』   サンドロ・ボッティチェッリ作品

彼は証しをするために来た。
 光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。

彼は光ではなく、 光について証しをするために来た。
   その光は、 まことの光で、 世に来てすべての人を照らすのである。


          言は世にあった。
     世は言によって成ったが、世は言を認めなかった。
   言は、自分の民のところへ来たが、民は受け入れなかった。
しかし、
   言は、自分を受け入れた人、その名を信じる人々には、
       神の子となる資格を与えた。
 この人々は、血によってではなく、肉の欲によってではなく、人の欲によってでもなく、
       神によって生まれたのである。

    言は肉となって、わたしたちの間に宿られた。
 
         『言・神の御言葉・神の独り子なるイエス の誕生』

          わたしたちはその栄光を見た。
   それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。


ヨハネは、この方について証しをし、声を張り上げて言った。
     「『わたしの後から来られる方は、わたしより優れている。
         わたしよりも先におられたからである』
       とわたしが言ったのは、この方のことである。」
 
     わたしたちは皆、この方の満ちあふれる豊かさの中から、
         恵みの上に、更に恵みを受けた。


         律法は、モーセを通して与えられたが、
     恵みと真理は、イエス・キリストを通して現れたからである。

 
        いまだかつて、神を見た者はいない。
父のふところにいる独り子である神、 この方が神を示されたのである。』

          ヨハネ福音書 1章1-18節


今日の司式司祭の説教。一部です。


     『皆様 主の御降誕おめでとうございます。

昨日は・・・

  私たちは、暗闇の中にいて・・・『光に照らされた』 ということを理解しました。
   そして、
   それを理解するために、 『イエス様の誕生の物語』 を聞きました。

今日は・・・

  『主の降誕の真理』 について、考えてみましょう。理解いたしましょう。
   それを理解するために、
    使徒ヨハネは、『福音書』の中で、神学的に教えてくださいます。
     『私たちの内に生まれたこの 『救い主』は『言』 です。』 と。


どうやって『主の降誕の真理』を理解しましょうか?
思い出してください。 神の『天地創造』を・・・。

         『言』は、『創造のもと』 なのです。
      神様は、創造を始めたときに、『言』を使いました。
   たとえば、『光あれ。』と言われると、『光があった。』 のです。創世記1章3節
     『言』は、 神様の『道具』ということだけではなく、 『神』そのものなのです。


     神様は、 『言』で、 私たちの『世』を造ったのです。
          それだけではなく・・・
     神様は、 『言』で、 私たちを『救って』下さったのです。



      昨夜・・・私たちは、みどりごの 『栄光』 を見たのです。
   どうやって、人間は、 『神様の栄光』 を見ることができるでしょうか?


       『神の栄光』は、『救われた者(の姿)』 なのです。
      私たちは神様によって 『救われる者』 だということは、
       神様は、 『言』によって、 私たちを救って下さるのです。

 
  たとえば、『福音書』の中で、
      中風の人が、 イエス様の『言葉』を聞いて、
      救われたのです。 罪を赦されたのです。マルコ福音書1章1~12節
    それは、紛れもない 『奇蹟』 でした。 『栄光』 なのです。
イエス様は、その『奇蹟』をお人に見せるために、「立ち上がって帰りなさい。」 と言いました。

   私たちは、中風の方の『癒やしの姿』によって、 『救い』 を見ました。
     その『救いの姿』こそが、『神の栄光』を見るということになるのです。
      最終的には、
         イエス様は、完全にこの『栄光』を見せたのは、
   ご自分を通して、私たちを『復活の命』にあずからして下さることでした。


『御降誕』の今日

   私たちは、 救われるために、 『神様の言葉』を聞くようにと招かれているのです。
      『言は肉となって私たちの間に宿られた』
          ということを深く理解したら・・・
   実は、『イエスの御言葉』を聞くということは、『救い主を迎える』ことであると分かるのです。


      私たちは、今日、『主の御降誕』を記念する 『目的』として、
     『今日生まれた赤ちゃん・』を、心に、 迎え入れましょう。
      『イエス様・』を胸に抱いて、成長させましょう。
         そして、
       私たちは、『救われた者』として、 生活をしましょう。


      『インターネットミサの終わり 司式神父様のお言葉』
 

       「今日も、インターネットを通して共に祈るすべての皆様と共に、
              主の恵みを願いましょう。」


皆様! 今日は、祈りと労働を行いながら、自分の一生を神に捧げておられるシスターたちのカルメル会での
ネット配信ミサにご一緒していただき、ありがとうございました。
『お生まれになった男の子』について理解を深めることができ、主の大きなお恵みでしたね。
                          感謝!感謝!


