マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

結婚40周年記念日

2011-01-31 10:00:00 | 日々のこと。 世界のこと。

 『結婚記念日おめでとう! すてきな一年をまた過ごしてね!』

  お祝いの花束 娘夫婦からです。

純白の花束
結婚40周年の本日。初心に返って・・白無垢の花嫁さんのように。てことのようです。


1971年1月31日
結婚式当日。初々しい・・純粋無垢の花嫁でした。
2011年1月31日
結婚40年目の今日。楚楚と・・純真なおばさまになりました。


 
 『お邪魔でなければ・・今宵ご一緒に!』


ワインバー・エルヴァージュへのご招待  息子からです。


チーズのお皿
熟成したチーズの味・・熟成した私たち夫婦の味に似て。てことのようです。

40年の歴史
何事にも代えられない家族の歴史でもあります。熟成期間でした。チーズにも似て。
40年の結婚生活
「結婚とは相手の神秘(理解不能な所)を100%受け入れて、そして、共に居る。ということです。」神父が先週言った言葉。含蓄物です。



熟成夫婦の後ろ姿 『紳士淑女のおしゃれ』

友人から頂いた夫婦の帽子。お初にかぶって・・『エルバージュ』へ。”いざ!行かん!”てとこです。


シャンパンで・・『40周年!おめでとう!』マスターも『おめでとうございます!』

飲む飲む・・しゃべるしゃべる・・飲む飲む・・。 2時間でした。


ワインの熟成
葡萄の実が・・年月をかけて・・ビロードのように滑らかなワインに。ボルドー色の美しさに。熟成していきます。すばらしい!
夫婦の熟成
私たち夫婦も・・40年の年月をかけて・・絹のように滑らかな人間に。高貴さを漂わす気品に。熟成しましたかしら?ワインにはるかに勝る夫婦の味。


40年の宝物
子供達とその家族です。『共に居る。』それが嬉しい。
40年目の夫婦です。『エルバージュ』で飲んで飲んでご機嫌です。

「結婚とは相手の神秘(理解不能な所)を100%受け入れて、そして、共に居る。ということです。」真実かもしれません。

  夫婦も家族も『共に居る』。 体は離れていても心は共に。

  子供に祝ってもらった「結婚40周年」でした。









トライアスロン挑戦

2011-01-31 08:00:00 | スポーツ・ランニング・自転車・水泳・ゴルフ・散歩・・・

トライアスロン競技用自転車。 息子の自転車『TREK号』



競技用自転車は、
舗装道路でスピードを出して走るために考え出された自転車の形です。

タイヤの幅は20mm前後。、舗装道路以外には向いていない。
無駄は一切なし。
車体は超軽い。8kg以下だそうです。(息子の車)
サドルは高く、ハンドルは低い。さまざまな傾斜の坂道に対応できるように変速ギア付き。
 

物事は、往々にして、エスカレートしていくものです。人生レベルUPということかな。

昨年・・息子はアクアスロン(泳ぎと走り)に挑戦。2回の出場でした。
今年・・息子はトライアスロン(泳ぎとバイクと走り)にエスカレート。挑戦です。

2000年のシドニー・オリンピックで、正式競技となったトライアスロン。

息子の挑戦・・
危険の伴う競技です。
結果を出すために・・短時間フィニッシュを目標に頑張ろうかな?息子の心でしょう。若いのですから。
結果にこだわることなく・・制限時間内フィニッシュ位の気持ちで楽しんでほしい。母親心です。


物事は、往々にして、先人達の姿に魅せられて始めるものです。人生のモデルを持つことは人生成功の必修でしょ


私の挑戦・・
昨年の息子に魅せられて・・今夏・・アクアスロン挑戦。予定です。


息子の競技用自転車選び・・「息子とおそろいが決め手さ。」ですって。

  『TREK Jr号』


************
1月走行距離合計230kmでした。
早く春にな~れ! 暖かくなったら走ります


月例登山会:有馬氷滝:氷漠巡り

2011-01-30 08:30:00 | 登山・ハイキング
 
2011年初山歩です。40kg用リックでアイゼンや防寒着もばっちり入りました

今日の行程: 
月例登山会仲間(ラン仲間でもあります)と・・恒例の自炊昼食。有馬氷滝:氷漠巡り。

前半の行程:
8:30阪急六甲駅前バス駐車場集合→バス→9:30六甲ケーブル下駅の横の油コブシ道を登る→六甲カントリーゴルフ場横→11:30極楽茶屋跡



油コブシ道:表六甲山でも、昨日からの寒さで、雪が残っていました。


頂上近くの六甲カントリーゴルフ場横 道路は凍ってアイスバーン状態。アイゼン着装です。


凍った広場・・地元の子供達は、滑って遊んでいました。

地元の子供達:寒さに強く元気一杯です。すばらしい!

