とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2018パリマラソンツアー:5~6日目

2018-04-18 18:35:34 | いろいろ
マラソンゴール後、ホテルに戻る。バスルームに入って汗を流したあと、風呂から出ようとすると、腹部が痙攣して床に倒れ込み、しばらく立ち上がることが出来なかった。痛みが治まると立ち上がる事が出来たが、あまりにも長い時間バスルームから出ないので妻が心配して声をかけてきた。尿意はあるが、相変わらず排尿もできない。これはまずいという事で、妻がツアーディレクターに連絡して近くの病院を探し、とりあえず診察してもらおうという事になった。

言葉が通じるかどうか心配なので、妻と海外旅行経験豊富な娘が一緒に付いてタクシーで病院に向かう。長い時間待たされて、血液検査と診察を受ける。その間ずっと、ベッドに寝たまま点滴である。2時間ほどすると、尿が出るようになり一安心する。これなら、夜遅くには帰れるのではと思っていたが、医師の答えは、2ナイト入院しなさいだった。診断結果は、脱水症による腎臓機能の低下ということでとてもすぐ帰らせてもらえる状態ではなかったようだ。

ショックだった。もうこれでツアーには参加できなくなり、帰りの便に乗れるかどうかさえ危ぶまれた。しかも、言葉の通じないフランスの病院で二晩も入院するなんて心細くてしょうがない。幸い、娘が付き添いで泊まってくれると言ったのでありがたかった。妻も待合室で待っていたが、みんな残ることはないので、妻と婿さん二人でツアーを続けるように言ってホテルに戻ってもらう。

その後は、診察室から個室にベッドごと運ばれ入院である。個室に運ばれると、とりあえずは人心地も付いた。腹部の痛みもなくなり自分で立って部屋を動き回ることもできた。後は安静にして4日目の夜が過ぎた。

尿検査の結果によっては、5日目には退院できるかと思っていたが、やはりダメとの事。1日、ベッドに寝ながらテレビの日本語放送など見ながら過ごす。やる事もないので、貴重な経験を忘れないようにと、病室の様子を写真に撮っておく。

私の寝ているベッド。電動で、高さを上下前後とも調整できる。隣が付き添い用の補助ベッド。


ベッドの横のドアを開けると、トイレ、洗面所、シャワー室がある。ちょっとしたビジネスホテル並みの部屋だ。


窓際には、机と椅子、テレビも備え付けられている。


ツアーに参加している妻から、モンサンミッシェルに無事着いたというラインが届いていた。今回のツアーで一番行きたかった場所だが、入院中ではどうしようもない。写真だけで我慢するしかない。


一晩過ぎたところで、医師の説明をちゃんと受ける。病院専属の日本語がわかるスタッフが付いてくれたので、理解はできた。やはり、もう一晩は入院しなければいけないようだが、帰りの飛行機の時間を言って、その時間に間に合うように退院させてもらえることになった。まずは、一安心である。

食事もちゃんと3食付く。夕食には、しっかりご飯が付いていた。これは、6日目の朝食だ。この朝食を食べれば退院できる。


9時過ぎ。退院手続きを済ませ、病院の玄関を出る。


ここに泊まったことを忘れないためにも、病院の全景を撮っておく。


ここは、初日に時間外外来として入った入口だ。救急車も入る場所なのだろう。


American Hospital of Paris。もう二度と来ることはないだろう。お世話になりました。


バスと高速鉄道を乗り継いで、シャルル・ド・ゴール空港に無事到着する。ここで、11時過ぎにツアーメンバーと合流する。当初は、23時頃の羽田行きの便に搭乗する予定だったが、エールフランス航空の職員ストライキにより欠航になっていたのだ。それより半日も早い成田行きの便が確保できたので、ツアーの予定も半日キャンセルしたという。ツアーメンバーは、半日観光ができなくて残念だっただろうが、病み上がりの私にとっては、早い時間に帰国できてありがたかった。

13:20。成田行きのエールフランス機に無事搭乗する。


日本へは、11日の8時過ぎの到着だった。いろいろアクシデントがあったが、マラソンはとりあえず完走でき、パリの名所も一通り観光できたので十分楽しめた旅だった。やはり日本に戻るとホッとする。食事も日本食が一番だ。

