とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2011神戸マラソン(後半)

2011-11-22 21:30:31 | マラソン
明石海峡大橋袂のトイレで予想以上の待ち時間をとられ、遅れを取り戻そうと張り切って再スタートした。かなりのランナーが先に行ってしまっていた様で、この時点ではランナーがまばらになっていた。


この辺りから、かなり空腹になっていた。なんとかレンジャー姿の応援の人たちから、飴を頂きガス欠の足しにする。


20キロ付近で給食エイドがあるはずだった。早く何か食べないともう走れそうにないなとエイドに到着したのだが、台の上には水やスポーツドリンクがまったく出ていない。もう完全に店じまいしたかのようなエイドでどうしたのだろうと気になった。水はなくても、食べるものはあるだろうとその先に進むが、台すら片付けられていた。この時点で、水や食べ物がまったくなくなっていたのだ。まさに、頭がガーンとなった。いくら遅くなったとはいえ、水も食べ物もないとはお先真っ暗である。間の悪いことに、お金の持ち合わせもなかった。

それでも、数キロ走れば水くらいはあるだろうと、空腹を我慢しながら走る。遙か彼方には、ゴールのポートアイランドのビル群が見えていた。まだまだ先は長い。


こんなランナーも見かけた。エンジェル姿で可愛いが、足元を見れば素足である。女性でも、こんな姿で走るとは驚きだ。


26キロ付近でも給食エイドがあるはずだったが、ここでもまったく食べるものがなかった。止むを得ず、沿道の応援の人たちで飴やチョコ、羊羹などを配っている人を見つけては、なんとか腹の足しにして走り続けた。みんな、食べるものがないと嘆いていた。自販機やコンビニに立ち寄り、給食、給水している人たちも多かった。第1回の大会では、このようなことは良くあるのだが、あまりにも量が少なかった。大会参加者を5000人も水増ししたことによる対応がとれていなかったのかもしれない。

Jリーグのヴィッセル神戸のホームスタジアムであるホームズスタジアム前を通過する。マスコットキャラや女性たちの応援が行なわれていた。


35キロ近くとなり、神戸市内の中心部へと戻ってきた。総ガラス張りのビルの下を通る。


チャイナドレス姿の女性の応援もある。


登り坂を上がり自動車専用道に入っていく。右手には、メリケンパークの神戸ポートタワーが見えてきた。このタワーは、神戸のシンボルだ。ここまでこれば、残り5キロほどである。


神戸大橋に向かう途中で、こんな楽しいランナーにも出会った。スーパーマリオブラザーズのマリオとルイージ、そしてピーチ姫の仮装だ。マリオのお馴染みの効果音まで聞こえてきて嬉しくなった。


橋の手前で、やっとバナナやお菓子などにありつく。でもありきたりのチョコレート菓子だけで、神戸を代表するスイーツらしき物はなかった。これも、既に品切れになっていたのかもしれない。


赤い神戸大橋を渡り、ポートアイランドに入っていく。




メリケンパークやハーバーランド等の市街地を一望する。


神戸学院大学前の海際の道を進む。前方には、大型客船が見える。


素晴らしいロケーションのコースが続く。


神戸学院大学前では、一人の女性の美しい歌声が流れていた。


神戸夙川学院大学、神戸女子短大等のキャンパスの間を走っていく。


学生たちの獅子舞の応援もある。


残り僅かとなったところで、元気な人たちの応援に力が湧いてきた。


おつかれさま!!の文字が見えてきた。もう1キロもない。


そして、FINISHのゲートが見えてきた。ついにゴールだ。


第1回の神戸マラソンは、エイドの準備が不十分だったという事やトイレが少ないという問題があったが、コース自体は山あり海ありビルありと変化に富んだコースであり、途切れることのない応援に好天が後押ししてくれ、まずまず楽しめた。娘は、かなりいいペースでとっくにゴールしており、妻には後半でやっと追いつき、全員無事完走することができた。