とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2017たつやま凸凹マラニック

2017-03-26 08:42:34 | マラソン
しんしんさんの呼びかけで、浜松市天竜区龍山町の秋葉ダム湖両岸にある斜面集落を巡るマラニックに行ってきた。秋葉ダムの完成で水没した集落があった。しかし、水面より上にある集落は水没せず残っていたが、時を過ぎるとともに過疎化の波に追われ、小中学校もなくなり、現在は限界集落になりつつある。そんな龍山の現実を、見て感じて触れ合って欲しいというしんしんさんの思いから企画されたマラニックだ。

集合は、秋葉ダム東湖岸にある「やすらぎの湯」だ。8時半ちょうどに駐車場に到着すると、しんしんさんが待っていた。まだ、ほかのメンバーは来ていないので車の中で待つ。3月末というのに、まるで冬のように寒い朝だった。

やがて、全メンバーが集まり9時過ぎに「やすらぎの湯」をスタートする。4キロくらいは平坦だったが、峰の沢の吊り橋を渡り、天竜川西岸から青谷に入っていくときつい坂道となってくる。苦しい坂道だったが、沿道に咲いた紅白の花を見かけると気持ちが和んだ。


10キロほど走ると、急斜面を流れる沢が見えてきた。


この沢の下部にあるのが「不動の滝」だ。急峻な山あいの中を伝う不動沢の途中にあり、沢全体が一つの巨大な滝ともいえるような景観を生み出している。不動橋からは、天竜川や天竜美林を一望できるビュースポットだ。


不動橋横から不動の滝沿いには、滝壺までおよそ100メートルの遊歩道が整備されている。初めての場所だったが、立派な階段が整備されており、ビックリする。新緑や紅葉の時期だったら、見事な風景が見られそうな立派な滝だ。この場所に着くまで、何の看板もなく多くの人には知られていないのかもしれない。入口に大きな看板を設けるなどして、もっとPRしたほうがいいのではないかと思った。


かなり急な階段を下りると終点に東屋があり、ここから落差32メートルの瀑布を見ることができる。




滝を見てから、さらにひと上りすると寺尾の集落にある寺尾集会所につく。ここで、トイレを借り、早めの昼食休憩だ。


寺尾から坂を下り、瀬尻橋に向かっていく途中では、桜が満開となっていた。




12:00。瀬尻橋に到着する。この橋を渡り、天竜川東岸に入る。


再び坂道を上がり上平山の集落を抜けていく。標高を上げるに従い、だんだん走るのがきつくなってきたが、頑張って走る。かなり高い場所にも集落があるのだが、そのどれにも人が住んでいるような気配は感じられない。過疎の波がここにも訪れていることを改めて感じさせられる。

先頭を走っているメンバーから次第に離れてしまい、道がわからなくなってしまう。地図をもらってなかったので、途中からはスマホの地図や道案内の看板を見ながらゴールを目指す。

途中から天竜川東岸の道路に下り、秋葉湖岸沿いを走る。14:22。距離にして約33キロ。「やすらぎの湯」に到着するも、先頭メンバーはゴールしておらず、どうやらコースをショートカットしたらしい。しばらく車の中で待っていると、やがてメンバー全員が到着する。

全員揃ったところで、「やすらぎの湯」に入って汗を流す。浜松市に住んでいるか勤務している人は200円と格安のお風呂だ。入浴後、休憩室で歓談後、解散する。凸凹マラニックというだけあって高低図を見ると、名前のとおりである。筋肉痛になりそうだったが、上り坂の練習には大いに役立ったようだ。

参考1.今回のコースマップ


参考2.今回の高低図