おまけ:パリマラソンの完走Tシャツ(女性用)と完走メダル

2017利尻島一周悠遊覧人Gツアー:2日目完走パーティー編

2017-06-08 19:12:48 | いろいろ
温泉でゆっくりした後、まだ15時過ぎなので一旦宿に帰る。完走パーティーは16時半なので、みんな揃ったところで再び宿の人に送ってもらい、ゴール地点のパーティー会場に向かった。

パーティーの食事は、ビール、摘み、フルーツなどだ。


完走を記念しての乾杯を行った後、表彰式が始まった。我々のメンバーのKさんは、初出場ながら女子総合で、素晴らしいタイムで入賞だった。表彰状と賞品を受け取り、仲間内でも大いに賞賛の的となった。


男子女子の入賞者たちは、壇上でゲストランナーの田中陽希さんと共に記念撮影。


Kさんは、その後の年代別でも表彰を受け、田中陽希さんから大きな賞品を貰っていた。まことに羨ましいかぎりだ。


また、利尻島一周悠遊覧人Gを10回完走した知り合いのHさんも表彰を受ける。これも、凄い事だ。


遠い北海道の利尻島まで来たら、そんなに知っている人はいないのかと思っていたが、やはりウルトラランナーは、何処にでも出かけているようだ。何人かの顔見知りのランナーを見つけ、一緒に記念写真を撮る。




後半は、ゲストランナーの田中陽希さんのスピーチが行われた。陽希さんは、来年早々、百名山、二百名山、三百名山の全ての山を一筆書きで回る旅に出るという。つまり三百座を1年半くらいかけて全て登るというのだから、今までよりもはるかに厳しい山旅になることは間違いない。しかし、映像を通じて日本の山々の素晴らしさを我々に伝えてくれるのではないかと大いに期待したい。


こんな間近で陽希さんと会える機会はないので、さっそくTシャツにサインや記念写真を撮る。女性陣も、一緒に写真を撮れて大喜びだ。


18:30。完走パーティーが終わり、外に出ると、まだまだ明るかった。全員完走の記念写真を撮る。


宿に戻ると、宿の前からも利尻山がくっきり見えていた。夕陽が当たり、山は赤く染まっている。翌日の天気も、間違いなく快晴だろう。




完走パーティーの食事だけでは、やはり足らない。宿の夕食も、海の幸満載でほぼ完食する。


さて、翌日は利尻山登山の予定である。ウルトラマラソンの翌日、登山というのもかなり無理なスケジュールなのだが、みんな登る気満々だ。しかも、14:30の飛行機に乗る為、13時までには下山しなければならない。起床は、2:30という事で、この日も早々に就寝した。

「2017利尻島一周悠遊覧人Gツアー:3日目利尻山登山編」に続く。

浜北区の桜開花状況を見て回る

2017-03-30 22:15:22 | いろいろ
今日は、思ったより暖かい日となった。そろそろ桜が咲き出しているか気になって、遠州山辺の道をメインに、桜の開花状況を見て回った。

福応寺から山の神古墳を経て積石塚古墳群を抜け、内野緑地まで行くと十数本の桜並木があるが、まだ蕾が膨らみ始めたばかりで開花はまだだった。

次に赤門上古墳を経て、御陣屋川横の道を走るが、120本ほどあるというソメイヨシノの桜並木もまだまだだった。

サンストリート浜北の裏を通り過ぎ、平口の不動寺横から万葉の森公園に入る。公園の入口を入るとすぐに、枝垂れ桜の木がある。何と、枝垂れ桜はまさに満開で一番の見頃だった。






ついでに、カタクリ園もどうなっているか見に行くと、ちょうど見ごろであった。




万葉の森公園から不動寺へ下っていく。不動寺には、ミヤマツツジの名木がある。これも、満開となっており見頃だ。






しかし、境内のソメイヨシノは、まだまだだ。4月2日に桜まつりが行われるというポスターが掲示されていたが、これではまだ間に合わないだろう。


不動寺からバイパスを渡り、さわやかの裏手にある桜の木も見ていく。これも、まだまだだがほかの場所に比べると、開花した花びらが結構多い。1週間後あたりが見頃になりそうだ。




近場を見て回った限りでは、桜の見頃は、まだ1週間から10日位後ではないだろうか。今日は、たまたま暖かったが、また気温が下がる日があるらしいので、今年の桜の見頃は、例年に比べると遅くなりそうだ。

ついでに我が家の畑に立ち寄ると、チューリップがやっと咲き出してきていた。赤が一番早く、ピンクも咲き出している。しばらくは、チューリップの開花も楽しみになってきた。



