マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

神がかりの夫の実力・・・ 『牛肉800g』 そして 『皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。』

2019-09-30 20:52:26 | 待降節。クリスマス。降誕節。四旬節。聖週間。復活節。

9月30日。月曜日。快晴。夏日。

またもや。
夫。

   神がかりと言うべきか・・・    『ゴルフ準優勝』
 
     3cm厚さの  『牛ヒレ肉 800g』       超うまし。

   
  夫は、昨日の大きなコンペで、ハンディーゆえに優勝を逃し、『準優勝』
      実質においての『実力トップ・一位』

   夫は、事前練習をすることがなく、本番で『頭脳のゴルフ』 をする。
夫は、勝負師のように、すべての試合を、自分のゴルフも仲間のゴルフも、記憶する。
   夫は、ゴルフに関しては、非常に『謙虚』で、おごることがない。

  夫には『ゴルフの神様』が乗り移っているのではないか! と思えたりする。


私も。

   ひょっとして『神様が乗り移っておいで?』 と思える経験を、2度しました。
神様が乗り移っておいで?!の私の姿を見た私の知らない婦人が、お二人、洗礼を受ける決心をなさったのです。

 お一人は・・・
 私は、交通事故で生死をさまよっている小学5年の我が娘が寝ている病院のベット
                     の足下で祈っていた。
 
   見舞いにおいで下さった娘の友人のお母様は、
      祈る私を見て、私に声をかけることなく帰られた。

その2年後・・・「お母様の祈る姿を見て私は決心しました」 と洗礼を受けられました。


もう一人は・・・

 私は、教会の『聖書100週間』クラスの時
    参加者の皆様のため『お茶』を準備し、お出ししていました。
 
   教会で、同じ時間に『カトリック要理クラス』 に御出席のご婦人が
   私の毎週の『お茶』の準備と片付けの姿を、見ておいでだったようです。

ある復活祭で・・・「あの方が代母になってくださるなら」 と洗礼を受けられました。

 

 私の姿をご覧下さり・・・私の存じ上げない方たちお二人が洗礼を決心なさったのです。
     
        お二人の婦人に洗礼をお与えになるために、
   ”神様が私に乗り移っておいでだったのだは!” な~んて考えました。

     謙虚に・・・、無心に・・・、子供のように・・・、
      神様は、そんな人がお好きなのようです!

 

そして。

今日は9月30日。年間第二十六月曜日。

  イエス様は『小さい者』がお好きです。

 

『今日の福音 イエスの御言葉

『そのとき、弟子たちの間で、自分たちのうちだれがいちばん偉いかという議論が起きた。

   イエスは彼らの心の内を見抜き、
   一人の子供の手を取り、御自分のそばに立たせて、言われた。
   

「わたしの名のためにこの子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。
 わたしを受け入れる者は、わたしをお遣わしになった方を受け入れるのである。
   あなたがた皆の中で最も小さい者こそ、最も偉い者である。」』
                  ルカ福音書 9章46-50節


  弟子たちは、
  イエスのそばで学びながらも、どんな人が真に『偉い人』なのか、分かっていませんでした。

  イエス様は、
  弟子たちに教えるために、
  小さな無力な子供を真ん中に呼び寄せ、
      「この子供のような人こそ、『最も偉い人』なのだ」
        と、弟子たちに子供たちを指し示しました。

  子供は、
  社会の中では、目立たず、謙虚で、『最も小さな者』 なのです。
      そんな『最も小さな者』 こそ 『最も偉い人』 である。
          と、イエス様は断言なさるのです。

更に。

  イエスは断言なさいます。

 「世の中の『最も小さな者:弱い者』 を受け入れ、その人たちのために働くことは、
    イエスを受け入れ、神を受け入れることなのです。
      『最も偉い人』になるための働きなのです。」 と。

 

   イエスに倣って、『人に仕える人』 が 『一番偉い人』 なのです。
       


『今日のハレルヤ唱』

 アレルヤ、アレルヤ。
  『人の子は仕えられるためではなく仕えるために、また、
     多くの人の贖いとして自分の命を与えるために来たのである。』アレルヤ、アレルヤ。
                        マルコ福音書 10章45節


皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
世間の考え方とイエス様の考え方は正反対のようですね。 お元気で! 


『いつも光の子として歩みなさい。』・・・『幼児洗礼式』 そして 『神の人よ、あなたは、正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。』

2019-09-30 08:51:06 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月29日。日曜日。晴れ。


今朝のミサの喜び。

  国際結婚カップル・・・   『幼児洗礼式』
  
 
       『洗礼の水』が注がれて
    赤ちゃんも司式司祭様もパパママも代父も皆も、ニコニコ顔。

次に。

 『キリストの光の授与』  赤ちゃんの代わりにパパが『光』を受けました。

司式司祭の言葉:

   『あなたは、キリストの光をもたらす者となりました。 

        いつも光の子として歩みなさい。』

     
     教会員全員で、喜びと祝いの拍手をしました。
             


その以前。


  イエスの両親も、
      幼児のイエスを主に捧げるために神殿に入ったときに

      神殿内にいたシメオンが幼子を腕に抱き、神をたたえて言いました。

          「わたしはこの目であなた(神)の救いを見ました。
    『万民のための救い主』 がこの世に 『異邦人を照らす光』 として現れた。」 と。
                   
    ルカ福音書 2章22-32節


使徒パウロも言いました。

    『あなた方は、今は主キリストに結ばれて、『光』 となっています。
           『光の子』として歩みなさい。
       『光』から、あらゆる善意と正義と真実とが生じるのです』
                  
エフェソの信徒への手紙 5章8&9節


イエス様ご自身も言われました。

     『わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。』
                      ヨハネ福音書 8章12節 

     
     イエスは、『光』となって、人を照らし、人を神に導くために、この世に来られたのです。

     私たちは、イエスの『光』に照らされて、安全に、迷うことなく、
              『光の子』として、『御父・神』に近づいていきましょう

 

そして。

今日は9月29日。年間第二十六主日。

   『世界難民移住移動者の日』 

   難民となって他国に住む人々の不安や望郷の思いに心を向けさせてください。
   社会や教会のつながりを通じて支え合っていけますように。 
                    ・・・と、皆で祈りました。

 

『今日の 第一朗読 アモスの預言

『主は言われる。

   「災いだ、シオンに安住し サマリアの山で安逸をむさぼる者らは。
お前たちは象牙の寝台に横たわり 長いすに寝そべり 羊の群れから小羊を取り 牛舎から子牛を取って宴を開き
   竪琴の音に合わせて歌に興じ ダビデのように楽器を考え出す。
     大杯でぶどう酒を飲み 最高の香油を身に注ぐ。

   しかし、ヨセフ(北イスラエル国)の破滅に心を痛めることがない。

それゆえ、今や彼らは捕囚の列の先頭を行き 寝そべって酒宴を楽しむことはなくなる。』
             アモス書 6章1&4-7節


     私はどうだろうか?
     世界難民移住移動者の方々に、
     いつも心を向けているだろうか? まじめに向き合ってお話をしたことがあるだろうか?



『今日の第二朗読 使徒パウロの言葉

  『神の人よ、あなたは、正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和を追い求めなさい。

     信仰の戦いを立派に戦い抜き、永遠の命を手に入れなさい。 

わたしたちの主イエス・キリストが再び来られるときまで、おちどなく、非難されないように、この捉を守りなさい。』
                       テモテの教会への手紙 6章11-16節

     
     私はどうだろうか?

     世界難民移住移動者の方々に、
     正義、信心、信仰、愛、忍耐、柔和の心を、分かち合ったことがあるだろうか? 


