マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

祈願・世界平和・・・『戦争と平和』・・・『苦難のときも人生を愛せ。”人生を愛す”とは神を愛することである。』 そして 『だから、こう祈りなさい。』

2022-03-08 15:00:00 | 絵画。写真。
3月8日。火曜日。晴れ。

ロシアとウクライナと世界中で
『平和条約』、『世界平和』
  を模索中の今。

この時期にNHKが配信した映画
 『戦争と平和』
いろいろ考えながら・・・
 今日、観ました。


   その一面・・・   『戦争』
 
  
   原作者のトルストイは
     どのような気持ちで、
       小説『戦争と平和』を書いたのだろうか?


   ナポレオン戦争の時代を通して・・・
   トルストイは、
   多数の登場人物の『苦悩と愛』を描きました。
   私は、
   それは『戦争と平和』 言い換えれば 『両極端の二つの世界』
      が描かれていると思いながら鑑賞しました。


   『映画』の最後のシーンで、
   『戦争と平和』の作者・トルストイの『言葉』が述べられます。


          『苦難のときも人生を愛せ。
           人生がすべてだから。
        ”人生を愛す”とは神を愛することである。』

 
     捕虜となったピエールは、
     同様に捕虜となった信心深い農夫プラトンから、
     『全ては神の思し召しだ』と聞かされました。


   やがて・・・
   ※ナポレオンは、ロシアを制したにもかかわらず、
     ロシアの厳しい冬に耐え兼ね、又、
     ロシア側が動きを見せないことに苛立ち、
        モスクワからの『撤退』を決意します。
   
  『撤退』の途中で・・・
   ※捕虜を連れてフランスに戻ろうとするフランス兵たちは、
     極寒と食糧不足に襲われ、次々と命を落としていきます。
   一方、
   ※フランス軍の捕虜となったロシア人たちは、
     プラトンは極貧と飢えのため歩けなくなり、射殺されます。
     ピエールは1~1000までの数字を繰り返し唱え続け、生き残ります。
   その後、
   ※ロシア軍の総攻撃に敗れたフランス軍は祖国へ敗走
   ※ロシア軍皇帝・クトゥーゾフは勝利宣言をしました。
   ※フランスの捕虜となったピエールたちは、ロシア軍に助けられ、
          モスクワに戻ることが出来ました。



      これらの出来事にも・・・
      『神の思し召し』があったということでしょうか。


     
     極寒の雪の中を歩く途中で・・・
     捕虜のピエールは、飢えにも苦しみながら、
        プラトンに話しかけます。
      「この苦しみにも、神の思し召しがあるのだろうか?」
     すると
     少し後には射殺される、信心深いプラトンは、
       捕虜として極寒の雪の中を歩く途中で、
        その命が終わろうとしている時に、
      『私たちは、神の元・天国に帰った時には、
        神の思し召しの意味が分かるでしょう。
            楽しみです。』
         と、笑顔でピエールに語ったのです。


『映画』:『戦争と平和』は続きます。

 
   その一面・・・   『平和』
 

    戦争前のモスクワの人々は、
    家族での食事やキャンプ、家族の出産、成人式の『ダンス会』、等々、
      穏やかで幸せな日々:平和の日々を過ごしていました。


     幸せだったモスクワの人々は、
     ロシアがフランスに負けた後に、
      「何よりも命を守ることが一番大切です!」と、
        家も持ち物もすべて捨てて、
     フランスの攻撃から逃れるために、モスクワを離れました。
     そして、
     後に、ロシアがフランスに『反逆勝利』します。
     モスクワの人々は、命がつながったことに感謝し、
        喜びの内に、モスクワに戻ってきます。


   そこで・・・

     💖人々は、すべてを失い、廃墟となっている自宅で、
       「戻れた!」、「有り難いことです!」
        と、家族と笑顔で抱き合うのです。
      再び、共に、穏やかな日常:『平和』に向かって歩き始めるのです。

     💖生還を果たしたピエールはナターシャと無事を喜び、
        二人は固く抱き合って、
      再び、共に、穏やかな日常:『平和』に向かって歩き始めたのです。


