prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ロボコン」

2003年10月03日 | 映画
もともと勝った負けたが大事な話ではないので、フラットな調子になるのは自然の勢い。無理に悪役をでっちあげたり恋愛絡みにしないのもいい。試合の前の晩にラーメンをすすっているようななんでもないシーンの、日本映画的というか日本的というか、淡白な味わいの良さ。水野真紀の出し方のわざとらしさだけいやに浮いている。もっともこういう“小さな話”に徹するやり方は、イジワルな言い方するとボロが出にくいのだ。

ロボコンの場面で試合の様子をごまかしなくフルショットで納めているのはいいが、スポーツと違って人間が操作しているわけで、操作がどう試合に影響しているのかわからないのは少し物足りない。
(☆☆☆)


本ホームページ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。