そして。

『今日の福音 イエスの御言葉


『そのとき、イエスはファリサイ派の人々に言われた。

ある金持ちがいた。
  いつも紫の衣や柔らかい麻布を着て、毎日ぜいたくに遊び暮らしていた。
  
  この金持ちの門前に、ラザロというできものだらけの貧しい人が横たわり、
    その食卓から落ちる物で腹を満たしたいものだと思っていた。

      犬もやって来ては、そのできものをなめた。

やがて、

この貧しい人は死んで、天使たちによって宴席にいるアブラハムのすぐそばに連れて行かれた。
  
金持ちも死んで葬られた。そして、金持ちは陰府でさいなまれながら、炎の中でもだえ苦しんでいます。

アブラハムは金持ちに言った。

『子よ、思い出してみるがよい。
お前は生きている間に良いものをもらっていたが、ラザロは反対に悪いものをもらっていた。
     今は、ここでラザロは慰められ、お前はもだえ苦しむのだ。』
                 ルカ福音書 16章19-31節


    ラザロは、貧しい人困っている人の代表者、神様やお人の助けに頼る人です。
    金持ちは、自分の実力があるので、神やお人の助けに頼ることがない人です。

    ラザロは、お人の門前で物乞いをしながら、謙遜に、神に希望をかけています。
           金持ちは、ラザロに気づくこともなく、お人のことは考えず、自分のことだけです。


  私たちは、『光の子』として、周りの人々、特に貧しい人に、配慮していかなければなりませんね。



『今日のハレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
イエス・キリストは富んでおられたのに、貧しくなられた。あなたがたがキリストの貧しさによって富むように。』アレルヤ、アレルヤ
                    コリントの信徒への手紙Ⅱ 8章9節

 

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
洗礼を受けて神の子となる。神とお人の声をいつも聞けるようになるための二度目の誕生です。 お元気で!


『もう奇跡とは言わせない!』・・・『ラグビーワールドカップ2019日本大会』 そして 『聖トマス西と十五殉教者 記念日』

2019-09-28 23:28:08 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月28日。土曜日。快晴。

午後4時。キックオフ
    
    『ラグビーワールドカップ2019日本大会』
 
               見事な勝利!

 

世界ランキング9位:日本19 - 12 アイルランド:世界ランキング2位

 

   日本は、1次リーグの第2戦で優勝候補の一角、アイルランドに19対12で勝ちました。
  最大の難敵を破って2連勝で、勝ち点を9に伸ばし、初めてのベスト8進出に前進しました。

    屈強な相手の攻撃を最後まで体を張って守り、19対12で勝ちました。

日本は、
前回大会の南アフリカ戦で、歴史に残る番狂わせを演じました。
       『奇跡が起こった!』 と言われました。
  
そして。

今日のアイルランド戦でも歴史に残る見事な攻撃を演じました。
   『もう奇跡とは言わせない!』  日本の実力を見せました!


    お見事な試合でした! おめでとうございました!
              

   あれだけ強い体と心を作るには、どんなに努力をなさったのでしょう!!
         ただただ脱帽です。
      感動をありがとうございました!


そして。
今日の感動をもう一つ。

  今年も咲きました・・・ 『父の形見の灯籠の横で母の形見の椿』
  
       母は、東京の自宅から神戸の私の家まで、運んだ。
        母が大好きな『椿』 と 父が買った『灯籠』

        毎年、父母が寄り添うように、私の庭で咲く。
    父と母が、「いつもおまえと一緒だよ!」 と私に言っているよう。
         毎年この時期に・・・
         胸キュンと、私の目から涙がこぼれる。

 

そして。

今日は9月28日。年間第二十五土曜日。


『今日の入祭唱』

『キリストに従い、キリストの愛のためにいのちを捧げた殉教者は、
     天の国でキリストと共に終わりなく喜び歌う。』

 
   今日は・・・     『聖トマス西と十五殉教者 記念日』

 

1633年~1637年。 江戸幕府による禁教令(キリスト教禁止令)により、キリシタン迫害の厳しかった長崎で
                殉教した16名です。  
          
       ドミニコ会の司祭、修道者、修道女、と彼らのために働いた信徒たちで、
   九名の日本人のほかに、スペイン人4人と、フィリピン人、イタリア人、フランス人がそれぞれ1人ずつである。

     日本人司祭として初めて列聖されたトマス西、ヤコボ朝長、ビセンテ塩塚の3人と、
     修道女の長崎のマグダレナと大村のマリナ、
     そしてフィリピン人として初の聖人となったロレンソ・ルイスらが含まれている。


1981年。 トマス西と15殉教者が、フィリピンで列福される。

      
1987年。 バチカンで、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖された。
                『毎日の読書』より


『今日の福音 イエスの御言葉

『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。  

「この言葉をよく耳に入れておきなさい。人の子は人々の手に引き渡されようとしている。」

      弟子たちはその言葉が分からなかった。
   彼らには理解できないように隠されていたのである。
   彼らは、怖くてその言葉について尋ねられなかった。』
             ルカ福音書 9章43-45節

 

   どうして、信仰の道を歩むときに、苦しみや迫害があるのでしょうか?
      どうして、信仰を歩む者に、殉教があるのでしょうか?

    弟子たちは、怖くて、イエスにその意味を尋ねることができませんでした。
    私たちにも、勿論、その意味は、『神のお考え』ゆえに、理解できないのです。

     ただ。

     イエス様が、『苦しみの道』を先に歩んでくださったので、
      『苦しみの道』 は 『神に至る道』 であると信じるのです。
               
     人類の償いのためにご自分の命を捧げてくださった『イエスの愛・苦しみの道』
       への信仰は、いかなることがあろうとも、微動なりともしないのです。
       


『死も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、
  高い所にいるものも、低い所にいるものも、他のどんな被造物も、
  キリストの愛から、私たちを引き離すことはできないのです。』
         
   ローマの信徒への手紙 8章38-39節


『今日の祈願』

『聖なる父よ、
  あなたは聖トマス西と十五人の同士を聖霊によって強め、
  キリストのあかしとして過酷な迫害に耐え、殉教するをお与えになりました。
聖人たちの殉教を記念する私たちに、信じるために必要な謙虚さと信じたことを宣言する勇気をお与えください。』


皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
ワールドカップ・ラグビーの迫力はすごいものですね。日本の優勝に向けて、応援しましょう! お元気で!


『聖書100週間』・・・『主はソロモンに対してお怒りになった。』 そして 『勇気を出せ。恐れるな。わたしは平和を与える。』

2019-09-28 00:59:21 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

今日は9月27日。金曜日。晴れ。

       毎週金曜日は・・・   『聖書100週間 聖書通読会』
 

    "一人では、今日の通読範囲を読むことは難しいですよね。皆さんと一緒だから、読めます。
       仲間と聖書通読できることは、感謝で、ありがたいことです."
                  と、皆で喜び、励まし合います。
                      仲間っていいな。ステキです。


      『今日の通読範囲』 は 『列王記下 1章~13章』

 その昔。

  紀元前1020年。 『イスラエル統一王国』が設立。初代王にサウル王が選ばれました。
      その後。
       二代目王・ダビデ王 三代目王・ソロモン王と続きました。
          
                『ダビデ』

      ところが。

  紀元前922年。 『イスラエル統一王国』 が、神の御意志により、二国に分裂させられます。

                 『ソロモンには妻たち、すなわち七百人の王妃と三百人の側室がいた。
         この妻たちが彼のの心を迷わせた。
                         ソロモンが老境に入ったとき、彼女たちは、王の心を迷わせ、他の神々に向かわせた。
                   こうして彼の心は、父ダビデの心とは異なり、自分の神、主と一つではなかった。
                         
     ソロモンの心は迷い、主から離れたので、主は彼に対してお怒りになった。
     主は二度も彼に現れ、田の神が見に従ってはならないと戒められたが、ソロモンは主の戒めを守らなかった。
          そこで、主は仰せになった。

                    「わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。」』
                                              列王記上 11章1~13節


