前回に続いての2回目のあまとみトレイルだ。前日に、前回と同じ宿のメイプルハイムさんに前泊して6/29~30の2日間でゴールの斑尾山山頂まで踏破する予定である。
前回のゴール地点、地震滝橋前分岐からスタートする。この日も朝から好天に恵まれた。農道を歩いていくと、農家の方から声を掛けられる。
水田には水が張られて、いよいよ初夏といった趣だ。
黒姫山を背にして、先に進む。
杉野沢地区の八幡社前を通過。
大きな杉の木の先には、薬師如来が祀られている。
9時ちょっと前に妙高高原ビジターセンターに到着する。9時の開館時間まで少し待ってから中を見学していく。
ビジターセンターの裏には、いもり池がある。晴れた日には標高2454mの妙高山を水面にくっきり映し出すのだが、あいにく妙高山には雲がかかり、ちょっと残念。昔はいもりが多く生息していたことからこの名がついたと言われている。
いもり池を半周して先に進む。
再び森の中に入っていく。
関川集落の中に入ると、北国街道と呼ばれる歴史ある道となり、江戸時代には越後の国をはじめ、周辺の信濃や加賀・佐渡の物流に大きな役割を果たした道である。そして、この北国街道の重要な関所『関川の関所』が史跡として残っている。
関所の先にある二人のお婆さんの座像は、100歳を超えても元気だった「きんさん、ぎんさん」だ。佐渡から運ばれた「金・銀」に加え、この先の橋が「長寿橋」と名付けられたことから、平成10年の関所まつりに、きんさん・ぎんさんをご招待した記念に設置されたそうだ。
「姥坂(うばざか)」と名付けられた坂道を上ると、長寿橋だ。長寿橋の中間が新潟県と長野県の境となる。
高速道路下のトンネルを通り抜ける。
山道の入り口近くまで行くと、車が数台止まっていて、数人の人が立っていた。何事かと思って話を聞くと、数日前に、この先でクマが出て人が亡くなったという。クマはまだ見つかっていないという事で、気を付けて進むように言われた。
山道に入ると、確かにクマが出てもおかしくないような道だ。みんなできるだけ離れないように固まって、鈴や笛を鳴らしながら、危険地帯を通り抜ける。
山道を抜け、建物があり広い道に出たところで、休憩。無事に危険地帯を抜けだしたことで一安心する。
国道を抜け、先に進むと野尻湖が見えてきた。そして、広い駐車場の奥を見るとすぐそこがナウマンゾウ博物館だった。ここは中を見学していきたかった所なので、早速入場料を払って中に入る。
野尻湖の湖畔で、ナウマンゾウの化石が発掘されたことから建てられた博物館で、発掘された化石をもとにした実物大のナウマンゾウやオオツノジカの復元像が展示されている。
1962年からはじまり50年以上続けられている「野尻湖発掘」の成果を中心に、約5万年の昔から現在に至るまでの、野尻湖周辺の自然環境を研究・展示している博物館だ。豊富に展示されている骨器や石器の資料、実際に化石にふれることができるコーナーもありなかなかおもしろい。
順路の最後には、原始人の雰囲気を体感できるコーナーもある。
野尻湖の周辺には、数多くのナウマンゾウのモニュメントが設置されている。
野尻湖の南西岸は、大正時代に外国人に見出された避暑地とあって、国際村や別荘が広がり国際色豊か場所がある。あまとみトレイルは、国際村の中を通っていく。
この日は天気が良くて気温も高くなっており、ボートやヨット、ウインドサーフィンを楽しむ人も多い。
ちょうどイベントが開催されていたようで、水着の外国人で賑やかだった。
国際村を抜けても、しばらくは湖岸沿いの道を歩く。
坂を上っていくと、象の小径と呼ばれる遊歩道に入っていく。
「象の小径」は、野尻湖の湖畔の全長約2.5キロのトレイルで、木立の向こうに湖のキラメキや波の音が聴こえ、水と森の両方を感じながら歩ける。
象の小径が終わり、数百mで野尻湖周遊道路分岐にある展望所に着く。ここが、この日のゴール地点だ。すでにお迎えのマイクロバスが待っていてくれた。
参考1.1日目の高低図&コースタイム
参考2.1日目のコースマップ