六甲山頂循環バス 「通年一日一回8時29分のみ」の表示

子供達は歩く歩くの生活なのでしょう。強くたくましくなりますよね。すばらしい!

11:30 六甲山頂到着

光る海に続く広い空 水平線の区別がつきません。美しい

2時間歩いて・・おなかがぺこぺこ。恒例の自炊の始まりです。全員得意持ち場担当


男性軍が運び上げてくれたビール 雪の中で冷え冷えです 雪山の醍醐味です。
 
仲間の”シェフさん” 今日のおつまみはハムの塊 雪の上のボンベで温めます。


まずは・・「かんぱ~い!」 「おいしい~!」


鍋一杯に・・海老。豚肉。つみれ。人参。白菜。にら。もち。うどん。・・・。キムチ鍋です。
 
氷の上のボンベが凍る。ボンベを取替え・・取替え・・火を保ちます。 出来上がりました


気温0度を下回る中・・雪の上には座れません。立ったままで食事です
 
キムチ鍋で・・体がホカホカ。心もホカホカ。


シェフさん。 ワインまで運び上げてくれていました。

「新年会を兼ねまして・・・。」と。 優しいィ~

雪の中のワイン 云うことなし!!最高

いい気持ちで・・ご機嫌様。・・バニーガールまで登場です。
可愛いバニーガールちゃん。100kmウルトラを年に4回&フルは毎月。以上に走る鉄人アスリートさん。

 
 何もかも美味しい 何もかも嬉しい
友情に感謝! 自然に感謝! 健康に感謝! 感謝感謝です


2時間の食事(鍋の温度が上がらず時間がかかりました)は、仲間の一年間の結束を固めました。
 「今年もよろしくね!」て感じです。

いよいよ・・有馬氷滝:氷漠巡りに出発です。


後半行程:
13:30出発→紅葉谷道を下ります→途中で紅葉谷道をそれて→14:30百間滝 と 似位滝→紅葉谷道に戻り→16:00有馬温泉

「厳冬期には凍結します。川床は滑りやすく十二分の注意を・・。」等々。 道案内と警告掲示板


極楽茶屋跡から紅葉谷道に入ります。

ちらほらと雪が舞い散ります


雪と氷にアイゼンがくい込みます。ザックザックザックザック・・と。



百問滝到着:滝の周りは全てが凍り・・滝が氷の花の結晶となっていました。

寒波到来で氷瀑・霧氷・樹氷が、今年はひときわ美しいと聞いていたとおりです。



『七曲滝の氷瀑風景』をご一緒にお楽しみ下さい









百間滝から3~5分・・隣の谷にある『似位滝の氷瀑風景』も・・・。


凍った滝壷を登っていくと・・・

ハイカーが凍った滝を登っていきました・・・



再び、紅葉谷道に戻り・・・有馬温泉へ下山。


有馬温泉駅隣の唐櫃台駅へ・・『からとの湯』
 
冷え切ったからだが温まります。いい湯だな~てね

天然温泉の後は・・仲間と”チョッイト一杯” ”お疲れ様~”てね

おしゃべりが弾み。ビールジョッキも進み。至福の時間です。


11時間の山歩でした。楽しかった。生きてる喜びを感じます。

今年はどれだけの山に登るのかな? 楽しみです



*********************

紅葉谷道から有馬温泉へ向かって下山して行くのですが・・
この辺りは裏六甲ですから日陰で積雪も多い、ましてや下り斜面で滑りやすい。
”簡単”と考え過ぎずに・・十二分のご注意を。