       ソロモンは、
  
        『ソロモン王の即位式』

  王になった当初は、神に『知恵』を求め、知恵に満たされた王として,『正しい判断力』を持っていました。 
  『第一神殿』を建てた時、『いつか、異邦人も同じ神を拝むときが来る。』列王記上8-41 素晴らしい祈り をしました。
             しかし。
  老境になると、多くの外国から来た妻たちの影響を受けて、
              心は鈍り、神との契約をおろそかにするようになり、人々に振り回されるようになるのです。

   
その結果。


   神の怒りを買い・・・
  ユダ族とベンジャミン族の『南ユダ王国』 と 他の10部族による『北イスラエル王国』。
                                                    『イスラエル統一王国』は『二つの王国』 に分裂したのです。


  
                                                                                  
                今日の通読範囲は、その二国が、終わりのない戦い を続ける箇所です。 

                      それでも。

  『主は その僕ダビデのゆえ、   『南ユダ王国』を滅ぼそうとはされなかった。
                主は、ダビデとその子孫
に絶えずともしび火を与えると約束したからである。』 列王記下 8-19
                         
                 同時に。

 『主はアブラハム、イサク、ヤコブと結んだ契約ゆえに、
               『北イスラエル王国』を恵み、憐み、御顔を向け、彼らを滅ぼそうとはされなかった。』列王記下13-23 

           主は、『両国』の背信があっても、決して、ご自分の 『契約』ゆえに、滅ぼすことがないのです。


     『列王記』は、
        400年も繰り返される『イスラエルの不忠実の記録』 と 
                それでも『ダビデと結んだ約束』のゆえに、イスラエルの民を見捨てない『神の憐みの記録』
                                                                                                 ・・・のようであります。

         神は、 生きている御方であり、 結んだ契約を取り消すことがない御方であり、
                       ご自分が選んだイスラエルを、いかなる理由があろうとも滅ぼさない御方です。
                                                                                         ・・・その事実の確認のようであります。
                           

            『神の契約・約束』は、
            『主はダビデに誓われました。それはまこと。思い返すことはありません。
                                      あなたのもうけた子らの中から王座を継ぐものを定める。』詩編 132-11

                 
             ダビデから28代目、主の誓いは実現し、『王座を継ぐもの・イエス』がお生まれになるのです。
             私たちキリスト者も、神の愛はいつも私たちの不忠実に勝り、
        主の誓いは実現し、アブラハムから続く『ダビデの一族』の一員なのです。

         今日の通読会も
       ソロモンや私たち人間の弱さに勝る『神の愛』を確認し、
皆で感謝!感謝! でした。

 

そして。

今日は9月27日。年間第二十五金曜日。

    こちらも、『神の愛』を確認し、感謝です。

  『今日の第一朗読  ハガイの預言

『主の言葉が、預言者ハガイを通して臨んだ。

        「ユダの総督シャルティエルの子ゼルバベルよ、勇気を出せ。
          祭司ヨツァダクの子ヨシュアよ、勇気を出せ。

        ここに、お前たちがエジプトを出たとき わたしがお前たちと結んだ契約がある。
                 わたしの霊はお前たちの中にとどまっている。
                              恐れてはならない。

   この新しい神殿の栄光は昔の神殿にまさると万軍の主は言われる。
             
                『第二神殿』  模型


   「この場所にわたしは平和を与える」と万軍の主は言われる。』
                               ハガイ書  1章15節-2章9節

       
       イスラエルの民は、
                 バビロン捕囚の過酷な60年を終え、故郷イスラエルに帰ってきました。
                それでも、
                 住む家も、神殿再建の希望も, ないままに、失意の日々を送っていました。

  そんな時。

         神は、
            預言者・ハガイを通して、
                 二人の指導者・ゼルバベル(ダビデの子孫) と ヨシュア(大祭司)  呼びかけるのです。

                思い出しなさい。    おまえたちと私の間には,『契約』がある。
                  恐れてはならない。   私の霊がおまえたちの中にあるのです。
                  勇気を出しなさい。   私があなた方を選んだ のです。』 と呼びかけるのです。

 

         二人の指導者・ゼルバベル と ヨシュアは、
           神からの呼びかけに勇気を頂き・・・立ち上がり・・・
           失意の中の民を激励し、 『神殿再建』 と 『生活の復興」を、力強く呼びかけたのです。
                     


『今日の答唱詩編』

主よ、御もとに身を寄せます。 恵みの御業よってわたしを助けてください。
  あなたの耳をわたしに傾け、急いでわたしを救い出してください。
 あなたはわたしの大岩、わたしの砦。まことの神、主よ、御手にわたしの霊をゆだねます。』
                       詩編 31章・2-4節

 

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
友だちと励まし合いながら、困難に見える『挑戦』に立ち向かうのは、人生の醍醐味ですね。 お元気で!


学び舎・・・『神の家』 そして 『私の母、私の兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことです。』

2019-09-26 06:15:25 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月24日。火曜日。快晴。

 
    孫たちの・・・   『学び舎』
 
           『聖堂』

     目的別に、たくさんの個性ある建物が建っています
        教室。体育館。図書室。料理室。等々。

       空に向かって十字架がそびえる『聖堂』
           学び舎の中心です。

   我が家は、私・夫・子どもたち・孫たちと、カトリック信者です。

     私と子供たちは、『プロテスタント校』で学びました
      孫たちは、『カトリック校』で学んでいます
両者ともに、中心に「聖堂』があるのが同じで、『神』が真ん中、なるほどねと眺めています。

     学校・学び舎が、学ぶ子供たちに与える影響は大きい
   それぞれの学校に、個性ある見えない『指導者』がいるようですね。
    
      

 

そして。

今日は9月24日。年間第二十五火曜日。

その昔。
旧約時代。

   この時代の人々は、『神殿』を中心に、『神殿』で多くを学びました。


『今日の第一朗読 第二神殿の建立


『その日、ダレイオス王はユーフラテス西方の長官たちに命令を下した。

      「神殿の工事をさせることにせよ。
ユダの長官と長老たちは、かつて神殿があった場所にその神殿を再建しなければならない。

      この神殿を建てるために、
  あなたたちがそのユダの長老たちを援助することを、わたしは命ずる。
    その経費はユーフラテス西方からの税収による国費によって賄われ、
                     滞りなく正確にそれを彼らに与えよ。
   わたしダレイオスが、この命令を下す。命令どおり実行せよ。」


ユダの長老たちは、

 預言者ハガイとイドの子ゼカリヤの預言に促されて順調に建築を進めていたが、
                      イスラエルの神の命令と、
      ペルシアの王キュロス、ダレイオス、アルタクセルクセスの命令によって
             建築を完了した。
     
           『第二神殿 模型』
                 於。イスラエル博物館。昨夏の訪問時に

 
この神殿は、ダレイオス王の治世第六年のアダルの月の二十三日に完成した。

     イスラエルの人々、祭司、レビ人、残りの捕囚の子らは、
         喜び祝いつつその神殿の奉献を行った。』
               エズラ書 6章7-8&12&14-20節

 

          『第二神殿 エルサレム神殿』
      
       紀元前516年~紀元後70年までの590年間程
   『エルサレムの神殿の丘』に建っていた、ユダヤ人の重要な神殿である。  
 ユダヤ人が、『バビロン捕囚』となってバビロンに連れ去られる際(BC516年)に
 破壊された『第一神殿 ソロモン神殿』に代わって、同じ場所に、建設された神殿である。


それより昔。
70年前。

  紀元前598年。    『バビロン捕囚』     が起こったのです。
 
           『バビロン捕囚』

        
       ユダ王国(南王国)の首都エルサレムは、
    新バビロニアの王ネブカドネザル2世により、攻略されたのです。
 ユダヤ人の心の拠り所の『第一神殿・エルサレム神殿』が破壊されたのです。
生き残ったユダヤの人々は、2度にわたって、バビロン王国に連れ去られたのです。

