中綱湖を出て中綱水神社方向に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/f7/9518aeef3353e28386fdabda788d3af7.jpg)
しばらくすると大糸線の線路を渡り、国道に出る。1キロほど、車の往来が激しい道を進む。車が通る道は嫌いなので、早く通り過ぎたくて結構真面目に走る。再び大糸線を渡り、西側の道に出ると紅葉で彩られた山側に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/0c/5c83c934e8fa383f33401ead1f59978b.jpg)
山の上の方を見上げると、パラグライダーが優雅に大空を漂っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/9b/9943faa6f1387b4d28ec59a994e08c3b.jpg)
仁科三湖の最後の木崎湖が見えてきた。木陰の道は、湧き水で枯葉が濡れて滑りやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/6f/9d291ba119fefa2d7cef0dc56bff6f20.jpg)
木崎湖畔の道も後半だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/0d/eadfab49ba1e64a495cfd02932679280.jpg)
しばらくすると、野球場らしき場所で大勢の人が集まり、何かイベントが行われているようだ。何をやっているのだろうかと、コースを少し外れ、イベント会場に立ち寄ってみる。会場では、農協祭が行われ、地元の野菜や果物、日用品などが売られていた。会場の奥まで行くと、おにぎりやスープ、お菓子、お餅、スープ、ジュースなどを振舞うコーナーがあり、お腹もすいてきたので、いろいろ頂いていく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/be/e4a0ef3bc05e7a96d0b146adf4d17725.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ae/cd36fcce7593e6a5939443de0132e455.jpg)
南宿馬地区までやってくると、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山等の後立山連峰がくっきり見える。まさに絶景スポットだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/92/46589292a25466fcb2a5047388db2c8a.jpg)
マンホールのふたは、北アルプスの町らしくライチョウが描かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/16/5babc3e79baf13afb2c9c44f66f0b73f.jpg)
大町市内に入ると、「塩の道ちょうじや」に寄っていくことにする。大町は宿場町として栄えた。そこで塩問屋であった旧平林家は、当時の姿を今に伝える貴重な建物として「塩の道ちょうじや」となって見学できるようになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/16/064e94384d5020907eb989d8e66801d0.jpg)
ちょうじやには、貴重な建物と資料が保存され、塩の道の歴史と文化を守っている。ガイドの方の説明にみんな熱心に聞き入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/7c/eb81dec28172aeec44be12139f9aa34f.jpg)
牛方が塩を牛の背に乗せ、塩を運んでいる様子が人形で再現されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/c5/d54ca48963bb4262db6630675bc77468.jpg)
ボッカ輸送規約というのがあって、生魚1日売りの場合、糸魚川を午後4時に出て、大町に着くのは翌日の午後4時だったという。糸魚川から大町までは約80キロあるが、山あり谷ありの険しい塩の道を重い荷物を背負って、1日で運んでしまったというのだから驚きだ。もちろん一人ではなく、交代で運んだのだろうが、昔の人の体力は驚異的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/f6/ea15394b740ca778d7c70940056012c5.jpg)
江戸から明治にかけて建てられた蔵(文庫蔵・漬物蔵・塩蔵)を見学していく。「塩蔵」には、保管した塩からにじみ出る「にがり」を溜める「にがりだめ」の仕組みが当時のまま残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b7/030c1a29e166f232494dba3e048b95d3.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/0c/8d5556f950296a9c201dd820e8a1656d.jpg)
蔵の隣には、大町の夏祭り「若一王子神社」例祭で行われる子ども流鏑馬の衣装や資料が展示されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/83/072467d0b2ffa8fa4921362d27ac24ce.jpg)
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再び後立山連峰の山並みと道祖神を見ながら進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/5d/9d338cee6f9d14247110d16bff6e28f6.jpg)
有明富士と呼ばれる有明山も間近に見える。田園風景と重なり、見飽きない風景だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/06/ddae0e21a0ea06acb748f383b73d8d58.jpg)
大町市民俗資料館でも、塩の道の説明などを聞くが、蝶のコレクションも凄かった。安曇野は全国的にも珍しい蝶々が多いのだという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e7/529f383144fceac1a89619d0bb9ab50e.jpg)
