prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「アイス・エイジ2」

2006年05月17日 | 映画
前作は見てないけれど、ストーリー上はあまり気にならなかった。

氷河期が終わって氷が解けるのだから人間の世紀が来そうなところを、逆に「出エジプト記」ばりの動物たちの苦難の脱出行に仕立てている。
ラスト近く、巨大な氷山が割れて水が流れ込んでいくのは「十戒」で紅海が割れるシーンのアレンジみたいだし、ノアの箱舟そっくりの船に動物たちが乗り込んでいて助かっていたりするなど、人間は出てこなくても聖書色バリバリ。
さらにリスがまるっきりキリスト教式の天国に行ったりするのだから、いささか鼻白む。

ラスト、絶滅しかけていたとか言われていたマンモスがぞろぞろ出てくるけど、こっちはどうやって助かったんだ?
キリスト教的世界観べったりというのは、今の時期どうもひっかかる。

リスとドングリとの格闘は楽しめた。
(☆☆★★★)



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