 

その後。
バビロンでの流刑の過酷なおよそ70年間が過ぎ・・・


紀元前538年。  バビロン捕囚から『エルサレム帰還』が実現しました。

           ユダヤの人々は、
   新バビロニアを滅ぼしたアケメネス朝ペルシャの初代の王キュロス2世によって、
         解放され、
     故国に戻ってエルサレムで神殿を建て直すことを許されたのです。


紀元前521年。 アケメネス朝ペルシアの王ダレイオス1世の下で神殿の建設は再開されました。
 4年かけて・・・
紀元前517年。   『第二神殿 エルサレム神殿』  完成 
   
         『第二神殿を中心としたユダ国 模型』  
                        於。イスラエル博物館。昨夏の訪問時に

          
           神殿で『奉献式』が行われたのです。

  
   ユダヤの人々は、壊され奪われた祖国に戻り、国の中心の『神殿』を作り、
           『ユダヤ王国』 を再興したのです。

  
         ユダヤの人々は、神のいつくしみを経験し、
         『神の救い』 を世に告げ知らせるのです。

 

『今日の答唱詩編』

   『しげく連なる町、エルサレムよ、 すべての民の都。
   
そこにはイスラエルの部族、 神の民がのぼって来る。

 そこに上ってきて、主の御名に感謝することは、イスラエルのおきてである。
    そこにはさばきの座、 ダビドの家の座が設けられてあった。』
                      詩編 122章3&4&5節


時は進んで・・・


『第二神殿再興』以来約550年後。

新約時代。

  使徒パウロは言います。

  『あなたがたは神の畑であり、神の建物なのです。』第一コリント 3章9節
    私たち一人一人が、聖なる建物で、『神の神殿』 なのですと。



『今日の福音 イエスの御言葉

   『そのとき、イエスのところに母と兄弟たちが来たが、
     群衆のために近づくことができなかった。
そこでイエスに、

  「母上と御兄弟たちが、お会いしたいと外に立っておられます」との知らせがあった。

するとイエスは、

 「わたしの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」
                        とお答えになった。』
                        ルカ福音書 8章19-21節


    使徒パウロが、『あなたがたは神の神殿だ』 と言いました。

 
私たち人間も『イスラエルの神殿』と同じようです。

 
    神様は、私たちを『神殿』 として造られたのですが・・・

  人間は、アダムの時代に罪が入り、その『神殿』は破戒されたのです。

しかし。

  イエス様の十字架の『贖罪』によって、
     人は、人の内にあった『神殿』を再興することが出来たのです。


        キリスト者は、イエス様ののいつくしみを信じ、
      『神の言葉』を聞いて行い、イエスの母、イエスの兄弟となって、
        『イエスの救い』 を世に告げ知らせるのです。



『今日のアレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
    『神の言葉を聞き、これを守る人は幸い。』 アレルヤ、アレルヤ。
              ルカ福音書 11章28節


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様の卒業校・学び舎の中心は何でしたか?学んだことを守り続けたいものですね お元気で!


孫娘の修学旅行・・・『原爆の子の像』 そして 『本の研究を通して人は神を捜し、瞑想によって人は神を見出す。』・・・『聖ピオ(ピエトレルチーナ)司祭』

2019-09-24 13:27:25 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

 9月23日。秋分の日。快晴。


広島。

   佐々木貞子さんの・・・  『原爆の子の像』
 
      『折り鶴』 は 『平和のシンボル』
  
 広島・平和記念公園内のいたる所で、色鮮やかな『折り鶴』が見受けられます。

     『折り鶴』は日本の伝統的な文化の一つですが、
今日では平和のシンボルと考えられ、多くの国々で平和を願って折られています。
  このように折り鶴が『平和』と結びつけて考えられるようになったのは、
被爆から10年後に白血病で亡くなった少女『佐々木禎子さん』が大きくかかわっています。

 佐々木禎子さんは、
 2歳のときに被爆しましたが外傷もなく、その後元気に成長しました。
 しかし、
 9年後の小学校6年生の秋に突然、白血病と診断され入院しました。
 回復を願って包み紙などで鶴を折り続けましたが、
 8か月の闘病生活の後に亡くなりました。        

    禎子さんの死をきっかけに、
原爆で亡くなった子どもたちの霊を慰め平和を築くための像をつくろうという運動が始まり、
   全国からの募金で平和記念公園内に『原爆の子の像』が完成しました。

   その後。
   この話は世界に広がり、

 今も『原爆の子の像』には日本国内をはじめ世界各国から折り鶴が捧げられ、
 
    その数は年間約1千万羽にものぼります。


孫娘。
明後日から広島へ修学旅行です。

     カトリック小学校に通う孫娘の修学旅行

    6年生全員(18人)で折った『千羽鶴』   
     『原爆の子の像』の前に捧げるそうです。

    一人一人が準備した『平和メッセージ』
       一人一人全員が順に述べて
     『原爆の子の像』の前に捧げるそうです。

 
更に。

  孫娘と孫娘の親友の二人だけで・・・   『千羽鶴』    を折りました。
   

         クリスチャンの孫娘と親友

   『二人の祈り』 を特別に 『佐々木貞子さん』 に捧げるそうです。
       
  おばあちゃんの私も、
    『二人の鶴折』 と 『貞子さんに捧げる祈り』 に参加です。
     優しい小学生二人に引かれて…広島参りです。感謝!感謝! 

 

そして。

今日は9月23日。年間第二十五月曜日。

     『聖ピオ(ピエトレルチーナ)司祭 記念日』
    

『本の研究を通して人は神を捜し、瞑想によって人は神を見出す。』 
                    と語った聖ピオ司祭

  
 1887年  イタリア南部ベネベント近郊のピエトレルチーナで誕生。
       両親は貧しい農民であり、フランチェスコは7人兄弟の4番目。
       
   10歳になるまで農夫として働き、家族が所有していた羊の群れの世話をしていた。
   宗教はフォルジョーネ一家に深い影響を与えた。
   一家は毎日ミサに出席し、毎晩ロザリオの祈りを欠かさなかった。
    また、
   カルメル山の聖母に敬意を表して1、週間のうち3日は肉を食べなかった。

 1903年1月6日。15歳。 モルコーネにあるカプチン・フランシスコ修道会に入会。
  同年1月22日。      修練者になる。清貧、従順、貞潔の誓願をたて、
          ピエトレルチーナの守護聖人である聖ピオ5世教皇にちなんで、
               『ピオ修道士』という名で呼ばれることになった。

 1910年。23歳。  ベネヴェントの大聖堂で大司教から司祭に叙階される。

 1916年。26歳。 サン・ジョヴァンニ・ロトンドの
          『農村伝導教団・カプチン会修道院』に派遣される。
          兵役を除いて、生涯の大半を、ロトンドの修道院で、奉仕職に努めた。

   霊的指導者として信者の告白を聞き、
     病者や貧しい人々の世話に従事して、
     神の民のために祈りと謙遜のうちに献身的に働いた。

 1968年。81歳。 死去。

 1999年。 死後31年後。 列福される。
 2002年。 死後34年後。 列聖される。

 

『今日の入祭唱』

『神の霊はわたしの上にある。
貧しい人に福音を告げ、打ちひしがれている人をいやすために、神はわたしに油を注がれた。』
                 ルカ福音書 4章18節

そして。

『今日の福音 イエスの御言葉

『そのとき、イエスは人々に言われた。

 「ともし火をともして、それを器で覆い隠したり、寝台の下に置いたりする人はいない。
      入って来る人に光が見えるように、燭台の上に置く。

    隠れているもので、あらわにならないものはなく、
   秘められたもので、人に知られず、公にならないものはない。」』
                   ルカ福音書 8章16-18節

   
    皆様は、『ともし火』で、何をイメージしますか?