2017白馬雪遊びツアー:ペンション宴会編

2017-02-21 22:01:47 | いろいろ
スノーシューを終えてペンションに戻った。ちょうど、スキー組も帰ってきており全員揃ったところで夕食の時間となった。

ペンションオーナーのSさんは、一人でペンションを切り盛りしているので、16名という人数の食事を用意するのは、かなり大変な事だ。今回は、人数が多いので無理かなと思ったが、快く承知してくれたうえ、いつもと変わらない内容の美味しい夕食を出してくれたのが嬉しかった。


まずは、前菜が出たところで、ビール、ワイン、日本酒等を飲み始める。


主食が出る前に、参加者同士で知らないメンバーもいるので、順番に自己紹介をしてもらう。参加者の年齢層は、5歳から70代と幅広い。


夕食が終わり、子供たちが部屋に戻ってから、大人たちだけで同じ場所で二次会が始まった。なかでも、白馬ツアー初参加のNさんは、なかなかの芸達者だ。myギターを持込み、懐かしいフォークソングを何曲も弾き語ってくれた。かぐや姫、中島みゆき、井上陽水、吉田拓郎等我々の世代には、涙が出てくるほど嬉しい曲ばかりだ。




昼間のスノーシューとフォークソングの合唱でそれなりに疲れたのか、午後10時過ぎには、各自部屋に戻り眠りについた。

「2017白馬雪遊びツアー:スキー編」に続く

2017謹賀新年

2017-01-01 08:11:01 | いろいろ
新年明けましておめでとうございます。
今年も、いつもの恒例初日の出ランに行ってまいりました。
天気予報どおり元旦は雲一つないいい天気でした。

いつもの通り小高い丘の上で日の出を待ちます。


6:57。東の空から日が昇ってきました。




7:00。急いで、餅まき会場に移動し、餅拾いに参加。今年は、餅もゲットできて満足。

皆様のご健康とご活躍ご多幸をお祈りします。
どうぞ、本年もよろしくお願いします。

網戸を張り替える

2016-07-10 18:28:54 | いろいろ
先日、強風の日に2階の網戸が破れてしまった。家を建ててから二十数年も経っており、その間、一度も張り替えたことがないから、しょうがなくなっていたのだろう。最初は、網戸そのものを買い換えなければいけないのかと思ってしまったが、たくさんある網戸を全て買い換えるとなると、とんでもない費用になってしまう。なんとか安くできないかと、調べてみたら、ホームセンターのHPに網だけを張り替える方法が懇切丁寧に載っていた。

ホームセンターには、D.I.Yの道具がなんでも揃っている。“網戸の張替え”で検索したら、すぐに張替えのやり方が見つかった。必要な道具も、セットで売っていることがわかった。早速近くのホームセンターに出向き、網戸張替え5点セットと網戸1枚分の網を買ってくる。総額1300円ちょっとだ。5点セットは、左から網を押さえるゴム(7mくらい)、仮止め網ストッパー、ワンタッチローラー、専用カッター、網戸張り替え方DVDだ。そして、網戸1枚分の網(黒)だ。


まず、網が破れた網戸をサッシから外す。下半分が破れたので、まるまる切り抜いてある。


網戸と網を押さえつけてあったゴムを引っ張り出して全部外し、残った網も全部外す。


外したゴムと網。


新しい網を、網戸に被せてストッパーで固定してから、ゴムを網の上からローラーで隙間に押し込んでいく。


全ての辺にゴムを押し込んだところ。


端っこに余分に出ている網を専用カッターで切り抜いていく。


カッターで切っても、切れ端がところどころ残るので、ハサミで余分な部分を切り取る。これで完成である。


早速サッシに網戸をはめ込んだところだ。もう一枚は、破れてないので昔のままのシルバーの網である。こうやって2枚並べると違いがよくわかる。もう1枚もそのうち破れたら、同じ黒色の網にするつもりだ。


最近は、網戸の色は黒が主流だという。それは、黒い色の方が外の景色をクッキリ見せる効果があるからだという。左がシルバー、右が黒だが、確かに右の黒色の網戸の方が、外の景色がクッキリ見える。ただし、夜になると外から中の方が見えやすくなってしまうようだ。その場合には、レースのカーテンで覆えばシルバーの場合と違いはなくなるので大した問題ではない。


