しゃりし ぜしょほうくうそう
舎利子 是諸法空想
訳:舎利子よ、この世の中のあらゆる存在や現象には、実体がない、という性質があるから、
ふしょうふめつ ふくふじょう ふぞうふげん
不生不滅 不垢不浄 不増不減
訳:もともと、生じたということもなく、滅したというともなく、よごれたものでもなく、浄らかなものでもなく、増えることもなく、減ることもないのである。
ぜこくうちゅうむしき むじゅそうぎょうしき
是故空中無色 無受想行識
訳:したがって、実体がないということの中には、形あるものはなく、感覚も念想も意志も知識もないし、
むげんにびぜつしんに むしきしょうこうみそくほう
無限耳鼻舌身意 無色声香味触法
訳:眼・耳・鼻・舌・身体・心といった感覚器官もないし、形・音・香・味・触覚・心の対象、といったそれぞれの器官に対する対象もないし、
むげんかいないしむいしきかい むむみょう
無限界乃至無意識界 無無明
訳:それらを受けとめる、眼識から意識までのあらゆる分野もないのである。さらに、悟りに対する無知もない。
(人間は、生まれた時から持っている心は無明である。無明とは、すなわち明るくない、闇であり、無知、愚かであるということ)
やくむむみょうじん ないしむろうし やくむろうしじん
亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽
訳:無知がなくなることもない、ということからはじまって、ついには老と死もなく、老と死がなくなることもないことになる。
むくしゅうめつどう むちやくむとく いむしょとくこ
無苦集滅道 無知亦無得 以無所得故
訳:苦しみも、その原因も、それをなくすことも、そしてその方法もない。知ることもなければ、得ることもない。
ぼだいさった えはんにゃはらみった
菩提薩垂 依般若波羅蜜多
訳:菩薩は、彼岸に至る知恵を実践している。
(菩薩とは、菩提薩垂を省略したもので、仏になるための努力をしている者という意味だ)
こしんむけいげ むけいげこむうくふ
故心無圭礙 無圭礙故無有恐怖
訳:かくて心には何のさまたげもなく、さまたげがないから恐れがなく、
おんりいっさいてんどうむそう くきょうねはん
遠離一切転倒夢想 究境涅槃
訳:あらゆる誤った考え方から遠く離れているので、永遠にしずかな境地に安住しているのである。
(転倒とは、ものごとを正しくみないで逆さに見る事。夢想も幻を見る事。遠離で、そういった事から一切遠ざかりなさいと言っている)
般若心経を学ぶ 第3回に続く
舎利子 是諸法空想
訳:舎利子よ、この世の中のあらゆる存在や現象には、実体がない、という性質があるから、
ふしょうふめつ ふくふじょう ふぞうふげん
不生不滅 不垢不浄 不増不減
訳:もともと、生じたということもなく、滅したというともなく、よごれたものでもなく、浄らかなものでもなく、増えることもなく、減ることもないのである。
ぜこくうちゅうむしき むじゅそうぎょうしき
是故空中無色 無受想行識
訳:したがって、実体がないということの中には、形あるものはなく、感覚も念想も意志も知識もないし、
むげんにびぜつしんに むしきしょうこうみそくほう
無限耳鼻舌身意 無色声香味触法
訳:眼・耳・鼻・舌・身体・心といった感覚器官もないし、形・音・香・味・触覚・心の対象、といったそれぞれの器官に対する対象もないし、
むげんかいないしむいしきかい むむみょう
無限界乃至無意識界 無無明
訳:それらを受けとめる、眼識から意識までのあらゆる分野もないのである。さらに、悟りに対する無知もない。
(人間は、生まれた時から持っている心は無明である。無明とは、すなわち明るくない、闇であり、無知、愚かであるということ)
やくむむみょうじん ないしむろうし やくむろうしじん
亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽
訳:無知がなくなることもない、ということからはじまって、ついには老と死もなく、老と死がなくなることもないことになる。
むくしゅうめつどう むちやくむとく いむしょとくこ
無苦集滅道 無知亦無得 以無所得故
訳:苦しみも、その原因も、それをなくすことも、そしてその方法もない。知ることもなければ、得ることもない。
ぼだいさった えはんにゃはらみった
菩提薩垂 依般若波羅蜜多
訳:菩薩は、彼岸に至る知恵を実践している。
(菩薩とは、菩提薩垂を省略したもので、仏になるための努力をしている者という意味だ)
こしんむけいげ むけいげこむうくふ
故心無圭礙 無圭礙故無有恐怖
訳:かくて心には何のさまたげもなく、さまたげがないから恐れがなく、
おんりいっさいてんどうむそう くきょうねはん
遠離一切転倒夢想 究境涅槃
訳:あらゆる誤った考え方から遠く離れているので、永遠にしずかな境地に安住しているのである。
(転倒とは、ものごとを正しくみないで逆さに見る事。夢想も幻を見る事。遠離で、そういった事から一切遠ざかりなさいと言っている)
般若心経を学ぶ 第3回に続く