中年一人登山者男性。ロープウエー有馬駅手前10分ほどの所で、滑って転んで、足を挫傷。
救急車が到着するまで付き合いました。
怖いことです。何事においても油断は禁物です。

今年一年・・油断せず。慎重に。・・皆様の無事故をお祈り致します



マラソン大会エントリー案内書

2011-01-29 08:00:00 | スポーツ・ランニング・自転車・水泳・ゴルフ・散歩・・・

春~初夏のランニング大会エントリー案内書が次々と舞い込む季節です。 

6月の『隠岐の島マラソン』からも、案内状が届きました
昨年、60歳代第3位の快挙を成し遂げた隠岐の島ウルトラ。 さて!今年はどうなりますことやら?


5月のストックホルム・マラソンにエントリーを希望して動いた私。
ところが・・外国人参加枠は即日完売近い状態だったそうです。すごいことになっています。

格安切符戦争の続く航空業界。
飛行料金の安さも手伝っているのでしょう。世界の大会のあちこちまで遠征という・・世界的ランニングブームの感あり。です。
今回の私も・・・
『ストックホルム往復運賃12万円』。旅行費安さに魅かれてのエントリーでした。しかし簡単に玉砕。残念。

・・・外国マラソンエントリーは、きわめて困難な昨今です。


4月の芦屋国際ファンランには、ハーフエントリー済です。
エントリー代金は、4200円。

これだけ盛んになったランニングブーム
・・市の活性化に大いに貢献している。市の財政には大金をもたらします。と思います。

ランナーは遠くまで遠征して・・・
旅館に泊まる。大会前泊の旅館はどこもかも満室状態になります。
ご当地の美味しいものや地酒を食べる。帰路はご当地土産をたくさん買う。これが楽しみでもあります。
結果・・地元に、大きなお金を落とす。ことになります。


5月は、私も、ストックホルムは無しになって、麒麟獅子マラソン大会で日本海まで遠征です。

走って。食べて。飲む。ことになりそうです。浜坂に貢献できるかしら


**************

今日29日のラン・・
朝の布団の温かさから出られません。
弱虫アスリートの私。マシンの上での14km (1月走行距離合計216km)












紳士淑女のおしゃれ

2011-01-28 14:00:00 | 日々のこと。 世界のこと。

絹の私の帽子 「あなたらしい帽子。レディーの帽子よ。」友人が作ってくれました。

素敵な帽子。サイズはぴったり。かぶると淑女になります。レディーの私?にぴったりです


「ダンディーなご主人様にかぶっていただきたいの!」 フランス製帽子

昨日の私の帽子に続き・・今日、偶然にも、夫も私の友人から帽子を頂きました。

私の帽子と合わせたように・・色合いもスタイルも似ています。 夫婦であつらえたように。素敵です。おしゃれです。

チャールストンを踊りだしそう! 古いかな? 
こんな風な帽子をかぶって、昔よく踊ったものです。若かりし頃。 チャールストン!懐かしい


「こちらは最高のおしゃれをなさる時にかぶってね。」イタリアで買われたPaul Stuartの帽子。

紺色にも見える濃く深い緑色 なんとも上品な色です。 

素敵な帽子。サイズは夫にぴったり。ダンディーな夫?が渋い紳士になります。大変身です。


お子さんがいなくて・・夫婦で仲良く・・ハイソな生活を楽しんだ私の友人夫妻。
その愛する夫を8年前に亡くされた。・・・涙に明け暮れた友人。67歳になられた。

「9年目になるので立ち直るわ! もう大丈夫よ。」
「あなた達夫婦に私たち夫婦を重ねて見ていたいの。大事な帽子はご主人様にかぶっていただきたいの。」


ご期待に添って・・・
帽子をかぶっておしゃれして・・友人夫婦のように・・出かけることにします。 後ほどに報告しますね。








老化現象

2011-01-26 14:00:00 | 日々のこと。 世界のこと。
老化といえば・・
難聴。視力低下。記憶力減退。更年期障害。疲労。不眠症。骨粗しょう症。関節痛。腰痛。・・・等々。
マイナス面ばかりが言われる。 そのとおりですが。


