prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「不都合な真実2 放置された地球」

2019年01月21日 | 映画
クライマックスをパリ会議に置いて世界各国の合意がなされた喜びの風景のあと、トランプ政権のアメリカが離脱した字幕でひっくり返し、それでもアル・ゴアの意思を継いだ大勢が続くという流れ。
公開時の日本でのゴアのインタビュー記事ではともかく、映画では会議での日本の影は薄い。

前作でアル・ゴアの売名だとか温暖化などしていないとか批判されたのに対し、反論するよりむしろゴアの個人的な信念と行動に密着する。

インドが発展のためには温暖化対策に協力するわけにはいかないと反対するのに対してどう合意に持ち込むかに元は一応つくが政治家ゴアの顔を見せる。

環境がすでに政治的イシューになっている現在(それは間違いなくひとつの「進歩」ではある)、環境対策の倫理的な意義を訴えるだけでなくプラグマティックな駆け引きの対象になっているのがうかがえる。その実態にまでは踏み込んでいないが、いずれそういう面を描く報道や作品が出てくるだろう。



1月20日(日)のつぶやき その2

2019年01月21日 | Weblog

1月20日(日)のつぶやき その1

2019年01月21日 | Weblog