とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2020三峰山(みうねさん)

2020-01-27 22:26:58 | 山登り
このところ毎冬は、霧氷の美しい山を探して登りに行っているのだが、今回は、冬になると手軽に霧氷が楽しめる山の一つである三峰山に行ってきた。奈良県と三重県の県境に位置する1235mの山で、近くにはすすきで有名な倶留尊山(くろそやま)や霧氷で人気の高見山がある。

直前の天気予報では、現地の天気は雪予報だったが、登山口についてみると雪どころか、雨模様の天気で当てが外れていた。駐車場も、霧氷見物の登山者で満車になるのではという不安もあったが、ガラガラで苦も無く止められた。それでも、ここまで来たからには登らないわけにはいかない。雨具を着て登山口を出発する。


山の上の方を見ると白っぽいが、雪雲ではなく雨雲みたいだ。


しばらく進むと分岐があり、不動滝へのコースに向かう。不動滝は、高さ約21メートルの滝で、樹齢を重ねた杉の木の間から見える滝は見事だ。冬期には、氷結すると聞いていたが、気温が高いこともあって全く氷結していなかった。


橋を渡って、滝の上部に向かう。


滝の真横まで行くことが出来、上から滝つぼに流れ落ちる様を見ることが出来る。


不動滝から50分ほどで、避難小屋に到着する。


避難小屋の中を覗くと、登山者で一杯だったので、そのまま先に進むことにした。


やっと登山道に雪が見えてきた。全く雪がないのでは、何を見に来たのか分からなくなってしまう。


しかし、雪道とはいえ、気温が高いうえに雨が降ったせいか、道がぬかるんでいる。


ぬかるんだ登山道は滑りやすく、慎重に足を進める。




11:25。三百名山・三峰山山頂1235mに到着する。残念ながら霧氷は全くない。


山頂を示す標柱の上には、可愛い雪だるま。


霧氷はないのに、やはりこの時期はそれなりに登ってくる登山者が多い。いつの間にか、他の登山者で山頂がにぎやかになってきた。


近くの木の幹の上にも、誰かが作った雪だるまが。


山頂から避難小屋まで戻り、しばらく昼食休憩する。そして、下山は登尾ルートに向かう。登尾ルートの入り口には、かなり樹齢がありそうな立派な樹があった。


下山していく途中、木々の間から雲海が浮かんでいた。


つづら折りの道をグングン下っていく。


視界が開けた場所から、雲海を臨む。雲の切れ間からは、御杖(みつえ)村が見える。


登尾ルートの途中にも避難小屋とトイレがあった。


橋を渡ると、不動滝コースとの分岐だ。


登山口から少し上ったところにある、みつえ青少年旅行村まで行くと「三峰山霧氷まつり」が開催されていた。


霧氷は見られなかったが、会場で温かい“ぜんざい”の振る舞いがあり、美味しくいただく。また、「姫石の湯」の割引券もいただく。


みつえ青少年旅行村から7キロ先にある「姫石の湯」で温まってから帰路に着いた。


今年の天気は、やはり異常である。1月とは言え、3月上旬くらいの気温で全国的に雪が少ない。冬の風物詩が、だんだん減っていくことが悲しい気分になった。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図とコースタイム