1月31日。年間第三木曜日。
『聖ヨハネ・ボスコ司祭 記念日』
1815年。 イタリア・トリノ教区のカステルヌオーボ郊外、ベッキ村で生まれる。
辛苦に満ちた少年期を送る。
1841年。26歳。司祭に叙階。
19世紀後半のイタリア統一運動と産業革命の中で青少年たちが放置される現実に直面し、
もっとも貧しい青少年たちのために生涯を捧げることを決意。
1859年。44歳。サレジオ会を設立。
青少年の教育に全力を注ぎ、若者に職業やキリスト教的生活を習得させる修道会。
学校事業、社会事業を通じて多くの人々を導いた。また、多くの護教的な著作をも著した。
1888年1月31日。73歳.。 死去。葬儀には10万人が参列した。
現在、サレジオ会の本部はローマにあり、
ヨハネ・ボスコの理想を引き継いで世界中で青少年教育活動を行っている。
『毎日の読書』より。
『Faccio io! 私がやります!』
『ドン・ボスコのことば100』より。
ドン・ボスコとそのサレジオ家族の精神をよく表している『言葉』です。
特に他の人が面倒と思うような場面でも、積極的に、自発的に、
『私がやります!』という気持ちです。
それは、「自分が、私が」というエゴの裏返しではなく、
「私をささげます」という積極的な意味での自己犠牲の精神です。
ドン・ボスコはこの精神を生涯貫き、
彼が育てたサレジオ家族たちにもその精神が受け継がれていったのです。
『今日の集会祈願』
『いつくしみ深い神よ、
あなたは聖ヨハネ、ボスコを選び、青少年の父、また教育者としてくださいました。
わたしたちも同じ愛に燃えてあなたに仕え、兄弟の救いのために尽くすことができますように。』
”とてもとても、真似できる愛ではないな!” なんて思う私です。
そんな私を励ます『言葉』も見つけました。
『聖人になるために大切な3つのこと、それは、喜び、勉強、祈り。』
『ドン・ボスコのことば100』より。
ドン・ボスコは青年たちに「聖人になることは難しいことではないんだよ」と教えていました。
特別なことをする必要はない、自分の今の務めを、心をこめて果たしていくことが大切なのだ、と。
その中で3つのキーワードが示されます。
『喜び』 『勉強』 『祈り』。
神の前に潔白な良心を持っている時に生まれる本当の『喜び』。
若者にとっての主要な務めである『勉強』。
すべてにおいて『祈り』をもって、すなわち、神のためにささげていく気持ち、神に感謝し、神を賛美する心。
これがあれば、だれもが聖人になれるのです。
”なるほどね! 3つのキーワード『喜び』『勉強』『祈り』なのね!” なんて思う私です。
そして。
『今日の福音 イエスの御言葉』
『そのとき、イエスは人々に言われた。
「ともし火を持って来るのは、升の下や寝台の下に置くためだろうか。
燭台の上に置くためではないか。
『我が家の燭台のともし火』 イスラエルの土産
隠れているもので、あらわにならないものはなく、
秘められたもので、公にならないものはない。」』
マルコ福音書 4章21-25節
『私は一人の貧しい神父にすぎない。
でもこれから先、たとえ一切れのパンしか持っていない時でも、それを君と半分にするよ。』
『ドン・ボスコのことば100』より。
ドン・ボスコが若者と分かち合いたいものは、一切れのパンではありません。
それよりももっと大きくて、大切なものです。
それは、人生、命、キリストを愛する心、すべて。
ドン・ボスコの熱意に触れた若者は、自分自身を解放し、彼もまたドン・ボスコとすべてをわかち合っていきます。
何も持っていない貧しい神父は、このようにして若者の心という、これ以上ない宝物を手にしました。
ドン・ボスコの思いを継いだ人々は、
今日も世界のいたるところで、若者とすべてを分かち合うために出かけていきます。
”なるほどね!”
ドン・ボスコこそ、自分の中に秘めている『ともし火』を光り輝かせて、分かち合い、周りを明るくした方なのですね。
今日は、『ドン・ボスコの生き方』から、
『自ら光り輝く方法』を学ばせていただきました。感謝!感謝!
『今日のアレルヤ唱』
アレルヤ、アレルヤ。
『あなたは命のことばを保ち、ともしびのように世界を照らしなさい。』アレルヤ、アレルヤ。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
私たちも、『喜び』『勉強』『祈り』を保って、聖人になちゃいましょう!
孫たちは、ドンボスコの学校で学んでいます。では、聖人になれちゃうでしょうかね!! お元気で!