初めて網戸の張替えをやってみたが、障子の張替えと比べればずっと楽なものである。今後は、破れた網戸から順次黒色の網に変えていきたい。

接着剤の正しい塗り方

2016-06-23 21:43:52 | いろいろ
先日テレビで、接着剤の正しい塗り方をやっていた。接着剤の塗り方なんて、それほど気にした事もなかったが、知れば知るほど今までのやり方が間違っていたことがよくわかった。

どんなときに接着剤を使うかというと、一番多いのがランニングシューズの靴底補修である。靴底が減ってくると、たくさん買ってあるゴム板を踵の磨り減った部分の大きさに合わせて切り抜いて、接着剤で貼り付けるというものだ。その際、瞬間接着剤を、ゴム板と靴の両側に、べったり隙間がないように塗りつけて貼り合わせていた。たくさん塗っているので、接着部分が滑ってしまい、ずれて貼り付いていたことがよくあった。それでも、仕方がないと思い込んでいたが、正しい塗り方を知って、如何にもったいない使い方をしていたのがよくわかったのだ。

瞬間接着剤の正しい使い方は、10円玉の面積くらいに1滴垂らすくらいの量でいいそうだ。面積が広い場合には、点々と垂らすだけでよく、塗り広げることは必要ない。量が多すぎると、反応に必要な空気中の水分が不足して硬化が遅くなったり、揮発成分による白化が目立つ原因になるとの事だ。このやり方で、瞬間接着剤をゴム板に数箇所滴下しただけで、あっという間に靴底に貼り付いた。こんなにも早くくっつくとはビックリした。まさに目からウロコが落ちるとはこの事だ。

【アロンアルフア ゼリー状】


また、ゴム系の接着剤は、瞬間接着剤とは違い貼り合わせる部分全体にしっかり塗り広げる必要がある。ただし、厚く塗らないで、できるだけ薄く塗り広げるのがいい。そして、一番のポイントは、「すぐに貼り合わせない」ことだ。5~10分おいて、接着剤が指につかなくなってから貼り合わせることで強力な接着力が発生するという。これも、全く気にしていなくてすぐに貼り合わせていたので、全く間違った塗り方をしていたことがよくわかった。接着剤の種類によって塗り方も違うということがよく分かり、勉強になった。

【ゴム系接着剤】速乾Gクリア【セメダイン】

田中陽希さん講演会in浜松

2016-04-30 22:05:52 | いろいろ
今日は、グレートトラバース2でお馴染みの田中陽希さんの講演会だった。1昨年、日本百名山人力一筆書き踏破を成し遂げ、昨年は日本二百名山人力一筆書き踏破を成し遂げたプロアドベンチャーレーサーの田中陽希さんが、今までの山旅を350人の聴衆を前にして裏話満載の興味深い話を語ってくれた。早いうちに、講演会があることの情報を知り、ラン友、山友に情報を流したところ、会場に着いたら、見慣れたメンバーが大勢来ていてビックリだった。みんな、こんな偉大な挑戦者の話は、またとない機会とばかりに参加してくれたのだと思う。

講演会場の前のテーブルには、陽希さんが山旅の途中で使ったグッズがずらりと並べられていた。テレビでよく写っていたあのオレンジ色のヘルメットもあった。持ってみると、ものすごく軽いのに丈夫そうな硬さがあり、かなり優れもののヘルメットだった。やはり、プロは、軽くて丈夫というのに、相当こだわっているというのがよくわかった。


その他、シュラフ、手袋、地図、ストック、非常食、帽子等山好きには気になるグッズが、溢れんばかりに並べられていた。地図には、陽希さんが記入したコースタイムやメモが几帳面に書かれていた。計画は緻密で慎重に練っていたというのがよくわかる。誰もが簡単に成し得ないことをやるという事だから、多くの人からの期待がかかっている。それ故に、決して失敗はできないという重圧もあったはずである。それだけに事前の準備を万全にしていた事は、見習わなければいけない。


そして、足元にはおびただしい数の登山靴が置かれていた。8000キロを踏破するということは、一体どれほどの靴を消費したのだろうか?