13:50。仁科神明宮の入り口に到着する。1日目の塩の道はここまでの予定だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/1f/7530ea648e032c8f98d17c83b43ec373.jpg)
この仁科神明宮は、平安時代の終わりごろ、伊勢神宮領仁科御厨(伊勢神宮の庄園)を守るために、この地方の支配者である仁科氏により祭られたという。以来、1000年以上にわたり20年に1度の遷宮(式年造営)が行われてきたという。現在の建物は江戸時代のはじめのものだが、わが国古来の「神明宮」の様式を正確に伝えていることから、本殿、釣屋、中門は国宝に指定されているのだ。1日目の最後は、この国宝の仁科神明宮を見ていかねばいけない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/0e/c3fbad00ac2f7bc021f46ddee4582bd4.jpg)
今年は、20年に1度の遷宮の年に当たり、11月下旬に遷宮祭が行われるそうだ。その為の準備なのか、参道は鉄パイプで仕切られていて、工事中のような雰囲気だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/c2/b18ee88d7be34329fd978e0c8c14bc6c.jpg)
横から見た、本殿、釣屋、中門。神明造りでは日本最古ということで、塩の道の途中にこんな立派な神社があって、しかも国宝であるという事におどろきだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/76/59288925f2557fe9a6a61b65bbba6bcc.jpg)
仁科神明宮を一通り見学してから塩の道を離れ、安曇沓掛駅方面に向かう。高瀬川に架かる宮本橋からは絶好のビューポイントがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/0c/2aa94bcb99fdb4c75ed7e14c651e14be.jpg)
高瀬川とその先に見える後立山連峰のパノラマは素晴らしい。鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が一望である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/af/1af37c0d421917fd49845893b5ce0fee.jpg)
14:30。安曇沓掛駅に到着する。この駅から大糸線に乗って神城駅で降りて車を回収して、宿に戻る予定だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/bf/afaa45d3ade1cd4941b9dab8da26471a.jpg)
15:45。神城駅に到着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/b3/30019e45660cf905a1a213a107b41b72.jpg)
この後、予定では温泉に寄ってからペンションに戻る予定であったが、Kさんが車のキーをランの途中で無くしたという事実が発覚し、無くしたと思われる現場にもう1台の車で向かう。日が暮れる前に見つけねばと数人で探し回ったが、結局見つからずタイムアップ。その後、JAFを呼ぶなどして何とか車を開けることが出来たが、車を動かすことはできない。車が1台使えないとなると、今後の計画に支障ができるところだったが、自宅に連絡を取って、スペアキーを宅急便の特急で送ってもらう話となり、この日はひとまず宿に戻って翌日の到着を待つことにした。
参考1.塩の道トレイル:木崎湖~仁科神明宮のコースマップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/04/a6898fdd7253743570238a13d88dd373.jpg)
参考2.1日目の高低図とコースタイム
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/fc/0784b3f174becf90dc383648524a8e12.jpg)
「2019秋・塩の道トレイル:2日目仁科神明宮~穂高」に続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/f7/9518aeef3353e28386fdabda788d3af7.jpg)
しばらくすると大糸線の線路を渡り、国道に出る。1キロほど、車の往来が激しい道を進む。車が通る道は嫌いなので、早く通り過ぎたくて結構真面目に走る。再び大糸線を渡り、西側の道に出ると紅葉で彩られた山側に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/0c/5c83c934e8fa383f33401ead1f59978b.jpg)
山の上の方を見上げると、パラグライダーが優雅に大空を漂っていた。
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仁科三湖の最後の木崎湖が見えてきた。木陰の道は、湧き水で枯葉が濡れて滑りやすい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/6f/9d291ba119fefa2d7cef0dc56bff6f20.jpg)
木崎湖畔の道も後半だ。
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しばらくすると、野球場らしき場所で大勢の人が集まり、何かイベントが行われているようだ。何をやっているのだろうかと、コースを少し外れ、イベント会場に立ち寄ってみる。会場では、農協祭が行われ、地元の野菜や果物、日用品などが売られていた。会場の奥まで行くと、おにぎりやスープ、お菓子、お餅、スープ、ジュースなどを振舞うコーナーがあり、お腹もすいてきたので、いろいろ頂いていく。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/ae/cd36fcce7593e6a5939443de0132e455.jpg)
南宿馬地区までやってくると、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山等の後立山連峰がくっきり見える。まさに絶景スポットだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/92/46589292a25466fcb2a5047388db2c8a.jpg)
