prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「東京タワー」

2005年02月03日 | 映画
こういう話、どうも寝取られ亭主コキュの側から見てもスジが通るものでないと、乗れませんね。えてして悪役みたいな扱い受けるけど、スジが通ってるのはどっちでしょう。

日本映画も金持ちの生活を描いて割とサマになるようになったか、と思う。もっともこの場合、映画でなくてテレビの力だが。
東京をキレイキレイに撮っても、最後おフランスに行かないと締まらないのだね。
(☆☆★★★)


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園田光慶「ターゲット」

2005年02月03日 | Weblog
園田光慶「ターゲット」上下を買う。私が復刊ドットコムで復刊をリクエストしたもの。それだけで再刊したわけでもないだろうが。
ずいぶん小さい時に読んだきりだったが、ほとんど覚えていた。それほど長いものではないせいもあるだろうが、鉄拳を超えるダイヤを埋め込んだ拳とか、ピエロが空中ブランコをしながら投げナイフで襲ってくるとか、部分部分の仕掛けがやたら凝っているのですね。

主人公の相棒の名前がジョン・ドウ(名無しの権兵衛という意味)というのは今見ると笑ってしまう。あと今の若い読者が読んだらバカにするかもしれないが、殺人機械たちの荒唐無稽ぶりもマンガっぽくていい。
絵柄が連載を始めた当初の「ゴルゴ13」によく似ているのは不思議。

今の眼で見ると、出だしの監獄島は明らかにペロン島、殺人機械がみな黒人というところ、ダイヤモンドを埋め込んだ拳、など南アフリカをイメージして描いていることが明瞭。


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