 私のイメージは、
 明るい明るい光ではなく、それがなくては生活が成り立たないような、優しい光です。

   寂しい時の、お人からかけられる『優しい一言』のような・・・。
   人生の指針・進むべき道の方向を示してくれる『聖書の一言』でもあり・・・。
   『この世の光』と言われる『イエス・キリスト』であります。


   イエスキリストは、隠されることなく、露わにされています。
   

       私たちも、隣人にやさしくして、
『イエスキリスト』の『ともし火』を、世に証ししていきましょう! 公にしましょう!

 

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
小学校の時の修学旅行はどこでしたか?私は『奈良の大仏様』が大きかったです。 お元気で!


教会敬老会 そして 『主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。』

2019-09-22 19:50:57 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月22日。日曜日。大型台風接近。台風前の静けさ。

       『教会敬老会』
 

   教会全員、老いも若きも一緒に、『おしゃべり茶話会』 です。

    
    小学生の兄弟。

     私が願った『愛』『せんべい』にしてくれました。

     又一年後にも、元気で集まりたいと・・・
     友人は 『元気』の『せんべい』を作ってもらいました。

 

 

そして。

今日は9月22日。年間第二十五主日。

     『人生の旅路で、あなたはどちらを選びますか?
誠実か不誠実か? 忠実か不忠実か? 自分本位か他人本位か? 善か悪か?』
                     『教皇フランシスコ講和集4』より


『今日の第一朗読 主の誓い

   主は、厳しい『誓い』を、宣言なさいます。

 『このことを聞け。 貧しい者を踏みつけ 苦しむ農民を押さえつける者たちよ。

お前たちは言う。

    「新月祭はいつ終わるのか、穀物を売りたいものだ。
     安息日はいつ終わるのか、麦を売り尽くしたいものだ。
     エファ升は小さくし、分銅は重くし、偽りの天秤を使ってごまかそう。

     弱い者を金で、貧しい者を靴一足の値で買い取ろう。
     また、くず麦を売ろう。」

主はヤコブの誇りにかけて誓われる。
 
    「わたしは、彼らが行ったすべてのことをいつまでも忘れない。」』
                 アモス書 8章4-7節


     豪商人は、その人生において、選んだのは、
    『不誠実 不忠実 自分本位 悪』 でした。

     
      そんな豪商人に、神は誓いました。
  『わたしは、お前が行ったすべてのことをいつまでも忘れない。』
    『その最期を苦悩に満ちた日とする。』アモス書 8-10


『今日のアレルヤ唱歌』

    イエスは、その人生において、いつも選ぶのは 
      『誠実 忠実 他人本位 善』 です。

アレルヤ、アレルヤ。
『イエス・キリストは豊かであったのに、あなた方のために貧しくなられた。
 それは、主の貧しさによって、あなたがたが豊かになるためであった。』アレルヤ、アレルヤ。
                     コリントの信徒への手紙Ⅱ 8章9節

   そんなイエスに、神は誓いました
  『神は、そのしもべイエスに栄光をお与えになりました。』 使徒言行録 3章13節

 

続けて。

『今日の福音 イエスの御言葉』

    私たちに中で、神から栄光を約束されるのは、誰?


そのとき、イエスは弟子たちに言われた。

「ある金持ちに一人の管理人がいた。
   この男が主人の財産を無駄遣いしていると、告げ口をする者があった。
     
そこで、主人は彼を呼びつけて言った。

   『お前について聞いていることがあるが、どうなのか。
会計の報告を出しなさい。もう管理を任せておくわけにはいかない。』

管理人は考えた。

 『どうしようか。主人はわたしから管理の仕事を取り上げようとしている。
     そうだ。こうしよう。
    管理の仕事をやめさせられても、
  自分を家に迎えてくれるような者たちを作ればいいのだ。』

そこで、
管理人は主人に借りのある者を一人一人呼んで、まず最初の人に、
    『わたしの主人にいくら借りがあるのか』と言った。
     
『油百バトス』と言うと、管理人は言った。

   『これがあなたの証文だ。急いで、腰を掛けて、五十バトスと書き直しなさい。』

    
主人は、この不正な管理人の抜け目のないやり方をほめた。」

そこで、イエスは、『たとえ話』の後に、弟子たちに言った。

  「わたしは言っておくが、不正にまみれた富で友達を作りなさい。
      そうしておけば、金がなくなったとき、
    あなたがたは永遠の住まいに迎え入れてもらえる。」』
          ルカ福音書 16章1-13節

 

  イエスは、自分の危機を乗り越えるために知恵を出した管理人を、ほめました。
  イエスは、弟子や私たちに、不正な管理人を見倣いなさいと、勧めるのです。 

  管理人は、自分の身の安全のために、『友人を作る』ことが一番大切と考えました。
  
    
   私たちも、神様から、うまく管理しなさいと、『宝物=信仰』を与えられました。
   『神の訪れ』にふさわしく、いつも、『信仰』の管理ができているでしょうか?
        たとえ話の管理人のように、油断していませんか?

   
   私たちも、ずるがしこい管理人に倣って・・・

    友人たちに『宝物=信仰=愛』を、惜しみなく分かち合って、
        最期の時に向けて準備周到でなければなりませんね。


   教皇フランシスコは、続けて話されました。

  福音の倫理
  -完全であり、思いと行動にはっきり表れ、兄弟姉妹への愛である倫理ー
    に従おうとするなら、
  私たちは正義の作り手となり、人類のために希望の地平を切り開くことになるでしょう。
  無償で自らを兄弟姉妹に捧げることによって、
      私たちは公正な主人である神に仕えるのです。』
            『教皇フランシスコ講和集4』より


   私たちは、持つものをお人のために惜しげもなく使って・・・
        『永遠の住処』に入れるのです。
      油断せず、賢く、今日も明日も頑張りましょう!

 

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
大型台風が九州を襲っているようです。お見舞い申し上げます。
私は、今から東京へ出発です。 交通事情はいかがでしょうか?
皆様の穏やかな一週間をお祈り申し上げます。 お元気で!


『桐教会や 海の底まで さわやかに』・・・五島巡礼四日目・最終日・・・『主が御名を置くために選ばれた都であった。』 

2019-09-21 06:54:14 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月13日。金曜日。快晴。

    前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅 四日目
          巡礼最終日

 

さあ!

今日も巡礼に出発です。

  バスに乗り込み

 枢機卿様の『始まりの言葉』

     『今日も無事に巡礼ができますように!

 今朝一番に訪ねて 又 ミサをする桐教会は
 私には中学時代の思い出のある場所です。
 『十字架の道』の担当の時に、”急げ!急げ!” とせかされたものでした。

 この五島で育つ頃の私はのんびりゆっくりでした。
 その分を取り戻させられているように 今は忙しい毎日です。

   『桐教会や 海の底まで さわやかに』

 
  
海の底まで見えそうな   『さわやかな瀬戸』
                      
『桐教会や』 は 『きょうかいや』 と詠むのです。と枢機卿様。

 

     今日は午前中のみの巡礼で二つの教会を巡りました。
        巡礼最終日をご一緒下さい。

 
まずは。

         『桐教会』

 
    下から眺めると・・・『お城』        です。とガイドさんの説明でした。


上っていくと・・・

        『信仰の先駆者顕彰碑』

  『ガスパル与作 と その父パウロ善七 と ミカエル清川沢次郎』

    桐古里郷のガスパル与作が治療のために長崎に行き、
    偶然、大浦天主堂に入ってプティジャン神父を訪ね、
    五島キリシタンのカトリックへの復活を導いたのです。