『今日の祈願』

   『恵み豊かな神よ、 主の降誕を祝い、 心から祈ります。
 わたしたちにゆるしと平和が与えられ、あなたに完全な礼拝が捧げられますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
キリストの御降誕おめでとうございました。
待降節から始まった『カトリックの典礼暦』も、いよいよ本格的『年間』に入ります。
皆様の『新年』が恵み豊かな年となりますようにお祈り申し上げます。 お元気で!      

『主の御降誕・夜半』・・・『今日、わたしは、わたしの子を生んだ。』・・・『あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。』

2020-12-25 00:00:00 | 待降節。クリスマス。降誕節。四旬節。聖週間。復活節。
12月24日。25日。夜半。時々雨。

今日はクリスマスイブ。
『主の御降誕・夜半』です。
私の教会はとても大きな教会のため
クリスマスミサはコロナ感染防止のために中止です。


皆様!
今宵は
  『クリスマス典礼』
をご一緒にお願い申し上げます。

     
           主の御降誕おめでとうございます。


『入祭唱』

『主は告げられた。

    「お前はわたしの子、 今日、 わたしはお前を生んだ。」

                                       詩編 2章7節

     祈り:
          『聖なる父よ、あなたはこの神聖なる夜を、
        まことの光キリストによって照らしてくださいました。
   闇に輝く光を見たわたしたちが、その喜びを永遠に歌うことができますように。』


『イザヤの預言』

          『闇の中を歩む民は、  大いなる光を見、
 
          死の陰の地に住む者の上に、光が輝いた。

     あなたは深い喜びと大きな楽しみをお与えになり、人々は御前に喜び祝った。
         刈り入れの時を祝うように、戦利品を分け合って楽しむように。
   彼らの負う軛、肩を打つ杖、虐げる者の鞭を、あなたはミディアンの日のように折ってくださった。

         ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれた。
     
           ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。

               権威が彼の肩にある。
  その名は、「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君」と唱えられる。
     ダビデの王座とその王国に権威は増し、平和は絶えることがない。

   王国は正義と恵みの業によって、今もそしてとこしえに、立てられ支えられる。
        万軍の主の熱意がこれを成し遂げる。』
              イザヤ書 9章1-3&5-6節


      祈り。

       『恵みあふれる聖マリア、 主はあなたとともにおられます。
     主はあなたを選び、祝福し、 あなたの子イエスも祝福されました。』




『答唱』

           『新しい歌を神にうたえ。

          世界よ、神に向かって喜び歌え。
     神の名をたたえて歌い、 日ごとに救いを告げ知らせよ。』
             詩編 96章1+2節


『使徒パウロの言葉』

       『愛する者よ、
  すべての人々に救いをもたらす『神の恵み』が現れました。
  
    その『恵み』は、 わたしたちが不信心と現世的な欲望を捨てて、
     この世で、思慮深く、正しく、信心深く生活するように教え、
      また、祝福に満ちた希望、すなわち偉大なる神であり、
わたしたちの救い主であるイエス・キリストの栄光の現れを待ち望むように教えています。

    キリストがわたしたちのために御自身を献げられたのは、

          わたしたちをあらゆる不法から贖い出し、
    良い行いに熱心な民を御自分のものとして清めるためだったのです。』
             テトスへの手紙 2章11-14節  


『福音 イエスの誕生』

『そのころ、皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録をせよとの勅令が出た。
これは、キリニゥスがシリア州の総督であったときに行われた最初の住民登録である。
      人々は皆、登録するためにおのおの自分の町へ旅立った。
 

      ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、
  ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
    身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。


ところが、
 
    彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、
       初めての子を産み、 布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。

        宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。

 その地方で、

    羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。
 
   すると、主の天使が近づき、
       主の栄光が周りを照らしたので、 彼らは非常に恐れた。

 天使は言った。
     「恐れるな。 わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
   今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。
       この方こそ主メシアである。
 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。
         これがあなたがたへのしるしである。」

  すると、
      突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
  
「いと高きところには栄光、神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」
              ルカ福音書 2章1-14節


         いよいよ。 イエス様の誕生です。
    天使は、『イエスの誕生の神秘』 を、
          世の中の、富める人や賢い人たちにではなく、
             貧しき人たちの羊飼いたちに、啓示なさるのです。
 『万民の光』であるイエス様は、
     馬たちの食べ物をいれる『飼い葉桶』の中でお生まれになるのです。
『万民の味方』であるイエス様は、
    万民と心を共にするために、世の中の『一番低い所』で生活なさるのです。


      祈り:

        『言(みことば)は人となって、私たちの間に現われた。
           わたしたちはその栄光を見た。
それは父の独り子としての栄光であって、恵みと真理とに満ちていた。』

