とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014東北登山「1日目:岩木山」

2014-08-12 16:54:05 | 山登り
夏休みの一番の楽しみだった東北登山に出かけてきた。三日間で一気に三つの百名山に登ろうという贅沢なスケジュールである。おりしも台風11号の進行方向に重なり、気がかりな天気の状態で出発せざるを得なかった。今回の参加者は全部で8名となり、馴染みのメンバーばかりで何が起きても楽しめそうだった。

金曜日の夜行バスで東京駅に着いたあと、東京前泊の仲間とも合流し東北新幹線ホームに集まったところだ。


始発の東北新幹線「はやぶさ」がホームに入ってきた。初めて乗る新幹線なので、前まで回って見に行った。「はやぶさ」は、東北新幹線のフラグシップとして最速の列車であり、全席指定となっている。グリーンの車体と長い鼻がカッコいい。


午前10時前に、新青森駅に到着する。東京からたった3時間20分しかかかっていない。


新青森駅でレンタカーを借り、岩木山を目指す。山麓付近に来ると、津軽富士とも呼ばれる岩木山の姿が良く見えてきた。


岩木山神社に立ち寄る。この神社は農漁業の守護神として親しまれ、神社の参道は岩木山の登山道の1つとなっている。本来なら、この岩木山神社から歩いていきたいところだ。鳥居の向こうには、奥宮が祀られている岩木山の山頂が見える。


青森では、名物らしい「チリンチリンアイス」を買ってみた。おばさん(あるいはおじさん)が軽トラで小さな鐘をチリンチリンと鳴らしながら町内をまわってくることから、このように呼ばれているそうだ。


「チリンチリンアイス」は、アイスクリームとシャーベットの中間のような不思議な味だ。


岩木山神社から岩木山スカイラインのジグザグ道を車で上がり、8合目駐車場まで一気に行ってしまう。今回は、時間的余裕がないので一番楽ちんな登山である。また、天気も心配なので、8合目からは登山用のリフトに乗車する。




リフトを降りると、9合目に到着する。


9合目には、鳥ノ海噴火口があり標高は1470mだ。


目の前に見えるのが、岩木山の山頂である。標高差150mほどを30分で登る事になる。


雲の向こうには、日本海が見えている。


大館鳳鳴高校の遭難事故の翌年に建てられたという鳳鳴ヒュッテの横を上がっていく。


岩場の登山道がずっと続く。足元をよく見ながら登っていく。


岩木山神社奥宮に到着だ。


拝殿の前には、立派な鳥居が建てられている。


岩木山(いわきさん)山頂についた。標高は1,625 mあり、青森県の最高峰であるとともに本州最北端の百名山でもある。私にとっては、76座めの百名山だ。




山頂には、「四方八方の千万の山を見下ろして心にかかる雲もなきかな」と、酒と青森の風物をこよなく愛した歌人大町桂月の小さな歌碑が建てられている。


雲海の下には、津軽の街並みが広がっている。台風の影響により雨が心配だったが、意外とまだいい天気だった。


展望を楽しんだ後、岩場の道を下って行く。


下って行くと、鳥ノ海噴火口が良く見える。


下りはリフトに乗らず、8合目駐車場まで樹林帯の中を下って行く。駐車場ははるか下だ。


下山後、山麓から岩木山を眺める。まだ、周りの雲がなくなり岩木山全体が良く見えていた。この日は、何とか天気は持ちそうだ。


午後5時頃、八甲田山麓にある酸ヶ湯温泉に到着する。酸ヶ湯温泉は、八甲田山中の一軒宿で規模は大きく、登山帰りに立ち寄る登山客や豊富な湯量と各種効能から温泉目的の宿泊客が多数訪れる。湯治客も多く、一般客向け以外に湯治用宿泊棟も設けられている。


何といっても、酸ヶ湯温泉に泊まったら名物の「千人風呂」に入らないわけにはいかない。総ヒバ造りの体育館のような巨大な建物に中に、大きな二つの浴槽(熱の湯、四分六分の湯)と打たせ湯(湯滝)がある。脱衣所は男女別だが中は混浴となっているが、浴槽の中央半分に目印があり、そこで男女が区切られている

酸ヶ湯温泉には、「混浴を守る会」があって、混浴におけるマナーを守るよう三つの戒めが掲げられている。見ればまいね、見せればまいね、酸ヶ湯「混浴を守る会」三か条。


「混浴を守る会」三か条にもあるように、浴場内は撮影厳禁となっている。


残念ながら浴場内の生写真はないが、その凄さは酸ヶ湯温泉のパンフレット写真で見てほしい。


千人風呂を堪能した後、夕食である。美味しい料理と生ビールで一日目の疲れがたっぷり癒された。


広間には、小さいねぶたが展示されていた。やはり、これを見ると青森らしい。


宿の柱には、こんな表示があった。まるで日本語とは思えない。
オドサマ、オガサマノタノミッコ 「バゲニナッタハンデ 、アサグオドシャベルオド、サシネグネエヨニノ~」
意味は、おじさん、おばさんからの頼み事で、「晩方になったら、廊下を歩くとき喋ったりしてうるさくしないで欲しい」という事だ。
津軽弁って、本当に難しい。


2014東北登山「2日目:奥入瀬渓流&籐七温泉」に続く。

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2 コメント

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岩木山 (見切り発車)
2014-08-15 10:42:18
岩木山 登頂おめでとうございます。

スーパームーンまでは なんとか見られましたが その後は雨が多くて とっちーさん お留守の気配だったので きっと遠くにお出かけだと思っていました。
百名山 着々と進んでおられますね
酸ヶ湯は混浴ですか・・・
大きくて立派だから 沢山の人が一度に入ることが出来るのでしょうが
「規則に従って好奇の目で見ません」 
といわれても 女性にはとても勇気が要りますね・・
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見切り発車さんへ (とっちー)
2014-08-16 22:46:31
混浴とはいっても、湯浴み着が販売されているので、入ってくる女性は湯浴み着を着ていますよ。
それでも、恥ずかしい女性は、女性専用時間に入っています。
もちろん、その時は男子禁制です。
酸ヶ湯温泉に泊まったら、ひば千人風呂に入らないともったいないですね。
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