聖堂に入って・・・


      『御ミサ』
 

 『枢機卿様のお説教』

 『弾圧の歴史の中で、
 自ら居座るように、世話をすることを願い、
    島の人たちの『カトリックへの復活』 を導いた三人の先駆者たちがいました。

    『プティジャンと ガスパル与作 復活祭』

 そして

 今日は『聖ヨハネ・クリゾストモ司教教会博士』 の記念日です。

  『金の口』と言われるほどの、学識を持ち勇気ある弁論をしました。
   消極的な私にも、『不屈の精神の聖人の恵み』 を願いたい。

   私を『忠実な者』とみなして下さり、
  『働く者』 として下さった『使命』を喜びのうちに受け、
     私も励みたい。 ヨハネ・クリゾストモ司教の信仰を受け継ぎたい

     
      今日の福音の『自分の目の丸太』 は、

    戒めのように、私に『謙虚』であれと励まします。
 自分の『弱点』を見据えれば、他人の欠点は気にならないでしょう。

     私も、自分の弱点を見据えながら、
  教職者として、使徒パウロを見倣って生きていきたい。

 
   『目の丸太 取り除けよと 秋の虫』

        『秋の虫』は『神の声』です。

   お互いに祈りの内に心を込めミサを捧げましょう。』

      
     巡礼最後のミサの終了です。
     枢機卿様から巡礼者へ、『励ましのお説教』 を頂きました。感謝!
     枢機卿様の説教は、今日もいつも、『謙虚・謙遜』 がテーマです。脱帽!


ミサ後。

信徒館で・・・

    『桐の苗木の祝別』
 
  若い信徒会長
  
   「枢機卿様がおいで下さった 『記念の桐』 にして育てます。
       又、成長を見に来てください。」

 

 更に・・・   

      『マリア観音像 ロザリオ 鏡』
 
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     桐教会の信徒のO様『宝物』 です。
   
     

      

  潜伏キリシタンの先祖の方々が、
    弾圧の中で、隠し持ち、
  日々拝み、敬愛していらした『マリア観音像』 を、受け継いでこられたO様。

     今日は特別にお持ち下さり、巡礼団に見せて下さいました。
                    ありがとうございました。

 

その昔。  

 『ガスパル与作 や その父パウロ善七 や ミカエル清川沢次郎』
     の伝道活動により、
     ローマ・カトリック教会に復帰する方々が多くいた。
一方。

    『潜伏キリシタン』と呼ばれる信仰形態にとどまった方々もおり、
         現在へとつづいているのです。

    『潜伏キリシタン・隠れキリシタン』 と 『カトリック』
  今は別組織を作っているが、いつか同組織で共に祈る日が来ることでしょう。
                          祈りましょう!

    
   信仰を、
   迫害にも負けず、すべてを捨てても、守り抜いた『潜伏キリシタン』の人々。
       その生き様は、『神の国』に行っても続くのです。



信徒館を出てくれば・・・

    眼下に広がる・・・   『瀬戸の海』
 
                          美しき様に言葉がない。

 

そして。

巡礼最後の訪問教会

            『真手ノ浦教会』

 

         塔を頂く真っ白の教会。    いと神々しく。

  

 いつからあったのか?
    集落にこっそりと、『真手ノ浦集落』 の最初の 『祈りの場』 であったと伝えられている。 
1956年(昭和31年) 手狭になったために現在地に『教会』 が建てらた。
更に。
2010年(平成22年) 『現教会』 に建て替えられた。 

 

教会前に

    祈りの信徒を出迎える・・・
 
        『聖母マリア像』
  
  巡礼団の無事の終わり そして 先人たちが守り抜いた信仰
         感謝の祈りを捧げました

 

聖堂に入って・・・


枢機卿様と巡礼団
         『祈りの唱和』
 

          巡礼の終わりを迎えます
 
枢機卿様は話されました。

        『巡礼とは毎日の生活です。
    毎日、私たちは 神に向かって巡礼をしているのです。』

 

ここは・・・

     すばらしいガイドさんの『母教会』です        

 
         『潜伏キリシタン』 の末裔のガイドOさん
       『五島の信仰』 を観光客に伝えるために生まれたような
             『名ガイドさん』でした
               感謝!感謝!


 枢機卿様と ガイドさんも一緒に・・・

           『巡礼団全員集合写真』
 

          皆様! お世話になりました
       皆様とご一緒できたのはうれしいことでした
        神様が準備下さった『お恵み』でした
       神様と枢機卿様と皆様に感謝申し上げます
           ありがとうございました


司教様の『最後のお言葉』
   

        『ありがとうございました。
   私のために お祈りください。 よろしくお願いいたします。
     私も皆様のためにお祈りいたします。』


枢機卿様の先唱で・・・

      全員で  『お祈り』
    

    『私たちは、毎日、枢機卿様のためにお祈り申し上げます。
  お体をお大切に、神様がお与えになりました『御使命』 を全うください。
        心から感謝申し上げます。
        ありがとうございました。』

 

いよいよ。
『五島』にお別れです。

  船窓から見えるのは・・・   『深い青色の海』


 『エルサレムは、主が御名を置くために選ばれた都であった。』 列王記上 14-21
『わたしはイスラエルに七千人を残す。これは皆、バアルにひざまずかなかった者である。』
                         列王記上 19-18

 

  今日で 『前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅』 が無事に終了しました。

       巡礼四日目。 10017歩。        

   

 皆様!
 御訪問に感謝申し上げます。
私の巡礼にお付き合いくださいまして、心より感謝申し上げます。
五島巡礼で学んだことで胸が膨らみ、はちさけそうです。
豊かな経験が消化され、私の霊魂の血となり肉となるのが楽しみです。

  

      『五島』は
   神様に選ばれた『神の御名を置く都』であり、
神様に残され、すべてをゆだねられた『選民・残りの者』
の住む『地』でした。


『カリストの イエズス マリア 赤とんぼ 』・・・五島巡礼三日目・・・『望んでいる事柄を確信し、見えない事柄を確認する。』

2019-09-18 22:10:48 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月12日。木曜日。快晴。

    前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅 三日目

 

さあ!

今日も巡礼に出発です。

  バスに乗り込み

 枢機卿様の『始まりの言葉』

     『今日も無事に巡礼ができますように!

      日本の民主主義はここ五島から生まれたと言えます。
   信仰の自由を守るために五島の人たちは命を捧げたのです。

   『カリストの イエズス マリア 赤とんぼ』 

 

     今日は四つの教会とキリシタン洞窟を巡りました。
    そのうちの一つの教会と海の中の洞窟をご一緒下さい。  

 

 まずは

       『土井の浦教会』  

 



上り切ると・・・
まずは目につきます。

         『カリスト殉教顕彰碑』
 
            『由来』    

    『寛永二年 五島藩主はキリシタン弾圧を誇示するため、
  教会の伝道師カリストを若松から一里ばかりのダプトに於いて処刑した。

  役人に引かれていくカリストの後を追うキリシタンたちに、
        不朽の御恵を下さる神様を賛美するように諭し、
  刑場では友人に別れ手紙を書き、晴れ着に着替えて、
      刑史に感謝の詞を述べ、
  イエスマリアの御名を唱えて、首をはねられた。

    時は千六百二十四年四月十九日 享年五十七才であった。 
     ここにカリストの崇高な殉教を讃え顕彰する。
      二〇〇一年九月 カトリック土井の浦教会』

          枢機卿様が、
  今朝一番に、俳句に詠まれて賛美なさった 『殉教者カリスト』の碑です。
     『カリストの イエズス マリア 赤とんぼ』 

 

教会に入り・・・   

      『ミサ』
 
 