                  ヨハネ福音書 1章14節            

  
『御降誕の祭日の祈り』

   『全能の神よ、
 あなたから遣わされた御子を受け入れて神の子とされたわたしたちは、
    心を込めてこのよき日を祝い、感謝を込めて祈ります。

救い主の誕生によって新しい時代が始まり、 すべての人が新しい光に照らされますように。
    苦しむ人、 悲しむ人、 重荷を負って悩む人に、
    御子キリストのよって慰めが与えられますように。
   地上に平和が訪れ、 希望が満ちわたりますように。』

       カトリック祈祷書 『祈りの友』より


皆様!
       まことに、主の御降誕おめでとうございます。
   主の平和と喜びが皆様に豊かに届きますように お祈り申し上げます。

ひたすら祈る・・・『朝ウォーキング』 そして 『ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれる。』・・・『わたしは戸口に立って、たたいている。』

2020-12-23 06:30:05 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
12月23日。水曜日。晴れ。

朝6時半。
ウォーキングの途中。

        『東の空一面に明けの明星ただ一つ』 
 
                 『夜明け前』     
 雲一つない青い空
           あまりの神々しさに、 思わず、 頭を垂れました。
            思いがけず涙があふれ、 ひたすら祈りました。

 コロナ禍のもとで身を削りながら働いてくださっている医療関係者の皆様の健康をお守りください。
       世界中のコロナに苦しむ病人さんたちを癒してください。
      コロナ終息の時を迎え、世界中の人々の笑顔を見させて下さい。
      世界中の人々の祈りを、コロナ終息のための力としてください。


そして。

今日は12月23日。御降誕二日前。

『今日の入祭唱』

       『ひとりのみどりごがわたしたちのために生まれる。
  
     その名は、「驚くべき指導者、力ある神、永遠の父、平和の君」と唱えられる。
         国々の民は皆、彼によって祝福を受ける。』

             イザヤ書 9章5節 詩編 72章17節


『今日の拝領唱 ヨハネの黙示録』

  『主は仰せになる。
      「見よ、わたしは戸口に立って、たたいている。
 
   
    だれかわたしの声を聞いて戸を開ける者がいれば、
     わたしは中に入ってその者と共に食事をし、
     彼もまた、わたしと共に食事をするであろう。』
         ヨハネの黙示録 3章20節


私はこんな風に考えました。

   今日は23日。 
   いよいよ・・・
   明日の真夜中、神の独り子、イエスキリスト様がお生まれになります。

イエス様は、 私たち一人ひとりの心の戸をたたくために、お生まれになるのです。
   しかも、戸を開く人がいれば、
 イエス様は、 ”その方の家に入り、『食事』を共にする!” とおっしゃるのです。


イエス様は、私たち一人一人と個人的に、『食事』をするために、おいでになるのです。
    『食事』は、栄養が体を作ります。 食事がなければ人は死にます。
  その大切な『食事』を共にしながら、一人一人と個人的に関わってくださるのです。
       一人一人をそのままで愛してくださるのです。


      私たちと神様との関わりは、
私たちから求めるものではなく、キリスト様が我々のもとに来て戸を叩いてくださるのです。
 更に、
私たちには、『扉を開いてキリストをお迎えする』という『自由」が与えられているのです。
 私たちに問われることは、ただ心の扉を開いてキリストをお迎えすることだけなのです。
   
 
 言い換えれば、
 こういうことでしょう。

     『わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、
    わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。
        ここに愛があります。』
 ヨハネの手紙Ⅰ4章10節


   イエス・キリストは、私たち一人一人を愛するために、お生まれになります。
イエス・キリストは、私たち一人一人に出会って、一人一人の人生に入るために、戸をたたき続けるのです。


   明日の夜中・クリスマスに、イエス様が戸をたたいて下さる音を、聞いてみませんか?
      そして、戸を開けて、イエス様を迎え入れてみませんか?
        そうすれば、
        イエス様は『ご自分の体』を与えてくださりながら
          私たちを『救い』へと導いてくださいます。


『今日の祈願』

  『いのちの源である神よ、 わたしたちをあなたの平和で満たしてください。
    燃える灯を持って、御子イエスを迎えることができますように。』



皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
明日は、自粛生活の静かな中で迎える 『Silent night、静けき真夜中、クリスマス』です。
素晴しい『Holy night、きよしこの夜』となりますように。 お元気で!

