Go The Distance!

地球が、自然が、人が、好き
走ること(Swim, Bike, Run)が大好き
ウッドキャビンの部屋にようこそ!

旅の途中で

2012-03-26 16:59:31 | Weblog
Melbourne編
少々シリアスな内容だったので番外編をお伝えします



まずはこちら



オーストラリア版バーガーキング

なぜ、キングではなくジャックか…
それは、クイーンがいるから…だとか



メルボルンからシドニーへ
国内線の移動は結構大変
動かない膝での移動もシンドカッタのですが、
行きは先に送って(いろいろ問題もありましたが)いたバイクケースを持っての移動もあるので…


※これはメルボルンの空港内の様子

最も、皆さんソフトケースとバックパックだけで転戦されている方も多いです
私はソフトケースは…もう二度と使わないと思います

詳しくはこちら

さて、シドニーからの出発ゲート近くで見慣れたマークを発見



お!もしや…



おぉこれは…発売されたばかりの
New iPadじゃないですかぁ~~~!!!

確かオーストラリアはiPhoneもiPadもSIMロックがかかっていないはず

お店の方に尋ねると…
「このiPadはSIMロックですが?」
「SIMロック???」
「あぁ!アンロックだよ!」
とのこと



値段もチェック
すぐにiPhoneで日本サイトでSIMロックフリー(Wi-Fi 4G)のiPadを確かめてみる
こちらの方が若干安いぐらいかな
ただ、日本ではほとんど在庫無しの状況なので
目の前にある…というこの状況は…物欲ゲージが上がりまくり(^_^;

まもなく搭乗時間

えぇ、購入決定です…

64Gが欲しかったのですが、
Wi-Fi 4Gは16Gのブラックのみということでこちらを購入



New iPadと共にご機嫌で搭乗口に向かうと
書店には、カデル・エバンスの本が平積みされていました
オーストラリアの英雄、悲願のマイヨジョーヌ獲得だからね

旅の途中
思わぬ買い物をしてしまった

YOMEよ怒らんでくれよ…

顔を上げて

2012-03-26 15:01:45 | アイアンマン
どれくらい寝ていたのだろう…

朝の日差しと痛みと…
どちらも痛みに感じるような目覚め

身体が思うように動かない

それでもチェックアウトの時間が迫っているので、
バイクを解体してケースにつめ荷物のパッキングをしなければならない

なるべく痛めた身体(特に膝)を動かさないように時間をかけて作業する

1時間とかからい作業が3時間もたってしまった
あと30分でチェックアウトだ

でもその前にどうしてもやっておきたいことがあった

事実を受け止めること

レース結果とスロット獲得者を目に焼き付けておくこと

荷物をまとめおえて、受付に無理を言ってチェックアウトの時間を1時間ずらしてもらう
その間に、再びEXPO会場へと向かった



スロット獲得者の手続きが終わり、横の会場でロールダウンが盛大に行われていた



私のエイジのスロット獲得者のタイムを見て、唖然とした

トップは8時間
以後、10スロット獲得者の全員が9時間前半

次元が違いすぎる

俺はこんなレースに出ていたのか?


一方自分は、201位
言葉もない

一昨日までオフィシャルグッズを販売していたテントでは、フィニッシャーグッズを販売していた



Tシャツ一枚60$AUD…5千円くらいか…
高い買い物だったが私とYOMEの分と2枚購入

あれだけ声援をもらったボランティアや地元の方に少しでも還元出来ればと思い



昨日までEXPO会場だった場所ではアワードの準備が進められていた



レース参加者は出席してもいいのだが…
今の自分には眩しすぎる

その後、
ホテルに戻り
レンタカーに荷物をつめ空港まで行き、
空港での手続きを終えて、シドニーで乗り換え、成田へと向かった



以後の文は、メルボルンで飛行機を待ちながらfacebookの友人に打っていた文章
その時の気持ちがそのまま表れているので、原文のまま載せます

Ironman Melbourne 13時間ちかくかけてのゴール
長い長い道でした

バイクの後半から古傷の左膝が痛み
だんだんと痛みが酷くなって意識が朦朧としてまっすぐ走れないほどでした
体重の乗せてのダンシングのみでバイクパートを終えたのですが、
バイクの痛みはランにも響き、30㎞以上脚を引きずるように歩いてしまいました