  『枢機卿様お説教』

 「神が、まず先に命まで与えて私たちを愛してくださいました。
       だから、私たちも愛しなさい。

すべての人を、神が大切にしたのです。 神がすべての人を造られたのです。
      だから、すべての人が神の子なのです。

そんな御父・神が愛したように互いに愛し合いなさい。
      赦せば、神は赦します。

    『裁くなと 赦し、赦され 赤とんぼ。』    
        赤とんぼの赤は殉教の色です。

人はすぐに裁いてしまいます。
  しかし、人はまず赦すのです。そして 赦されるのです。

   『松虫や 赦し、赦され 裁くなと。』



ミサが終わって

            『祈りの場』
   
    枢機卿様 と 土井の浦教会の信徒の皆さま と 巡礼団
    
    枢機卿様 と 当教会出身の下迫神父様のお父様から
     『巡礼者たちの崇高な生き様』 を学びます。

 

その昔の昔。
   今から457年前。 『五島』に初めて 神父様が到来したのです。

それは。
 
 1562年(永禄5年) 重病の五島領主第18代宇久淡路守純定の要請に応じて、
        横瀬浦に滞在中のイエズス会の神父コスメ・デ・トルレスと
        日本人キリシタンで 医学の知識のあったディエゴ
             が五島に派遣されました。
      五島領主・純定は、ディエゴの手当てによって、 数日で全快しました。

そんな結果。

  1566年(永禄9年) 2月五島の重臣25名がキリシタンになる。
            6月。 寺が改造されて教会となり、
        地位の髙い120名位に洗礼を授けるために盛大な式を挙行されました。
            教会の背後の髙地に十字架が立てられました。

しかし58年後。

 1624年(寛永2年 五島藩主盛利と聖堂の看坊カリスト が捕縛され、
             ダプト(高仏?高松?)で斬首されたのです。
               同日に他5人も斬首されました。

      
      『五島』 は正に 『赤とんぼ』
        『殉教の色:赤の地』です
   昨夏の巡礼の地・イスラエルと同じ空気を感じます。
  それは『神から選ばれた地』が持つ『高貴さ』でしょうか。

 


次は。

 

       『キリシタン洞窟』

  殉教者カリストが、尊い命を捧げて、信仰を守ることを教えた後
          150年ほどの後

1772年-1773年(安永元年 福江藩時代)

    大村藩の外海地区(現・長崎市)より キリシタン16戸70名が移住。
     現在の北部の大平教会、南部の土井ノ浦教会がある地に
        明治期の迫害の際に
     信徒が隠れ住んだのが『キリシタン洞窟』 です。


洞窟に向かって・・・

   海を走ります    『海上タクシー』
 

   波を噴き上げ・・・
 
 

    キリシタン洞窟は
 1566年(
永禄9年) 。

   外国人宣教師の手によって、五島全域にキリシタン信仰が広まり、
   時の領主がキリシタンに改宗すると、
   多くの家臣、領民が帰衣し、各地に教会が設けられました。
    
 しかし、その後。

   豊臣秀吉による禁令、徳川幕府による一層の過酷な迫害が起こり、
   五島も領主の世代交代などでキリシタン弾圧が始まりました。

 1868年(明治元年)
   
    五島のキリシタン探索は、ますます厳しさを加え、

   『 五島崩れ』 といわれる最後のキリシタン弾圧の嵐が吹き荒れました。
    この弾圧の嵐は、若松周辺でもそれぞれの集落で起きました。

 そのような中。

    この近くに住む里ノ浦地区のキリシタン達は、
     迫害を避けて、この洞窟に隠れました。

 

洞窟への海上タクシーの途中。

  島の合間に・・・  『マリア像』
 
      岩の切れ間が 『マリア像』 を形作ります


到着

        『キリシタンワンド洞窟』
    
      洞窟は  奥行50m、高さ5m、幅5mのT字型

   入り口はかなり広い海蝕台場の背後にある岸壁の裏側にあって
     海岸からは見えない格好の隠れ場となっています

   里ノ浦の山下与之助、山下久八、下本仙之助らは話し合って、
   生活用具や物資を持ってひそかに、この洞窟に隠れました。 

 しかし、ある朝のこと、不用意にも朝食を炊く煙を沖を通る漁船に見つけられ
    役人の知るところとなって捕らえられ
    『算木責め』などの拷問にかけられました。

この時以来
   この洞窟を 『キリシタンワンド洞窟』 と呼ぶようなりました。

昭和42年。
    苦しみに耐え、信仰を守り抜いてきた先人達をしのび、
        鎮魂の願いを込め
           『キリスト像』    が建てられました
    
     洞窟の入口に 

     高さ4mの『十字架』 と 3.6mの『キリスト像』

 

  今回の巡礼は、
  昨夏のイスラエル巡礼にご一緒した友が数人の参加です。

     その中のお一人
  「私が洗礼なんて…まだまだ先にはあるのかな?」とイスラエルで。
  「洗礼を決心しました」と五島で。いつも笑っておいでです。素敵です。
    
      イスラエルからの一年間が彼女を変えました。
 神様は 『私の愛する子よ!』 と かわいい友人に呼びかけられました。
   

  『信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事柄を確認することです。』
                     ヘブライ人への手紙 11章1節
     

 

  今日も 枢機卿様の『終わりの言葉』で 一日の巡礼が無事に終了。

       巡礼三日目。 2996歩。←少な!         

   
皆様!
 御訪問に感謝申し上げます。
 私の巡礼の姿も、五島の人たちに似て、『確信』の持つ落ち着きが出てきました!?

   

       『五島』は
   神様に選ばれた『選地』に住む、
     神様に選ばれた『選民』
の住む『地』です。


『さわやかや 五島巡礼 みな笑顔』・・・五島巡礼二日目・・・『ののしられ、汚名を着せられるとき、あなたがたは幸いである。天には大きな報いがある。』

2019-09-17 12:13:42 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

9月11日。水曜日。快晴。

    前田枢機卿様と行く上五島巡礼の旅 二日目

 

         巡礼 とは何か?

   アブラハムは 『約束の地』に向かう 巡礼者でした
 
      キリスト教徒たちは キリストの歩いた地を 旅してきました

  巡礼地は 聖遺物のある場所 が多く  
   
特にエルサレム ローマ スペインのサンティアゴ・デ・コンポスチーリャ
        イギリスのカンタベリーが重要な地とされました

 

     巡礼者らは
        神に向かう『心の旅』の一つとして
 
                       過去から学びながら歩いたのです

    
       神や聖人への祈りを詠唱し 詩編を唱えながら
          聖地から聖地へと巡り歩いた
          
  『キリスト教の歴史』より

さあ!

出発です

  バスに乗り込み

 枢機卿様の『始まりの言葉』

     今日も無事に巡礼ができますように!
     1人1人頂くお恵みがあります  ともに歩む巡礼は 私にとっても喜びです。
   自分の生き様は続いていきます 神様のもとに巡礼を続けていきましょう。

       『さわやかや  五島巡礼 みな笑顔』

 

        今日は六つの教会を巡りました
 
     そのうちの三つの教会をご一緒下さい  

 

 まずは

      『旧野首天主堂』

 

野崎島に渡るために  

  津和崎港から     海上タクシー 
 

  猛スピードで 

 

    海の中を進み
    数え切れない島々が通り過ぎていく

 

 潜伏キリシタンは 弾圧から身を守るために 無人島『野崎島』に渡り
     海から直接にそそり立つ土地を開墾し
    信仰を守るために 島を切り開いたのです。

 


 1797年(江戸後期) 
      
五島藩が 土地開拓の為の民大村藩に依頼し
               100名ほどが海を渡りました
     そのほとんどが
     キリシタン摘発から逃れやすいとされた
  新天地「五島」での暮らしを望んだ 潜伏キリシタンでした

 

    人々は
     急な斜面 風の吹き付ける厳しい環境で
       『集落』を切り開き

     ひっそりと祈りの暮らしを続けました 
  しかし 禁教の悲劇は 野崎の人々にも訪れるのです

  
 