なぜ、今になって・・老化現象の話? てことですが・・。


私が・・好きで読んでいる初老婦人のブログ。
その・・初老婦人のプロフィール。
福岡生まれ。アメリカの大学で学び。 アメリカの青年と恋して結婚。そのままアメリカ住まい。
恵まれた二人の子供も立派に独立。爺さんになった『青年』とワンちゃんと三人?暮らし。

三人の日々の生活がつづられたブログ。 楽しく読んでいます。
ところが最近・・内容に所々、郷愁が漂うようになってきた。と私が感じているのです。書いてる本人は気づいてないようですが。

アメリカで幸せな日々なのに・・故郷・日本をそして福岡を懐かしむノスタルジア。が漂うのです。
「福岡のみかんと同じ味だな~。」とか「亡き母が私に語っているのかしら?」とか「幼い頃のあの思い出」とか色々。
今まで出てこなかった言葉が・・次々と。
”一度、日本にお帰りになってみるのもいいのではないかしら?”なんて、人事でも考えたりしながら読ませてもらっている私です。


『ノスタルジア』
これこそ老化現象ではないかしら? としみじみとブログから感じている私なのです。マイナス面ではない老化現象の一つ。


な~んて考えていた最近。・・そして今日。計らずも・・・


素敵な先輩の80歳の婦人が口走った言葉。
「日本人で良かったな~。 と、最近つくづくと考えるのよ。」
「四季の移り変わり。琴線に触れる細やかな優しさ。これって日本人独特のものじゃないかしら?」と先輩お姉さま。
私も・・
「その通りかもしれませんね。」 と同感してみたり。
”先輩も、ノスタルジア現象を向かえておられるな~。”なんて思ってみたり。


先輩お姉さまの言われるゆとり・・
季節の移り変わりを愛でるゆとり。 人の暖かさを気づくゆとり。
そして、私の中に芽生えているゆとり・・
すべてを愛を持って見れるゆとり。 すべてにあくせくしないゆとり。

『ゆとり』こそが老化現象。なのではないかしらと考えています。 もちろんプラス面の。


プラス面の老化現象。について、あれこれとと考えている。・・今日この頃の私です
プラス面の老化現象。を考えて、最大限に楽しんでいる。・・老化現象?が出てきた私です








ユニセフカップ2011芦屋国際ファンラン・エントリー

2011-01-25 15:00:00 | スポーツ・ランニング・自転車・水泳・ゴルフ・散歩・・・

TALISKERSingle Malt 10年物 いつもながらおいしい!最高!

9km/時間で、休むことなく2時間20分ほど、20km走った。神戸市立西体育館のマシンの上で黙々と

走った後の”TALISKER on the Rock"  最高にうまい。体に染み渡る。走ったご褒美。てことで


息子から、昨夜、誘われた。
ユニセフカップ2011芦屋国際ファンラン・第25回記念大会」、4月10日に出ようよ!」
息子に即答した私。
「OKよ! 出ようではありませんか!」昨夜のうちにエントリーしました


息子には負けられません! というか、少なくとも同時ゴールにしたい!
30才の年の差の息子と私。 経験(登山で鍛えていた)の差も30年。逆バージョンで。同じ30でも年の差と経験の差。どっちが強いでしょうか

短距離レースの嫌いな私。
今回は短距離レース。ハーフマラソン。途中で休むことができないのが短距離マラソン。ハーフ・21.0975kmを一気に走らねばならない。休めないのがつらい。

”嫌いだから・・何々。”な~んて言い訳はスポーツ界では通じない。出場したからには結果あるのみです。


息子は、先回のハーフマラソンを、2時間8分で走った。快挙! 1時間を10kmペースで走ったことになる。
私も、少なくとも、2時間8分で走りきらねばならない
・・ということで・・2時間20分弱。1時間9kmペースをくずすことなく20km走ってみた。マシンの上で。OK。上々でした。大丈夫

大丈夫でしたけど・・過信は禁物です。
マシン上のランニングは楽です。ランニングマシンが勝手に足を運んでくれる。自分で足を運ばなければならない台地でのランニングとは大違いです。
マシンは、1時間9km速度を体に覚えさせるのには、もってこい。ということです。


4月10日の大会まで、十分な日にちがあります。 
マシン上で、20km&速度10km/時間までレベルUPして、何回か練習を重ね、『10kmラン』を体にしみこませることにします。頑張ります


