とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

第82回アカデミー賞主演女優賞はサンドラ・ブロックに

2010-03-10 20:55:09 | 映画
先日発表があった第82回アカデミー賞の作品賞は、前評判が高かったジェームズ・キャメロン監督の『アバター』ではなく、元妻のキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』だった。また彼女は監督賞も受賞し、アカデミー賞史上初めて監督賞を受賞した女性監督となった。今は夫婦ではないとはいえ、凄い夫婦がいたものだ。アカデミー賞は、超大作映画より、社会派的な映画に作品賞が授与されることが多いが、今回もその傾向は変わらなかったようだ。『アバター』の大ヒットにやっかみがあったからという話も聞くが、『ハート・ロッカー』のような作品に作品賞が与えられたことは、アメリカ人の良心を感じる。

さて、作品賞のことは差し置いて、主演女優賞をとった「しあわせの隠れ場所」のサンドラ・ブロックについてふれたい。「スピード」「あなたが寝てる間に…」「ザ・インターネット」「デンジャラス・ビューティー」「イルマーレ」など数々の人気作品に出演しており私が大好きな女優だ。キャリアが長いのに、アカデミー賞受賞は初めてだったそうで意外な気がした。

アカデミー賞が、その年の最高にいい映画に与えられる賞ならば、その逆に最低の映画を決めるゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)というのがある。この賞も、30年の歴史があり大真面目に毎年賞の決定が行なわれている。しかも、アカデミー賞の前日に授賞式が行われるという。日本では、こういったジョークを堂々と行なうことは考えられないが、アメリカではそうではない。国民性の違いは相当あるなと感じた。

さて、今年のラジー賞の最低主演女優賞と最低スクリーンカップル賞を「All About Steve(原題)」という作品で、サンドラ・ブロックが受賞したそうだ。そして、翌日のアカデミー賞では「しあわせの隠れ場所」で主演女優賞をとり史上初の両賞同時受賞という“怪挙”になったというのだ。

通常、ラジー賞の授賞式では当の本人が現れることはない。しかし、サンドラはラジー賞の授賞式に姿を見せ、ファンを驚かせ、ラジー賞受賞作「All About Steve」のDVDを大量に会場で配り「ちゃんと見てないんでしょう。これを見て最低の演技じゃなかったら(来年)ラジー賞をお返しするわ」とユーモアたっぷりにあいさつし、拍手かっさいを浴びたという。そして、翌日はアカデミー賞を受賞となり二重の喜び?となった訳だ。私は、彼女のユーモアのセンスと度量の深さを感じた。まさにプロ魂に溢れた最高の女優である。

「しあわせの隠れ場所」はホームレスの黒人の少年が養子先の家族の愛に包まれ、プロのアメフット選手となる実話を映画化したもので、サンドラは愛情あふれる養母役である。これまでの娯楽性の高い役から新境地を開いた作品だという。主演女優賞を受賞したこの作品は是非見てみたいものである。

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8 コメント

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映画は素敵です。 (ひろ)
2010-03-11 13:14:48
「しあわせの隠れ場所」フューマンタッチなのですね。実話なんですか?
好きなタイプの映画です。サンドラも・・・。

私は、フューマン・愛・青春・SF・歴史・戦争・特別には、タイムスリップものとか興味がありますね。
 アバターも観ましたが、受賞をきっかけに、ハート・ロッカーも観て見たい映画に成りました。

 子供達とは、保育園に上げるまえから映画鑑賞に行くと思います。
今は、娘も息子も大学生と成りましたが、相変わらず子供達と出掛けますね。

 私自身は、中学生時代に毎月無料で映画鑑賞出来る環境に有りましたので、ともかく良く観ました。
 特に、語れませんがね・・・。

 私に取って映画は、指南役的存在だった時代もあり、単なる娯楽映画よりもフューマンタッチの映画が未だに好きですね~。
 
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ひろさんへ (とっちー)
2010-03-11 21:39:10
ひろさんは、映画もお好きなんですね~。私もいろんなジャンルの映画が好きです。恋愛物、SF、ホラー、サスペンス、青春物、ミュージカル、ヒューマンドラマいろいろありますね。