野崎島 到着
  下船して  
 
 
  立ち寄り    野崎島ビジターセンター
    
      島の様子 島でのマナー 等 伺います
 
 
旧野首教会へ向けて
       炎天下 約20分 徒歩
 
 
 左手眼下に    野首海岸  
 
 
      青海と白浜 その美しさに絶句
  
      右手には 野崎集落跡 や 棚田跡
 
 
          見えてきました
   
          旧野首天主堂
 
1865年
 長崎:大浦天主堂での『信徒発見』は 島の信者たちにも知らされました
翌年 1866年
 大浦天主堂を訪ね 一部の人は洗礼をうけました   
 
      
    しかし まだまだ禁教の世の中
  
 
  信仰の復活は、役所の知る所となり
   島で 15軒 50数人が逮捕 平戸に連行され
      改宗を迫る拷問を受けました
      拷問に絶えかね
 島民は 改宗を申し出 
野崎島帰還を許されたのです 
 

1873年(明治6)
  
    高札撤去 迫害から解放さました
    
     禁教令~高札撤去まで250年間      
 
      潜伏キリシタンたちは
ようやく信仰を公にすることができるようになったのです
 
 
到着 
        旧野首天主堂
    
       入り口の上に『天主堂』の文字
 
 
 信仰の自由を手に入れた信者たちは 『木造の教会』を建設
    苦しい生活の中での建設は粗末でした
神第一でなく 自分の生活を第一にしたため と大いに反省した信者たちでした
 
  すべてに優先して神を第一とするときに 神は報われる!
 
    集落の高台から美しい海を眺めながら
       神に祈ったそうです

 ”私たちは 平戸の拷問に耐えられず 神を捨てると表明しました
       この罪をお許しください
       償いとして教会を建てます”
 
 
 
 その後  17所帯で 『レンガの教会』 建設決定
        建設費捻出のために 
 
共同生活を始め 大人は1日2食 
キビナゴ漁などで資金を蓄えました
 
ついに
  1908年(明治41)  『野首教会』完成
    3000円。今の2億円。現金一回払い。
 
    『すべてにおいて神が第一 神を優先』
 
  17軒は 一軒120万円以上 蓄えた資金を供出したのです
             枢機卿様のお話しから

 

       厳しい弾圧に耐え
    故郷から遠い未開の土地へ移り住み
    ひそかに暮らしてきた人々にとって
    『天主堂』は 信仰の証 です

 
 
  中に入れば        祈りの場
  
    
       
深々と頭を垂れ 祈りを捧げました

 
 人々の祈りのしみこむ   旧野首教会
 
 

      その歴史的価値を後世に伝える為 静かに佇みます    

 
       潜伏キリシタン
   神秘的で 静かで 美しい島だからこそ
 神と共に 神を確認しながら  潜伏できたのでしょう
   
       
        巡礼者は
 
     聖地への旅の過程において
  神との繋がりを再認識し 信仰を強化するのです
 
                    ウィキペディアより
 
       
次は

       『仲知教会』

  枢機卿様の 誕生~小学時代過ごされた 母教会 です      

 

   教会に向かう途中   美しい海  
  
 
   枢機卿様の生家が 無人のまま 残されています
 右側の木のむこう側に見える二つの家の 手前の家が枢機卿様の家
 
小さい頃 家から走り出て海に行き サザエ等を沢山捕ったそうです

 

ある日曜日
小学生の頃 ミサを初めてサボり 魚釣りに行きました
見つからないだろうと思っていたのに
  陸に上がると そこに主任神父様が立っていました  

 『償いとして アベマリア 1万回唱えなさい』 と神父様

    教会で 一万回 唱えました
      仲知の子供の頃
  厳しく育てられたことを 心から感謝しています
   
       枢機卿様の話でした

 

そして   

     共同司式ミサ 
  

     本田神父様 枢機卿様 山添神父様

 

枢機卿様説教

『皆様と 私の母教会でごミサを捧げることを とても嬉しく思います
 
子供の頃 教会の前を通るときに深々とお辞儀 をさせられました
そのうちに
  御聖櫃の中におられ ミサの中での御聖体の大切さ
   厳しいしつけの中で分かるようになりました


キリストがすべてであり キリストはすべての中におられ
     御聖体を大切にすることを教えられました

厳しいしつけででしたが
    ”信じる!” ことを植え付けられ 感謝しています

信仰だけでなく
  自由や幸せはいつまでも続くものではない とも教えられました

だから

  幸せで恵まれている時こそ 謙遜に
  いつの時も 今を大切に 失望することなく
 神様中心に 神様のことを考えて生きていれば 必ず報われる
    と教えてくれたのが ここ『母教会』です

私はいつどうなるかわかりませんので 皆様の祈りを続けてお願いいたします
   互いに祈りあって 互いに支えましょう』

     

ミサ後

     枢機卿様母教会前で  記念撮影 
 

 

  今回の巡礼地は
     枢機卿様の信仰 人格 価値観 等を育んだ
     緑の木々が生い茂り 真っ青の海が取り巻く
       枢機卿様の生地:『五島』です

    『環境が人を造る』 と実感する巡礼です 

  
  一人聖堂で祈る私に 声をかけてくださる信者さんがいました

    「教会資金のために 若い女性一人が作っているのです
       よろしくお願いします」
 

   私は喜んで 『聖書100週間』仲間のお土産 10個購入    

     教会を管理維持するのは大変なことです
  一人の若い女性のような『信仰と行動の一致』が 教会を守るのです
             
      ”お祈りしていますね”
   互いに心通わし合った『忘れられない一時』です

 
教会から出ると

   ふくれ饅頭 かまぼこ 五島うどん 梨
    手作り品のおもてなし。おいしい。

 

 次は

        『青砂が浦教会』

   子供たちが 教会前に一列 迎えてくれました

  
     嬉しそうに 一人ずつ 枢機卿様と握手です

 聖堂内で

   子供たちと巡礼団 共に お祈りをしました     
            枢機卿様と子供たち

 ”神父様になりたい人は?”   一人の男子が ”はい”  
 ”シスターになりたい人は?”  四人の女子が ”はい”  

    五島出身の枢機卿様は 島のスーパースターです
     枢機卿様と握手した感動を忘れることなく
    枢機卿様に続く神父様が生まれることでしょう!

 

信徒館で

      おもてなし
 
     

       膨れ饅頭  ドーナツ
       手作り。 おいしい。 


  枢機卿様と
        主任神父様とご婦人たち  
 

  五島の皆様は ”五島のヒーロー!” 枢機卿様が大好きです
  枢機卿様も 五島の皆様を大切になさっていらしゃいます

     互いに 祈りあい 信徒の姿 素敵です

 

そして

 えび屋

     夕食 
 
 

     伊勢海老 黒ムツ サザエ 鯛 
        鮮魚づくし 美味

    
       自己紹介がはじまりました 

    その人らしい 素晴らしいお話が続きます

 最後は  

    枢機卿様のお話
  子供の頃の話を 手振り付き なさいました

  『私は3月生まれなので クラスでは1番小さかった
 けれども 背負い投げで 自分より大きな子に勝ったのです
     
   得意になっていると 次に自分より小さな子に負けました
その時 先生が『勝って兜の緒を締めよ』と『言葉』を下さった
   そのことを今日 仲知で思い出しました』 と

 

   枢機卿様のお話は いつも 『謙遜』がテーマです

        
   夕餉の お仲間
 
 


         枢機卿様とご一緒
      有り難く貴重で  楽しい時間でした
                 感謝!感謝!

 

  枢機卿様の『終わりの言葉』で 一日の終了

   
   巡礼二日目。 7938歩。         

   皆様!
   御訪問に感謝申し上げます
   私の感動をお伝えしました

 『人の子のために追い出され ののしられ 汚名を着せられるとき
    あなたがたは幸いである 天には大きな報いがある』
                     
ルカ 6ー22   

     
 
『五島』は 
 神様中心に 神様第一に 生きていれば 必ず報われる
     と
確信する信仰者の住む『地』です