式根島の民宿で一晩過ごした翌日、朝食前の朝ランに向かう。6時玄関集合という事で集まったのは、私とMさん、Hさんの3人だけだった。朝食前までに戻らなければいけないので、30分で行けるとこまで走って行くことにした。この日も、朝からいい天気となり、野伏港を経て、式根島スポーツ広場の先まで行って戻る。
帰り道で野伏港まで来ると、ちょうど日の出の時間となり、東の空が明るくなっていた。誰もいない港で静かな夜明けを迎えることが出来た。朝から気持ちいい汗をかき、朝食がひときわ美味しかったことは間違いない。
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8:30。朝食を食べてから宿の車でみんなは港に向かう。私は、朝ランだけではもの足らず、荷物だけ車に乗せてもらい、空荷で港までランニングだ。
神津島に向かう船が来るまで時間があるので、式根島の最後のお別れとしてUさん、Iさん、Hさん、Mさんと一緒に記念写真を撮る。
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9時頃、大型客船のさるびあ丸がやってきた。前日、式根島に到着したのもこの船だった。
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9:10。さるびあ丸は式根島の野伏港を出航し、神津島に向かう。出航してすぐにデッキから見える樹木が全くない岩だらけの島は、地内島(じないじま)だ。地内島は、伊豆諸島の新島の西方に浮かぶ無人島である。
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さらに進む。左側に見えるのが式根島だ。遠くから見るとまっ平らなまな板のような島である。そして、左側の大きな島が新島だ。真ん中にある富士山のような三角錐の島は利島だ。
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50分ほどで神津島が見えてきた。島の南側の一部は大きく崩れ落ちていて、上部は地層がむき出しになっている。
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10:00。神津島港に到着すると、そのまま宿で手配してくれたタクシーに乗って、天上山の黒島口登山道入口まで向かう。天上山の標高は572mながら花の百名山や新日本の百名山に数えられ、景観は日本アルプスクラスの稜線を思わせる山である。
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黒島口の天上山登山口から歩きだす。入り口には、杖も置いてあるので借りていく事が出来る。
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登りだすと、すぐに急登が始まる。
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つづら折りの登山道をぐんぐん登り高度を稼いでいく。眼下の街並みがマッチ箱のように小さくなってきた。
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みんな、まだまだ余裕の表情だ。
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11:30。黒島展望山に到着する。ここからは、広大な太平洋を望める。
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背丈の低い樹木が目立ち広々とした草原のような場所を進む。
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尾根の上に立つと眼下には、植物がほとんどない荒涼とした窪地が見えていた。まるで、月か火星に来たような風景だ。
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荒涼とした砂地を進んでいく。
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この荒涼とした砂地は裏砂漠と呼ばれている。ここに降った雨は逃げ場が無く、砂漠に浸み込んで、伏流水となって島の飲み水になっているのだという。5月になるとオオシマツツジが咲くらしく、まったく植物がないわけでもないらしい。
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砂地なので、足が砂にめり込んで結構歩きにくい。
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12:00。裏砂漠展望地に到着する。
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裏砂漠展望地の足元には崖が広がり、海には祇苗島(ただなえじま)という島が見える。さらに南に見えるのは、三宅島と御蔵島だ。
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不動池に向かう尾根筋からは、白く窪んだ表砂漠が見える。
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12:25。新東京百景と呼ばれるビューポイントまで来た。ここからは、大島、利島、新島、式根島を望むことができる。確かに素晴らしいビューポイントである。
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正面に見える神津島の白い台地状の場所は櫛ヶ峰と呼ばれている。バームクーヘンのような地層だ。
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「2018伊豆諸島トレッキングツアー:神津島トレッキング後編」に続く。
帰り道で野伏港まで来ると、ちょうど日の出の時間となり、東の空が明るくなっていた。誰もいない港で静かな夜明けを迎えることが出来た。朝から気持ちいい汗をかき、朝食がひときわ美味しかったことは間違いない。
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8:30。朝食を食べてから宿の車でみんなは港に向かう。私は、朝ランだけではもの足らず、荷物だけ車に乗せてもらい、空荷で港までランニングだ。
神津島に向かう船が来るまで時間があるので、式根島の最後のお別れとしてUさん、Iさん、Hさん、Mさんと一緒に記念写真を撮る。
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9時頃、大型客船のさるびあ丸がやってきた。前日、式根島に到着したのもこの船だった。
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9:10。さるびあ丸は式根島の野伏港を出航し、神津島に向かう。出航してすぐにデッキから見える樹木が全くない岩だらけの島は、地内島(じないじま)だ。地内島は、伊豆諸島の新島の西方に浮かぶ無人島である。
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さらに進む。左側に見えるのが式根島だ。遠くから見るとまっ平らなまな板のような島である。そして、左側の大きな島が新島だ。真ん中にある富士山のような三角錐の島は利島だ。
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50分ほどで神津島が見えてきた。島の南側の一部は大きく崩れ落ちていて、上部は地層がむき出しになっている。
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10:00。神津島港に到着すると、そのまま宿で手配してくれたタクシーに乗って、天上山の黒島口登山道入口まで向かう。天上山の標高は572mながら花の百名山や新日本の百名山に数えられ、景観は日本アルプスクラスの稜線を思わせる山である。
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黒島口の天上山登山口から歩きだす。入り口には、杖も置いてあるので借りていく事が出来る。
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登りだすと、すぐに急登が始まる。
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つづら折りの登山道をぐんぐん登り高度を稼いでいく。眼下の街並みがマッチ箱のように小さくなってきた。
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みんな、まだまだ余裕の表情だ。
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11:30。黒島展望山に到着する。ここからは、広大な太平洋を望める。
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背丈の低い樹木が目立ち広々とした草原のような場所を進む。
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尾根の上に立つと眼下には、植物がほとんどない荒涼とした窪地が見えていた。まるで、月か火星に来たような風景だ。
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荒涼とした砂地を進んでいく。
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この荒涼とした砂地は裏砂漠と呼ばれている。ここに降った雨は逃げ場が無く、砂漠に浸み込んで、伏流水となって島の飲み水になっているのだという。5月になるとオオシマツツジが咲くらしく、まったく植物がないわけでもないらしい。
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砂地なので、足が砂にめり込んで結構歩きにくい。
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12:00。裏砂漠展望地に到着する。
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裏砂漠展望地の足元には崖が広がり、海には祇苗島(ただなえじま)という島が見える。さらに南に見えるのは、三宅島と御蔵島だ。
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不動池に向かう尾根筋からは、白く窪んだ表砂漠が見える。
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12:25。新東京百景と呼ばれるビューポイントまで来た。ここからは、大島、利島、新島、式根島を望むことができる。確かに素晴らしいビューポイントである。
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正面に見える神津島の白い台地状の場所は櫛ヶ峰と呼ばれている。バームクーヘンのような地層だ。
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「2018伊豆諸島トレッキングツアー:神津島トレッキング後編」に続く。