朝の小山登山 そして 『わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。』・・・『マリアの賛歌』・・・『力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。』

2020-12-22 06:30:00 | スポーツ・ランニング・自転車・水泳・ゴルフ・散歩・・・
12月22日。火曜日。快晴。

朝6時半。零度。

最近の朝の散歩は・・・
  
                 『山の散策』
     
              近所に見つけた小山。

     山道の上り下りは、平衡感覚を必要とし、筋肉量Upが計られます♡♡

登る途中に・・・

                『美しい樹木』
 

         その見事な姿に、冷えた体が慰められます。 心も癒されます。

    


頂上は・・・

            『美しい小径』
      

       静寂の中。 どこまでも、いつまでも、歩いていたいような・・・。


        1時間ほど歩いて体もすっかリ暖まり、方向転換です。
   コロナ禍が終わって、いつになったら本格的登山ができるのでしょうか? 我慢の時です。
       今日も、小山登山で満足して帰宅しました。 感謝!感謝!


そして。

今日は12月22日。御降誕三日前。

『今日の入祭唱』

   『城門よ、頭を上げよ。 とこしえの門よ、身を起こせ。
        栄光に輝く王が来られる。』

          詩編 24章7節


『今日の福音 マリアの賛歌』

        『そのとき、マリアは言った。

 「わたしの魂は主をあがめ、 わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
    身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。

     今から後、 いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、
       力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。


 その御名は尊く、 その憐れみは代々に限りなく、 主を畏れる者に及びます。

          主はその腕で力を振るい、 
   思い上がる者を打ち散らし、 権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、 飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。

   その僕イスラエルを受け入れて、 憐れみをお忘れになりません、
わたしたちの先祖におっしゃったとおり、 アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」』

          ルカ福音書 1章46-56節


紀元元年?・・・

      天使ガブリエルが、神様から、マリアの所に遣わされて、
         『イエス様の誕生』:『受胎告知』 をなさいました。
 
              『受胎告知』            レオナルド・ダ・ヴィンチ作品 

    その時に・・・
 天使ガブリエルは、
  『あなたの親類のエリザベトも、不妊の女と言われており、年をとっているが、
   男の子(洗者ヨハネ)を身ごもっている。 もう六ヶ月になっている。
       神にできないことは何一つない。』
   と言いました。

    それを聞いたマリアは、天使に、
   『私は主のはしためです。お言葉のとおり、この身に成りますように。』
     と答えた後・・・
        急いで、エリザベトの家を訪問したのです。
          天使ガブリエルの『言葉』を伝えたことでしょう。
   

   すると、
   エリザベトは言います。
『あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子(洗者ヨハネ)は喜んでおどりました。
     主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。』


      そこで、マリア様は、『マリアの賛歌』 を歌ったのです。
        マリアとエリザベト そして ヨセフとザカリア。
        四人は、信仰の喜びを分かち合ったことでしょう。

   その後・・・
 マリアは、三か月ほどエリサベトのところに滞在してから、自分の家に帰ったのです。
            以上。 ルカ福音書 1章26-56節 参照
      

        エリザベトから・・・『幸いな方』 と言われたマリアです。
        マリアが、天使の伝える『神の言葉』を信じたからです。


  マリアは、エリザベトの言葉への『御礼』として、
      そして  神への『賛美』として、
   『信仰の神髄』: 『マリアの賛歌』 を歌ったのでしょう。
    それは、
身分の低い私のような者に目をかけて下さり、『子どもの母』となることに、神様に感謝いたします。
神は、神の御前に貧しい人(自分の小ささを認める人)に、『希望』を与えて下さる御方です。
神は、権力者の味方ではなく、貧しい人の味方になって下さる御方です。
神は、身分の低い者をく上げ、 飢えた人を良い物でたしてくださる御方です。
神は、理解できない不条理の中で絶望にある者に、必ず、『平和』を約束される御方です。
神は、神の僕イスラエルを受け入れて、イスラエルの歴史において、祖先に約束なさったように、
              とこしえに、イスラエルへの『憐れみ』をお忘れにならない御方です。
                             それは、神様への信頼と信仰に満ちた『賛歌』でした。


             神様は、『マリアの賛美』 の通りに、
       『身分の低い、主のはしため』であるマリア様の協力を願いながら   
       マリアの子・イエスにおいて、『神の救い』 を完成なさったのです。
        マリア様を、『教会の母』となさり、 『宣教の母』となさったのです。


私たちも、
思い上がることなく、謙虚で、
力のなさ、自分の小ささ、を認めながら、
『神の救い』の業に
微力ながら、協力できるといいですね。       


『今日のアレルヤ唱』


 アレルヤ、アレルヤ。
   『諸国民の待望の王、 神と人とを一つに合わせるいしずえの石、
      あなたが土から造られた人を救いに来てください。』
 アレルヤ、アレルヤ。


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
コロナ禍で自粛生活の毎日・・・
定番コースでも、日々新しいコースでも、少しだけでも散歩ができるといいですね。 お元気で!