      モスクワの人々は、
       『苦難・戦争のときも人生を愛したのです。
           人生がすべてだから。
        ”人生を愛す”とは神を愛すること。』 
                   だったのです。
       『人生は、神の思し召し』であると信じて、
          苦難をも受け入れて、信仰深く、
            人生を愛したのです。
       



        小説も映画も、

     『苦難のときも人生を愛せ、人生がすべてだから。
      ”人生を愛す”とは神を愛することである。』

    トルストイからの『メッセージ』と共に幕を閉じました。


      今日は、私は、『戦争と平和』を観ました。
      改めて、『神の思し召し』のあることを信じて、
      人々が、『戦争』より『平和』を愛することを信じて、
      世界が、対話による
          『平和条約』:『解決の道』を見いだすことを信じて、
      『世界平和』を祈願し・・・祈り続けることを決意致しました。
                  感謝!感謝!


そして。

今日は3月8日。四旬節第一火曜日。

『今日の入祭唱』

   『主よ、あなたは代々にわたしたちの宿るところ。
 山々が生まれる前から、大地が、人の世が、生み出される前から、
      代々とこしえに、あなたは神。』
        詩編 90章1-2節


『今日の福音 イエスの御言葉』

   『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
   
     あなたがたが祈るときは、
  異邦人のようにくどくどと述べてはならない。
 異邦人は、言葉数が多ければ、聞き入れられると思い込んでいる。

     彼らのまねをしてはならない。
       あなたがたの父は、
  願う前から、あなたがたに必要なものをご存じなのだ。

      だから、こう祈りなさい。

     『天におられるわたしたちの父よ、
       御名が崇められますように。
        御国が来ますように。

       御心が行われますように、
      天におけるように地の上にも。

    わたしたちに必要な糧を今日与えてください。
    わたしたちの負い目を赦してください、
    わたしたちも自分に負い目のある人を赦しましたように。

   わたしたちを誘惑に遭わせず、悪い者から救ってください。』


      もし人の過ちを赦すなら、
   あなたがたの天の父もあなたがたの過ちをお赦しになる。
      しかし、もし人を赦さないなら、
   あなたがたの父もあなたがたの過ちをお赦しにならない。」』
          マタイによる福音書 6章7-15節


     今日のイエス様は、
     いつもこう祈りなさいと、
        『主の祈り』を教えてくださいました。


           『主の祈り』
       ※神はすべての人の御父です。   
          私たちは、皆、家族なのです。
          神は、一人一人の中で働き、皆を守ります。
       ※神は、私たちに必要なものをくださる御父です。
          神を信じる私たちは、安心して生活が出来るのです。
       ※神は、どんな時も、私たちを棄てることはない御父です。
          神は人間の弱さを理解して、私たちが過ちを犯しても、
          倒れることがないように支えてくださるのです。
       ※神は、誘惑に負けないように、指導してくださる御父です。
          私たちは、脱線しないように、
          毎日、御父・神様に指導を祈り願うことが必要なのです。


     私たちの『祈り』は、
     神様がすでにくださっている『恵み』に感謝しながら、
      『主の祈り』を祈るだけで良いのです。
         祈りましょう。

         
『今日の詠唱』
 
    『人はパンだけで生きるものではない。
   神の口から出る一つ一つの言葉で生きる。』
      マタイによる福音書 4章4節


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様は、コロナ禍でSTAY HOMEの日々に、映画を御覧になりますか?
映画は、それを観るときの年齢による経験の積み重ね具合で、理解が変わりますね。
今日も穏やかな一日をお送りください。 お元気で!

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2 コメント

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「戦争と平和」 (井澤 秀記)
2022-11-25 12:45:16
昨日、映画の「戦争と平和」を観ました。ラストのトルストイうの名言を原作で読もうと岩波文庫(1984年、改訂版)の中で探しています。もしご存知でしたら教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
追伸 (井澤 秀記)
2022-11-25 13:26:59
『戦争と平和』(四)(岩波文庫)のp.247に該当箇所がありました。ご放念ください。

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