とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2022第4回信越トレイル:セクション10 苗場山へ

2022-10-04 22:43:17 | 信越トレイル
信越トレイルの最後のセクション10の苗場山にいよいよ挑戦だ。前の日から、登山口に近い秋山郷の切明温泉に前泊し、朝8時過ぎに宿を出発する。


20分ほどで登山口となる苗場神社の入り口にある秋山郷総合センター「とねんぼ」に到着する。


前回のセクション9のゴールとなった苗場神社にお参りしていく。


しばらくは舗装道路を歩く。


諏訪神社のある1合目に到着する。


1合目から少し進むと、大瀬の滝(おぜのたき)だ。苗場山を水源とする小赤沢川のやや上流にある落差25メートルの滝で、雪解けの頃は温泉成分を含んでいるせいか、日光が差すと滝壺の色はコバルトブルーに近い神秘的な色となるという。


舗装道路から離れ、いよいよ本格的な登山道となる。


緑が眩しいブナの森の中を進む。


水量の多い沢を渡る。


沢を渡り切ると急な登りだ。


傾斜がキツイところは梯子を上る。


1時間45分で3合目駐車場に到着する。3合目までには車で行ける道があるので、一般的には3合目から登る人が多い。紅葉の時期となり、快晴の下、駐車場はほぼ満車状態だ。新潟から参加のMさんも加わり、11名のパーティで苗場山を目指す。


6合目からは急峻な岩場となり、鎖場を登りだす。


大きな岩がゴロゴロしている。


8合目までは、いくつもの鎖場がありなかなかの難所が続く。


ひと頑張りすると、苗場山の山頂台地の端っこに到着する。この先は、険しいところがほとんどなく、展望を見ながらの楽しいハイキング道の始まりだ。


2000mを越える場所だけあって、山頂台地では紅葉が始まっている。


草紅葉の湿原の中の木道を進んで行く。


木道がどこまでも続き、見晴らしが素晴らしい。


池塘には、ミヤマホタルイやヤチスゲなどが自生しており、その姿が苗のよう見えることから、「苗場山」としたと言われているのも頷ける風景だ。


木道の途中で歩いてきた道を振り返る。池塘や草紅葉の広がる山頂台地に感動だ。


木道の分岐から少し先にあるのが苗場神社の奥の院だ。奥の院にも山頂台地に着いたことに感謝してお参りする。


分岐に戻り、しばらく歩くと苗場山頂ヒュッテの屋根が見えてきた。


ヒュッテ前にある役行者像の前で記念撮影。


ヒュッテから歩いて1分の場所にあるのが苗場山山頂2145mだ。私は3回目の山頂だが、他のメンバーは全員初登頂だ。


山頂近くの池塘。稲の苗を育てる苗代田を想起させられる。


山頂ヒュッテで荷物を降ろし、一休みした後、ヒュッテの裏手にある展望台で日の入りの瞬間を待つ。


鳥甲山の後方にある北アルプスの先に日が沈んで行く。右には、妙高山と火打山の姿もくっきり見える。


素晴らしい夕日を見ることが出来てみんな大満足だ。ヒュッテに戻り、夕食を食べると翌日のご来光を眺めるために、早めに眠りについた。

参考1.信越トレイル・セクション10(苗場山・行き)の高低図&コースタイム


参考2.信越トレイル・セクション10(苗場山・行き)のコースマップ


「2022第4回信越トレイル:セクション10 苗場山から下る」に続く。