とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2012毛無山・十二ヶ岳

2012-03-18 22:46:12 | 山登り
今日は山に行ってきた。富士五湖の西湖北側にある毛無山、十二ヶ岳の縦走である。午前中は、曇りか晴れとの天気予報を信じて予定通り行くことにした。ただ、午後は雨という予報だったので少し気になる天気ではあった。今回の参加者は人間6名と二匹のワンちゃんである。この二匹のワンちゃんはリュウとランで、もう何度か一緒に山に登っている。

まずは、毛無山の登山口である西湖の文化洞トンネル前の駐車場に車を止めた。天気がよければ、結構何台かの車が止まっているはずだったが、この日は我々の車だけだった。駐車場には、雪がかなり残っており、山頂付近もかなりの積雪があると聞いていた。


登山口を出発したのが午前9時ちょうどだ。しばらく上って振り返ると、富士山が大きく見えていた。この時期としては、かなりの積雪量である。


足元方向には、河口湖が見える。


一時間半ほどで毛無山1500mの山頂に到着する。風がなく、思ったより温かい。急な坂道を登ってきたので汗もかなり出ていた。


毛無山で小休止をしていると、リュウとランが早くしろとばかりに、先に駆け出していく。


これからは、十二のピークを越えていくことになる。最初のピークが一ヶ岳。


二ヶ岳を過ぎ、三ヶ岳。以後、一つずつ増えていく。


ピークを十二越えるだけあって、険しいクサリやロープの道が続く。


こちらに見えるのが西湖だ。


先に見えるのが、今回の核心部になる十二ヶ岳のピークである。尖がった形は、如何にもこの辺りの主峰とも言うべき山に見える。積雪もかなりありそうだ。


険しい岩場がいくつも続く。リュウとランは怖気て自分で降りられない。飼い主が、抱きかかえて降りていく。




人間さまもやっとこさで降りていく。


九ヶ岳を過ぎる。


十一ヶ岳を過ぎ、今回の核心部へと向かっていく。


十一ヶ岳の下りは、かなりの長さだ、ロープを持って下るだけで手足に力が入る。しかも足元には雪があり滑りやすい。リュウとランは自分で降りられない場所が多く、降ろすのが大変だ。必死の思いでロープを降りた場所には、険しい谷にかかったアルミ製の吊橋があった。


上から、みんなが渡りきるのを見ていたが、滑りやすそうで見ているのも気が気ではなかった。無雪期なら、スリルのある場所くらいの認識で笑い話で済ませるが、今回のように雪が中途半端にある時は、スリルと言うより危険である。ひとたび気を許せば、谷底にまっさかさまである。みんな、岩場で緊張しながら両手両足を使って降りてきたのでかなりへばっていた。


なんとか6人と2匹が無事吊橋を渡り終えた。しかし、これで危険が終わったわけではない。降りたからには登らなければ十二ヶ岳に立つことは出来ない。本当にきつかったのは、ここからの登りだった。雪があって滑るし、坂は急、ロープも嫌になるほど長い。昔登ったことがあったが、これほどきついという記憶はなかった。雪があるだけで、こんなにも厳しい登山になるとは…。山は、やはりなめてはいけないものだ。

雨も降り出し、もう写真を撮る余裕もない。あとは、十二ヶ岳に早く着きたいだけだった。やっと緩やかな道となり、100mほど進むと十二ヶ岳の山頂1683mに着いた。カメラのレンズが雨に濡れボヤけてしまった。


十二ヶ岳からは金山、鬼ヶ岳まで縦走して下山する予定だったが、この先も同じような険しい道が続き、犬を連れて行くには無理がありそうなので、そのまま下山することにした。十二ヶ岳から、西湖沿岸方面への下山道をへて文化洞トンネルの駐車場に戻った。予定通り行ったら、無事に帰れたかわからない。天気も今一つだったので早めの撤退で良かった。全員無事でかえるのが山の鉄則だ。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様 (kazukawa)
2012-03-18 23:39:20
今回も企画とツアリーダのお役目でありがとうございました。

イヤー、想像以上に神経使いましたねー。
ちょっと怖いなと感じたのは久しぶりでした。

ワンちゃんの責任者さんの苦労も大変。
本当にワンちゃんは震えていましたねー。

積雪があり予定時間を越えていましたし、天候も不順ということでエスケープルートに変更したのは撤退ではありません、当然の選択です。

とにかく、全員無事下山し笑顔で車中に納まったのが何よりです。

ありがとうございました。
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2012毛無山・十二ヶ岳 (お疲れ様でした)
2012-03-19 13:24:06
無事にお帰りになれてよかったですね、
このワンちゃんたち 以前も同行なさったことがありますよね、
毛無山かどうかだったかは 覚えていませんが あの時は元気イッパイがんばってたような気がしますが 今回 抱いて降りるのはご当人だけでも危なそうだから 大変でしたね、
何事もなくて本当に良かった。

今年は寒かったから 降雪も多いし残雪もいつもよりおおいのでしょうか。

岩場も怖いけど お天気が悪いときのアルミのつり橋って 話しだけでもびびります。
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kazukawaさんへ (とっちー)
2012-03-19 21:29:56
今年になってからの山の予定は全て天気が悪いです。
雨で中止した日もあり、決行しても曇りのち雨と今一つですね。
快晴の日に山に行きたいものです。

それにしても、今回ほど怖いと思ったことないですね。
特に犬を抱えてのIさんやKさんが無事付いてこられるか心配でした。
もちろんワンちゃんが滑り落ちないかも心配でした。
それでも、この二匹のワンちゃんは山に強いですね。
飼い主さんが、いろんな場所に連れて行ってるので野性犬といってもいいくらい山に慣れてます。

とにかく全員無事下山できたのが何よりでした。
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見切りさんへ (とっちー)
2012-03-19 21:38:13
今年になってから、山登りは暗い色の写真ばかりでしたね。
青い空の下で、明るい感じの山の写真を早く載せたいものです。

冠山、岩殿山等でワンちゃんが同行しました。
この時は、元気一杯でしたね。

アルミは軽いから、橋をかけるときは楽だったでしょうが
安心感から言ったら、木製がいいですね。
靴についた雪や雨で滑りやすかったです。
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Unknown (たけ)
2012-03-19 23:58:55
お疲れ様でした。
鎖場、ロープ等、1人でも大変なのに+わんチャン2匹との縦走・・・・スリル満点!!
でも事故がなくて良かった。
精神的にも疲れたんじゃないですか・・・
次回、このコースのピストンをやりましょう!!
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たけさんへ (とっちー)
2012-03-20 18:11:17
一人なら何とかなりましたが、パーティとなると
全員が無事に付いてこないと大変です。
精神的に疲れたかもしれませんね。

それにしても、たけさんはあの全コースをあっという間に
歩いてしまったようですね。
すごいなあ!!

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