はっきり言って、最低なレース内容

もっと賢く“次のこと”を考えるなら、バイクパートで棄権すれば良かったのかもしれない
これだけ痛むとしばらくはトレーニング出来なくなるだろう

マラソンのゴールシーンとかで、ゴール後に倒れ込む姿を見て、
「あんなに成るまで追いこむなんて、選手としてどうよ?」
なんて思っていたけど、今は少しだけ分かるような気がします

棄権して、休養すれば痛みはいつか消えるかもしれないけど、
レースを完走できなかった事実は消えない

このレースのために、協力してくださった皆様には、結果を出せなくて申し訳なく思っています

バイクの練習不足
体調を管理出来なかった自分の甘さ…

スロットなんて問題外でした

正直、アイアンマンを名乗るのも恥ずかしいぐらいです

今は“次“よりも、ゼロからもう一度自分を見つめ直したい…と思っています

最も辛く、悔しいレースでしたが、これも自分のレース
しっかり受け入れたいと思います

このレースを意味のあるモノに出来るかどうかも自分次第
今は、思うように動かない膝の治療に専念すべきだろう



すぐにたくさんのコメントを頂きました
いくつかご紹介させていただきます

・完走おめでとうございます、といわせてください。
 コメントの内容よくわかります。
 僕は2007のコリアで、走れないわけでないのに、情けないレースにあきらめてリタイヤしました。
 今でも心底、後悔しています。
 どんな状況でもあきらめずにゴールした人がアイアンマン、勝利者だと思います。
 ごくろうさまでした。

・この文章以上にかなりの過酷な道のりを克服し、ゴールされたのだと思います!
 特に、自分の設定タイムが計算できる選手が、それ通りに行かないときの苦しさ、モチベーションを保ち続ける辛さ……
 分かりますよ(*_*;
 でも、日本とは環境が異なる異国で頑張ってらっしゃった姿をみなさん知ってますし
 それでも古傷をおしてゴールまで辿り着いてみせた姿は
 アイアンマン意外何者でもありません!
 おめでとうと言わせてください(*^。^*)
 そして、心と身体の傷を癒やし
 次はウッディさんが納得いくレースが出来ることをみなさん願ってます(^_^;)
 日本へは胸をはってお帰りくださいね☆



お一人ずつコメントを読んでいるうちに涙が出てきた
男のくせに情けない
でも、抑えていたものが一気に溢れ出たみたいに涙が止まらなかった

世界一格好悪いゴールだったと思う
けど、自分のしたことには後悔していない

これが正しかったどうかも分からない
でも
一つ言えることは全て出し切った
あんなレース内容だったけど
何もかも全部…もう何にも残ってない

今、思い返してみて
最後のラン
本当に長く感じた
脚を引きずりながらエイドステーションを通る度に、
ボランティアの方がとても心配してくれたり、激励してくれたり…
何だか申し訳なかった

自分はほぼラストの方、
もうエイドなんて片付けてもいいなじゃないかってくらい夕闇がせまっていた
それでも
そんなことお構いなしで懸命に応援してくれた
ゴールしても
何が変わるわけじゃないけど、
でも、今立っているこの道も
これから続くであろう道も…
つながっていると思う
だから…諦めたくなくて、でも申し訳なくて…
ぐちゃぐちゃな気持ちのままそれでも前に進んでいた

メルボルンに出るって決めて…
職場の皆さんにも応援してもらって、
YOMEもサポートしてくれて、
それで…
こんな結果で
正直、Mドットのアイアンマークも見たくないぐらい、
アスリートだなんて言っていた自分が恥ずかしかった
でも、
今の自分を、
今までの自分を
諦めたら、
今まで歩んできた道も続かなくなる

まずは、迎えに来てくれるYOMEに笑顔で報告しよう



顔を上げて