とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018屋久島ツアー:3日目宮之浦岳縦走登山・新高塚小屋~縄文杉~荒川登山口

2018-06-01 18:21:40 | 山登り
前日の夜から雨は降り続き、この日も一日雨らしい。テントの中で雨具を着て、小屋のひさし下に移動する。5:55。ガイドさんが作ってくれた朝食を済ますと、出発だ。


結構大降りの雨だ。


下山道脇にもヤクシマシャクナゲが咲き乱れている。雨の中で憂鬱だが、花を見ると気持ちが和む。




6:55。高塚小屋に到着する。トイレがあるので少し休憩だ。


7:23。縄文杉に到着する。カメラに水滴が付いてしまい画面が歪んでしまう。


縄文杉は大きすぎて、1枚の写真には納まりきらない。


雨が酷くて、縄文杉をゆっくり見ている暇もなく、先を進む。


8:50。ウィルソン株に到着する。ウィルソン株は、屋久島にある屋久杉の切り株である。1586年、豊臣秀吉の命令により切られたといわれる。胸高周囲13.8m。1914年、アメリカの植物学者アーネスト・ヘンリー・ウィルソン博士により調査されたことで、この株の名前の由来となった。


株の中には清水が湧き出ており、内部に祠がある。内部に入って空を見上げると見事な「ハート」が見える。




その後も雨は酷くなる一方で、背中に大粒の雨が当たってくるのが良く分かる。沢には立派な橋が掛かってはいるが、ものすごい濁流となって水が流れているので、落ちたら命はないと思い慎重に渡る。


登山道が終わると、なが~い線路道が続く。ほとんど平坦だが、単調な道なので飽きてしまいそうだ。


10:45。線路道の途中で、トイレ休憩。


12時過ぎ、小杉谷の屋根付きの休憩所でお昼とする。あったかい飲み物とうどんで一息つく。屋根付きとは言え、激しい雨の為、あちこちで雨漏りもしていた。

線路道を進む間は、山側の斜面には数え切れないほどの小さな滝が出来ていた。水浸しの道もいくらもあり、頭からシャワーのように水が降り注ぐ場所もあった。まるで、テーマパークのアトラクションみたいだ。

12:58。ゴールとなる荒川登山口の手前にあるトンネルまで来た。トンネルの出口は、滝のように水が流れ落ちている。


13:03。荒川登山口に到着する。これで雨の中を歩くのが終わりだと思うとホッとする。


登山口前の休憩所には、バスやタクシーを待つ登山者で溢れていた。我々も、とりあえず着替えてタクシーを待つことにした。




30分ほどでジャンボタクシーが来たので、他の登山者と相乗りで、前日車を止めた屋久杉自然館迄戻り、その後、ガイドさんの車でホテルまで送ってもらう。ホテルには、だいぶ早く着いてしまったのでお風呂にすぐ入れなかったが、濡れた雨具やザック、靴を乾燥室に運んだりしているうちに風呂の時間となり、一息つくことが出来た。

地元の人の話では、いつもの雨で心配することはないと聞かされていたが、我々にとっては、大雨警報が発令されてもおかしくないくらいの降り方だったので、無事下山できて良かった。やっぱり屋久島は雨が多い島だ。

翌日は、白谷雲水峡をトレッキングする予定だが、この時点では、通行禁止になっていたようだ。果たして問題なく行けるのか気にしながら就寝した。

参考1.新高塚小屋~荒川登山口までのコースタイム


参考2.宮之浦岳縦走登山のコースマップ


参考3.宮之浦岳縦走登山の高低図


「2018屋久島ツアー:4日目白谷雲水峡トレッキング」に続く。