ということで・・
今日25日のラン距離は20km (1月走行距離合計188km)









『夜と霧』

2011-01-24 15:00:00 | 大学。大学院。本。コンサート。ラジオ。映画。

美しいシクラメン 心が和みます。

変わらずに咲き続けるシクラメン。・・『普遍』に接すると心が和みます。


大学院の教材・『夜と霧』を読んだ。
原題は”Ein Psycholog erlebt das K.Z" 「強制収容所における一心理学者の体験」

ヴィクトール・エミール・フランクル氏の著作。 アウシュシュビッツでの体験談。というより著者の哲学書。
著者の愛する両親、妻、子供達は、アウシュビッツで、ガスで殺され、あるいは餓死した。
生き延びた著者は、ウイーン大学医学部教授 兼 ウイーン私立病院神経科部長となり、1997年に92歳の生涯を閉じた。
戦後の世界を52年間を見たことになる著者。どのように世界を眺め、そして、どのように考えておられたのでしょう。

『戦争の行われていた間に、どう低く見積もっても千二百万人に及ぶ侵略地区や占領地区から連れて来られた男女、子供がドイツ人によって殺された。
これについて英帝国の主席判事ハートレイ・シュウクロス卿が大物戦犯の裁判において述べたが、彼はそれを次のような言葉で結んだ。
「千二百万人に上る殺人! これによってヨーロッパのユダヤ人の三分の二以上が殺されたのであります。そしてこの殺人は、まるで大量生産工場のようにアウシュヴィッツをはじめダッハウ、トレプリンカ、ブッヒェンワルト、マウトハウゼン、マイダネック、オラニーンブルクなどのガス室やかまどで行なわれたのであります。』
                                      (解説の章より)


なぜにユダヤ人が?
なぜに人間がここまで残酷になれる?
なぜにここまで事が大きくなるの? 止める力は働らかなくなるの? 恐ろしい。

私は、何を知ってるというの?
ユダヤ人いついて。ドイツ人について。戦争について。人間についても。  何も知らない。

私に何が答えられるというの?
何も知らなすぎる私。 答えられない。

このままの私で済まされるの? 
済まされるはずがなかろう! 人として。

私に、何ができるというの? 何もできない。むなしさで埋め尽くされる私です。


時代は変わる。人の心も変わる。・・『変化』が時代を作る。『変化』に接すると心が浮き立つ。動揺もしたり。


 『夜と霧』 そして 『普遍と変化』
心の中で消化させていかねばならない。 時間がかかっても。


そして・・・
このような絶望のどん底にいても・・希望を見出す人がいるのです。生き抜く力を湧き出す人が。少女であり。成人も。
人肉を食べることも起こった人間の残酷さと絶望のどん底の中でも・・人に優しい言葉をかけ、自分の何日か分の一切れのパンを人に与える。
 『人間の尊厳と生きる意味を保つ人』が、どのような環境におかれても、存在する。 ということ。

『ドストエフスキーはかって「私は私の苦悩にふさわしくなくなるということだけを恐れた」と言った。
一人の人間がどんなに彼の避けられ得ない運命とそれが彼に課する苦悩とを自らに引き受けるかというやり方の中に、すなわち人間が彼の苦悩を彼の十字架としていかにに引き受けるかというやり方の中に、生命の最後の一分まで、生命を有意義に形づくる豊かな可能性が開かれているのである。
すなわち多くの囚人の如く貧しい生存をするか、あるいは少数の稀な人々の如く内的な勝利かである。
・・・・・・
ではこの内的な拠り所とはどこに存するべきであり、どこに存し得るのであろうか?』
                 (苦悩の冠の省より)


内的な拠り所とは何なのでしょうか 内的な拠り所を見つけているのがユダヤ人なのでしょうか
内的拠り所は、極限の環境に陥った者だけが得ることが出来るものなのでしょうか 得ることが許されるということ。
人間の尊厳とは 
人間の生きる意味は 
 大学院の授業はここから始まるのです。 頑張ります