グッズ類をひととおり見終わる頃、講演会が始まった。陽希さんが後ろの入口から入ってくると、周りのファンから握手を求められてしまい1列で終わることなく他の席も回りだし、熱心にファンサービスを行っていたのが印象的だった。人気に奢ることなくファンを大切にしている人柄がよく滲み出ていた。

さて、講演会の内容といえば、二百名山を踏破した時のいろんな裏話があった。今回のグレートトバラース2では、全行程222日で8000キロを歩いたという。1日平均40~50キロを歩いた計算になる。しかも、その40~50キロというのも平地だけではなく山の中の距離が入っている。山の中を10キロ歩くだけでもとんでもない距離に思えるから、その凄さは、前人未到の距離と言わざるを得ない。

北海道では、ヒグマの恐怖に怯えながら大声を上げて林道を歩いたり、獣臭を間近に感じたり、ヒグマの糞を見つけたりと、北海道の奥深さを感じたという。幸い、ヒグマに遭遇することはなかったというが、撮影スタッフは、ヒグマを見ていたというから決して出会わないということはないのだ。北海道の山に行くときは、ヒグマとの接近遭遇を十分考慮しておく必要性を改めて感じた。

さて、陽希さんの山旅は、基本的には一人旅というスタイルだ。撮影スタッフが常時付いているのかと思っていたが、長い林道歩きやロードの場合は、スタッフは先に車で移動し、次に登る山の映像を先に撮っていたという。撮影スタッフは黒子に徹し直接の触れ合いは、あえてしなかったというから一人旅のスタイルは徹底していたらしい。孤独を感じる時もかなりあったというが、見た事のない大自然を満喫したり、綺麗な高山植物に癒されたり、里に下りて人の痕跡を見つけたときは嬉しさを感じたという。この辺りは、私も一人で山旅に出かけたときは、まさしく意を得たりという思いがある。陽希さんほどの人でも、自分と同じような思いで山に登っていたのだとわかると何だか嬉しい。

またテレビでも見て知っていたが、旅の間にいろんな場所で、楽しく食事をしていた話もあった。カツ丼が好きで、百名山の時に立ち寄ったお店に二百名山の時も再び寄って食べていったら、その店でヨーキさんの食べたカツ丼を注文する客が激増していたとか。また、マグロ丼を注文したら、山盛りいっぱいのマグロにさすがの陽希さんも、追加サービス分がでたらはげんなりして食べられなかったとか。そして、意外にもスイカアレルギーだとかでたくさん食べると、口の中が痒くなるそうだ。何とも可哀想な…。

テレビやネットなどで大々的に報道され、タレント並みに有名になっていくことで、大勢の人から見られる視線や声に戸惑う話は、特に頷ける話だった。最初は、応援してくれる人たちがいることで力を得ていたが、疲れている時でも多くの人たちの声に応えなければいけないと無理していた時の映像もよく知っている。一日に何十人、何百人の人と接していたら、本来のスケジュールに影響が及ぼすことは必至だ。荷物になる差し入れ、サイン、記念撮影の要請も断りたくなる気持ちもよくわかる。それでも、長い旅の間に、そんな応援者との距離感を克服し、人との出会いを大切にしていこうという気持ちを大事にしていこうというふうに思う様になっていったというのが、凄い。あの若さで、そこまでの意識改革ができたというのが、なかなか我々には真似できないことである。普通の人では体験できない事をわずか数年でやり遂げてしまったからこそ達観できる境地なのだろう。

今年の元旦、九州の佐田岬に夕日を見ながらゴールしたあと、もう歩かなくていい。車に乗って何時間もかけて歩いてきた道を短時間で移動できるという喜びに包まれたという。やっぱり彼も、人の子だったのだとちょっぴり安心した。そして、その後当分休みたいと思ったそうだが、旅の事を書物にまとめていくうちに、まだまだ歩き足りないといいう気持ちが湧いてきているそうだ。日本の自然は美しい。季節が違えば、同じ場所でも違う風景が見られる。山だけではなく、川や湖、海もある。この次も、三百名山になるのか、はたまた別の企画を考えているのか、詳しいことは語らなかったが、何かをやろうとしていることは間違いないようだ。これからも、田中陽希さんが何をやるのか楽しみになってきた。何をやるにしろ、我々に夢と希望を与え、日本の自然の美しさを伝えようとしてくれる彼の活動には目が離せない。


講演会は1時間ほどで終了し、数人からの質疑応答の後、参加者を交えての集合写真の撮影があった。3回に分け、陽希さんを中央にしてみんなで記念写真を撮る。

(公式FBより)

その後、出口では一人ひとりと握手をしてくれるなど、ファンサービスもまめにこなすタフガイであり、人懐こく気さくな人柄がよくわかった。トータルで2時間ほどの講演会であったが、全く飽きることがなく、あっという間に終わってしまった。もっともっといろんな話を聞きたかったと心から思った。