映画館へは月1回行ければいいですが、衛星放送の映画は常にチェックしてますよ。最近は邦画が結構気にいって、見る本数が増えました。

いやー本当に映画っていいですね
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アバター (見切り)
2010-03-12 09:37:15
よく映画館に行く私がこれは見てないのですよ。
これを見て感激した人やぜひ見てくださいっておっしゃってる方も沢山いらっしゃいましたが なんとなく 3Dだけが目新しくて後は使い古されたテーマのパターンどおりかなあて 見もしないで食わず嫌いしてしまいました。
「ハートロッカー」見て見たいです。

邦画 人気ですね。
そういえば 話題作?「おとうと」「人間失格」見ました。
わたしてきには いまいちでした。
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見切り発車さんへ (ひろ)
2010-03-12 20:53:08
見切り発車さん、アバターは娯楽型映画でしゅう。確かに映像が綺麗です。
3Dでは観ていませんが…敢えて見なくても想像力で…
邦画がお好きなんですね~
自分専用テレビが有りませんので、家で映画を見る事はないです。
やっぱり映画館がいいですね~
映画の日に行ったら朝から1日3000円位で遊べますが… DVD一本100円レンタルの時代ですからね~
ともかく見る時間が今はないですね~

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映画 (見切り発車)
2010-03-12 22:26:09
ひろさん こんばんは~

アバターの映像をほめてる方 多かったですね。
アバターこそ 映画館で見ると迫力が有りそうです。
私も専用テレビは持ってないし 映画はやっぱり映画館で お安い日に行きます。
パートしかしてない人に比べると フルタイムのお仕事をしている人 お父さん達は 映画館にお出かけの時間はなかなかとりにくいでしょうね。
DVDも廉価で沢山見れて良いのですが ウチのDVDなんでだか写らないのですよ?何でかしら?

邦画が好きなのかどうか判りませんが 見ることが多いのは邦画です。月に2~3本観てますが 日本アカデミー賞の 「沈まぬ太陽 ヴィヨンの妻 剱岳 ディアドクター」などは全部見ていました。
今年見たのでおもしろかったのは「オーシャンズ」「今度は愛妻家」「ゴールデンスランバー」でした。
ご覧になりました?
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見切り発車さんへ (とっちー)
2010-03-12 23:50:05
このところ映画館に行く時間がなくて、アバター以降、映画館にはご無沙汰です。私の場合、映画館で見たいのは、やはり洋画ですね。迫力のある大画面と音響効果で、超大作のSFやアクション物、ファンタジー物なんかが好きなんでそういったものを選んで見てます。もちろん邦画でもその手のジャンルなら見に行ってます。

「おとうと」は山田洋二監督で吉永小百合と鶴瓶のコンビで「かあべい」に続く作品なので見たいと思ってましたが、行くときがありませんでした。そのうちWOWOWでやるからその時見てみます。

今はやはり『しあわせの隠れ場所』か『ハート・ロッカー』を見てみたいですね。
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映画好き (ひろ)
2010-03-13 01:26:13
レスポンスにレスポンスはマナー違反かな?すみません。
皆さん映画好きで…ハート・ロッカーに幸せの隠れ場所は好きなタイプですね~ドキュメンタリー&ヒューマンですよね。幸せの隠れてる場所は…大体想像出来ます。皆さん気付き憎いだけど、誰より近い場所ではないでしょうか?
戦争映画はお嫌い?小説『大和の最期』は小説でありながら、かつて東大出身の大和の通信士の吉田満の書です。
戦争は良くない事ですが、日本の将来をあんずる青年の言葉を綴った小説です。生きる目的、死ぬ目的が明確で素晴らしい。私もそうありたいです。
『俺たちの大和』でしたっけ?やっぱり映私にとって映画は人生の指南書です。
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ひろさんへ (とっちー)
2010-03-13 23:05:01
レスポンスのレスポンスも構わないですよ。どうぞ他の方との交流も深めて下さい。

戦争映画は、どちらかというと苦手なジャンルですね。なにか暗い気持ちになってしまいます。
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