マンホールのふたは、北アルプスの町らしくライチョウが描かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/16/5babc3e79baf13afb2c9c44f66f0b73f.jpg)
大町市内に入ると、「塩の道ちょうじや」に寄っていくことにする。大町は宿場町として栄えた。そこで塩問屋であった旧平林家は、当時の姿を今に伝える貴重な建物として「塩の道ちょうじや」となって見学できるようになっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/16/064e94384d5020907eb989d8e66801d0.jpg)
ちょうじやには、貴重な建物と資料が保存され、塩の道の歴史と文化を守っている。ガイドの方の説明にみんな熱心に聞き入る。
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牛方が塩を牛の背に乗せ、塩を運んでいる様子が人形で再現されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/c5/d54ca48963bb4262db6630675bc77468.jpg)
ボッカ輸送規約というのがあって、生魚1日売りの場合、糸魚川を午後4時に出て、大町に着くのは翌日の午後4時だったという。糸魚川から大町までは約80キロあるが、山あり谷ありの険しい塩の道を重い荷物を背負って、1日で運んでしまったというのだから驚きだ。もちろん一人ではなく、交代で運んだのだろうが、昔の人の体力は驚異的だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/f6/ea15394b740ca778d7c70940056012c5.jpg)
江戸から明治にかけて建てられた蔵(文庫蔵・漬物蔵・塩蔵)を見学していく。「塩蔵」には、保管した塩からにじみ出る「にがり」を溜める「にがりだめ」の仕組みが当時のまま残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b7/030c1a29e166f232494dba3e048b95d3.jpg)
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蔵の隣には、大町の夏祭り「若一王子神社」例祭で行われる子ども流鏑馬の衣装や資料が展示されている。
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再び後立山連峰の山並みと道祖神を見ながら進む。
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有明富士と呼ばれる有明山も間近に見える。田園風景と重なり、見飽きない風景だ。
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大町市民俗資料館でも、塩の道の説明などを聞くが、蝶のコレクションも凄かった。安曇野は全国的にも珍しい蝶々が多いのだという。
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13:50。仁科神明宮の入り口に到着する。1日目の塩の道はここまでの予定だ。
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この仁科神明宮は、平安時代の終わりごろ、伊勢神宮領仁科御厨(伊勢神宮の庄園)を守るために、この地方の支配者である仁科氏により祭られたという。以来、1000年以上にわたり20年に1度の遷宮(式年造営)が行われてきたという。現在の建物は江戸時代のはじめのものだが、わが国古来の「神明宮」の様式を正確に伝えていることから、本殿、釣屋、中門は国宝に指定されているのだ。1日目の最後は、この国宝の仁科神明宮を見ていかねばいけない。
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今年は、20年に1度の遷宮の年に当たり、11月下旬に遷宮祭が行われるそうだ。その為の準備なのか、参道は鉄パイプで仕切られていて、工事中のような雰囲気だ。
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横から見た、本殿、釣屋、中門。神明造りでは日本最古ということで、塩の道の途中にこんな立派な神社があって、しかも国宝であるという事におどろきだ。
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仁科神明宮を一通り見学してから塩の道を離れ、安曇沓掛駅方面に向かう。高瀬川に架かる宮本橋からは絶好のビューポイントがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/0c/2aa94bcb99fdb4c75ed7e14c651e14be.jpg)
高瀬川とその先に見える後立山連峰のパノラマは素晴らしい。鹿島槍ヶ岳、五竜岳、唐松岳、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳が一望である。
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14:30。安曇沓掛駅に到着する。この駅から大糸線に乗って神城駅で降りて車を回収して、宿に戻る予定だ。
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15:45。神城駅に到着する。
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この後、予定では温泉に寄ってからペンションに戻る予定であったが、Kさんが車のキーをランの途中で無くしたという事実が発覚し、無くしたと思われる現場にもう1台の車で向かう。日が暮れる前に見つけねばと数人で探し回ったが、結局見つからずタイムアップ。その後、JAFを呼ぶなどして何とか車を開けることが出来たが、車を動かすことはできない。車が1台使えないとなると、今後の計画に支障ができるところだったが、自宅に連絡を取って、スペアキーを宅急便の特急で送ってもらう話となり、この日はひとまず宿に戻って翌日の到着を待つことにした。
参考1.塩の道トレイル:木崎湖~仁科神明宮のコースマップ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/04/a6898fdd7253743570238a13d88dd373.jpg)
参考2.1日目の高低図とコースタイム
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「2019秋・塩の道トレイル:2日目仁科神明宮~穂高」に続く。