講演会の後、仲間たちと昼食をした後別れたが、帰りに乗った電車を見てビックリした。地元のローカル線「遠州鉄道」は通称“赤電”と呼ばれているが、そのとき乗った車両は、全体が青くまさに“青電”だった。最近、この“青電”が1日に数回走っているらしい。初めて見たが、今日はなんだかいい日になったようだ。



マイナンバーカードやっと手に入る

2016-04-12 21:42:08 | いろいろ
1月下旬に交付申請を行っていたマイナンバーの個人カードが、先日交付できるという通知が来て、早速地元の区役所に取りに行った。なかなか来ないなあと思っていたが、やはり2ヶ月~3ヶ月はかかるようだ。

交付に当たっては、交付通知書と通知カード、運転免許証などが必要となる。健康保険証、年金手帳などは写真がないので不適当となる。つまり身分を証明するものとして、写真付きで氏名、生年月日、住所が記入されているものである。この個人カードは、原則的に本人でなければ受け取ることができない。ただし、15歳未満の子供がいる場合は、戸籍謄本を持参すれば、代理で受領できる。また、15歳以上であるが、どうしても受け取りに行くことができない場合も代理人として確認できる書類があれば受領できるが、病気や障害で交付場所に行くことができない場合とされており、単に行くのが面倒くさいとか忙しくて行く時間がないという理由だけでは、代理人に頼むことはできない。健康な大人なら、本人が行くしかないというのが、厳格な決まりである。

さて、受け取りに行くとしても、勝手に行ってもダメなようだ。事前に電話をして予約をしなければいけないという。一気に申請者が押し寄せると、システムがダウンしてしまうのかもしれない。まずは、日時と時間を予約して、対応する区役所に出向いた。予約制なので、待って居る人は2人だった。10分ほどで名前を呼ばれ、パソコンの前に座った。まず、カードを受け取り、氏名、生年月日、住所があっているか確認する。次に、ICチップへの暗証番号の入力だ。入力画面は、自分側にあり、窓口担当者はみることができない。暗証番号を本人以外には見せないという配慮のようだ。

さて、この暗証番号の入力が厄介だ。入力する暗証番号は4種類もある。署名用電子証明暗証番号、利用者証明用電子証明書暗証番号、住民基本台帳用暗証番号、券面事項入力補助用暗証番号の4つだ。署名用電子証明暗証番号は大文字英数字6文字以上16文字以下と結構考えるのが面倒くさい。その他は、数字4桁ですべて同じでもよい。事前に用紙にそれぞれの暗証番号を記入したものを、何度も見ながら画面から入力し終えた。これだけで5分ほどかかった。ほぼ、順調にいっても、このくらいは時間がかかるようだ。

それにしても、この暗証番号入力がパソコンに慣れないお年寄りとかは、きっと戸惑うだろうなと思った。自分の場合は、特にどうってことはなかったが、日本国民すべてに交付するとなると大変な手間がかかるだろうという事は明らかだ。国の制度だから対応できるようにするしかないのだが、このシステムが順調に回りだすのは、まだまだ先かもしれない。

リフォーム完了

2016-03-22 22:37:31 | いろいろ
先週は、ずっと家の中のリフォーム工事が入っていた。リフォームしたところは、風呂場、洗面所、トイレと水回り全般だ。特に風呂場は、冬になると薄い窓とタイルの床から冷たい冷気が入り、寒くて仕方がなかったので、どうしてもリフォームしたかった場所である。その為、風呂場はできるだけ暖かく過ごせるような仕様にして貰った。

風呂場の床、壁、天井は全て断熱材を使用し、浴槽も湯が冷めにくい保温浴槽だ。そして、窓も二重となって冷気をシャットアウトする。それでも、床が冷たければ床暖房で温かくできる。洗面所と風呂場との段差はなく、シャワー付近、浴槽付近には手摺もあり、体が不自由になった時でも入りやすくなった。先週末から使えるようになり、快適なお風呂になって大満足している。

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洗面所もついでにリフォームする。収納棚が増えたので、洗面所周りもスッキリした。

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トイレは、自動洗浄機能付きで流すたびに便器をきれいにしてくれる。これで、便器の汚れが少なくなり、掃除の手間が大分減りそうだ。

(イメージ画像)