「2024第2回あまとみトレイル:2日目野尻湖周遊道路分岐 展望所~斑尾山~レストハウスチロル」に続く。
前回のゴール地点、地震滝橋前分岐からスタートする。この日も朝から好天に恵まれた。農道を歩いていくと、農家の方から声を掛けられる。
水田には水が張られて、いよいよ初夏といった趣だ。
黒姫山を背にして、先に進む。
杉野沢地区の八幡社前を通過。
大きな杉の木の先には、薬師如来が祀られている。
9時ちょっと前に妙高高原ビジターセンターに到着する。9時の開館時間まで少し待ってから中を見学していく。
ビジターセンターの裏には、いもり池がある。晴れた日には標高2454mの妙高山を水面にくっきり映し出すのだが、あいにく妙高山には雲がかかり、ちょっと残念。昔はいもりが多く生息していたことからこの名がついたと言われている。
いもり池を半周して先に進む。
再び森の中に入っていく。
関川集落の中に入ると、北国街道と呼ばれる歴史ある道となり、江戸時代には越後の国をはじめ、周辺の信濃や加賀・佐渡の物流に大きな役割を果たした道である。そして、この北国街道の重要な関所『関川の関所』が史跡として残っている。
関所の先にある二人のお婆さんの座像は、100歳を超えても元気だった「きんさん、ぎんさん」だ。佐渡から運ばれた「金・銀」に加え、この先の橋が「長寿橋」と名付けられたことから、平成10年の関所まつりに、きんさん・ぎんさんをご招待した記念に設置されたそうだ。
「姥坂(うばざか)」と名付けられた坂道を上ると、長寿橋だ。長寿橋の中間が新潟県と長野県の境となる。
高速道路下のトンネルを通り抜ける。
山道の入り口近くまで行くと、車が数台止まっていて、数人の人が立っていた。何事かと思って話を聞くと、数日前に、この先でクマが出て人が亡くなったという。クマはまだ見つかっていないという事で、気を付けて進むように言われた。
山道に入ると、確かにクマが出てもおかしくないような道だ。みんなできるだけ離れないように固まって、鈴や笛を鳴らしながら、危険地帯を通り抜ける。
山道を抜け、建物があり広い道に出たところで、休憩。無事に危険地帯を抜けだしたことで一安心する。
国道を抜け、先に進むと野尻湖が見えてきた。そして、広い駐車場の奥を見るとすぐそこがナウマンゾウ博物館だった。ここは中を見学していきたかった所なので、早速入場料を払って中に入る。
野尻湖の湖畔で、ナウマンゾウの化石が発掘されたことから建てられた博物館で、発掘された化石をもとにした実物大のナウマンゾウやオオツノジカの復元像が展示されている。
1962年からはじまり50年以上続けられている「野尻湖発掘」の成果を中心に、約5万年の昔から現在に至るまでの、野尻湖周辺の自然環境を研究・展示している博物館だ。豊富に展示されている骨器や石器の資料、実際に化石にふれることができるコーナーもありなかなかおもしろい。
順路の最後には、原始人の雰囲気を体感できるコーナーもある。
野尻湖の周辺には、数多くのナウマンゾウのモニュメントが設置されている。
野尻湖の南西岸は、大正時代に外国人に見出された避暑地とあって、国際村や別荘が広がり国際色豊か場所がある。あまとみトレイルは、国際村の中を通っていく。
この日は天気が良くて気温も高くなっており、ボートやヨット、ウインドサーフィンを楽しむ人も多い。
ちょうどイベントが開催されていたようで、水着の外国人で賑やかだった。
国際村を抜けても、しばらくは湖岸沿いの道を歩く。
坂を上っていくと、象の小径と呼ばれる遊歩道に入っていく。
「象の小径」は、野尻湖の湖畔の全長約2.5キロのトレイルで、木立の向こうに湖のキラメキや波の音が聴こえ、水と森の両方を感じながら歩ける。
象の小径が終わり、数百mで野尻湖周遊道路分岐にある展望所に着く。ここが、この日のゴール地点だ。すでにお迎えのマイクロバスが待っていてくれた。
参考1.1日目の高低図&コースタイム
参考2.1日目のコースマップ
「2024第2回あまとみトレイル:2日目野尻湖周遊道路分岐 展望所~斑尾山~レストハウスチロル」に続く。