内田樹教授 最終講義

2011-01-22 15:00:00 | 大学。大学院。本。コンサート。ラジオ。映画。

21年間勤め上げた神戸女学院大学を退官 内田樹先生の最終講義でした。

30分前に会場・講堂に到着。すでに会場一杯の人でした。前列3番目の1席を確保。ラッキー
ご一緒した大学院聴講クラスメート・・4番目の1席を確保。ラッキー

3時~1時間15分の講義でした。

神戸女学院シンボルの校章・三つ葉のモチーフで飾られた(写真)演台で話す内田教授


最初に・・。
女学院での21年間が、どれだけすばらしい日々であったか。と振り返られました。
子女を教育する喜び、そして、未熟な自分が育てられた日々。とうとうと述べられました。

校章のモチーフのクローバーの三つ葉。 『身体・精神・霊魂』の象徴です。
3つが調和した完全な人格の育成を目指す学院の理想を表します。

子女の『身体・精神・霊魂』を育て、そして、ご自分の『3者』も育った。と。謙虚に。

先生の言葉とその姿・・・健全なる『3者』を兼ね持った人だけが持つ威厳を放っていました


中は・・。
集中講義です。 哲学の解明が続きました。

「学ぶとはどおいうことか?」・・学びのダイナニズムは、開けた者だけが得る。納得。
「死者とは?」 次に 「存在とは?」・・われわれの社会は存在なきものが多い。云々・・。その通り。
「存在しないものを語る。」・・両者がやり取りするのを学ぶ。その方法は・・。等等。 
「生命の開放とは?」・・生命の持つものが社会に働く状態。なるほどね~!
「コミュニュケーションとは?」・・
「自分の語るのを聞く・・ということは・・。」 といろいろ。
 
「文学研究をして何になる?その必要性は?」と問われれば。「存在しないものとかかわるために文学研究がある。」というのも答えの一部。と先生。

得意の武道の話も出ました。
「全く無になれる自分を得ることができた時・・人は開放される。人は最大の力を発揮する。」とかなんとか・・。納得。実感しています


とかなんとか・・・
  まだまだ・・先にも後にも沢山でした。 書くのは終わりにしますがね。


最後に・・。
キリスト教精神に基づく、深い深いhospitalty、寛容力と受容力、について話されました。

神戸女学院教育の伝統のキリスト教主義。 『愛神愛隣』が標語です。
神から託された責務にどのように応答するか。 隣人と出会い各自に与えられた力を紡ぐ。『愛神愛隣』。

アガペの愛=贈与の完結。について。ということで・・聖書を読まれました

兄弟である最も小さき者に・・
『のどが渇いたときに飲ませ、旅をしていたときに宿を貸し、裸のときに着せ、病気のときに見舞い、牢にいたときに訊ねる。』
            (マタイ福音書27章35節)

「私は深く広い神の愛に包まれている。そして、その信仰を表わす行動なくては信仰は本物ではない。ということを感じています。」
  と言う先生。・・わたし達聴衆にも問いかけました。
「クリスチャンとかではなく・・人として成長することが目的です。何が問われているのかを考えることが大切。」ではないでしょうか?と。


神の道を自分に問いながら生きておられる内田先生の風貌は・・・神を求めるものだけが持つ気高さを放っていました



最終講義後・・在校生から花束を受け取る・・濃青色のスーツの内田先生

神戸女学院のスクールカラーは『平和と真実』を表す『濃青色』。1885(明18)年、第3代校長のブラウン女史が制定。今に至る。
  内田先生のスーツ・・スク-ルカラーをイメージしたのでしょう。 美しい!


最終講義を終えた先生に・・・・・・鳴り止まぬ拍手
教育界に貢献してこられた先生に・・鳴り止まぬ拍手


今日までの閲覧数15191853回の、「内田先生のブログ」
一読者としてず~と読ませてもらっている私。 内田ブログから学んでいる私。先生の沢山の本を読んだ私。

内田教授への感謝と敬意をこめて・・
最終講義に出席しました。 鳴り止まぬ拍手を贈くらせていただきました


*****************

『信仰を表わす行動なくては信仰は本物ではない。』と、クリスチャンは常に問われます。

今朝5時半・・ラン中・・いつもの『土曜日曜青年』(←私の命名。土・日のみ出会う若い青年。)が、むこうからやってきました。
いつものように・・すでにごみで大きくなったビニール袋に、更に、火箸でごみを拾い入れながら・・こちらに歩いてこられます。

最寄のハイテク工業団地周りの道・・本当にきれい。ごみひとつない。

『土曜日曜青年』・・今朝も、ハイテク工業団地周りの道のごみを集めていました。
『アスリートばあちゃん(私)』・・今朝も、きれいにされた道を走りました。

青年の横を走りすぎる私
青年の幸せと健康を願い・・尊敬と感謝の心をこめて・・丁寧に挨拶をしました。「おはようございます。」

  『行動はその人の心を表す』 実感です。

今朝22日のランニング14km (1月走行距離合計168km)







ワイン・バー新年会

2011-01-20 18:00:00 | ワイン。おいしいもの。お勧めスポット。

画家先生絵画クラスの新年会 神戸北野坂イタリアン&ワイン・バー『Vin Vino』です。

夫さんが料理兼ソムリエ。マダムがフロアーの夫婦の店。初めてです。
イタリアンとのことでしたが・・フレンチのようなテーブルセッチング。


前菜:4種盛り合わせ お味もフレンチのような・・。キッシュ有で。

レバー料理(右奥)ペーストでなく煮てあるのが初めての味で斬新!グー 2人前1800円

鮮魚のカルパチョ 鮮魚が沢山。イタリアン刺身盛り合わせ風?おいしい  1皿1500円



7人グループ中4人が大のワイン好き。私も含めて。4人のうちのお一人。「シラーが飲みたい!」と最初からのご希望。
”では!シラーを最後にしましょう!”と始まりました それが王道ですよね!
どなたかのはっきりした好みで飲むのは、一段と楽しい。話が盛り上がる。あれこれと好みで盛り上がれる。


料理に合わせて・・上品に。ブルゴーニュでまとめました。



鴨とくるみのサラダ・ゴンゴラソース:フランス産鴨1匹焼くところから・・。

焼きたて鴨がほんのり暖かくて・・ソースと合う。おいしい。1皿1900円。2皿です。

フレンチかと思いきや・・。


次はイタリアン。アンチョビ&オリーブ&ケパーのピザ

こちらもおいしい 家庭的というかまとまったおいしさ・・。 1000円


ワイン好きの4人。 ピッチを進めたいのだけど・・。私だけだったのかな?
3人はお好きなんだけどお弱い。すぐに赤くなられて「もうだめかな?」・・と。ピッチは止まる。


白子ときのこのグラタン: 濃厚でおいしい。私好み。 1500円



画家の先生は美しい女性。素敵なおしゃれが画家らしい。お姿を拝見するだけで楽しく勉強になります。
素敵な先生・・「リビングの壁紙が汚れたの。で張り替えるのはやめて、天井以外全部トルコブルーに自分で塗ったのよ。更に絵も描いたの。」ですって。
細く華奢な体で・・大きな部屋を脚立に乗ってペンテング! どこからそのエネルギーが出るの? て感じ。画家根性です。
大変身した部屋・・見てみたいものです。そんな自由な発想をしてみたい。絵を始めた者としても。ね! 勉強になります。

入会最初のクラスで先生の言葉。忘れられません。
「普段から、お召しになる洋服もきれいな色のをお召しになってね。色の感覚が養われますよ。普段の生活が大切なんです。」と。
”なるほどね~”と納得。ガッテン!
私の好きなブランドの島田順子さんも言います。
「普段が大事。普段のちょっとした努力やこだわりの中からセンスが磨かれます。おしゃれは洋服に慣れることです。」てね。
”なるほどね~”とこちらも納得。 含蓄ある・・美の世界の二人の言葉です。ガッテン!
                

自家製からすみと海老のスパゲティ なんともおいしい 1600円



お開きとなった・・・。
「ええ~~!シラーワインは」「最初からシラーと希望していたのに!どうするの

誰も、何も言わずに・・食後のデザートと飲み物を注文なさる。
「私だけがシラーにこだわってるのかしら?」てことかも?
”まあいいか” ”ここでやめてこそレディーなのかな?”


アイスクリームINエスプレッソ


仲間との新年会。友情が嬉しい。 刺激をもらえて嬉しい

大先輩の皆様に少しでも近づきたい絵です。 
 今年も一年頑張ります