『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ネット終活

2020-09-20 04:59:00 | 生活
「ネット終活」したことで、
早くも生活のフェーズが
変わりつつある。

こうなってほしいなぁ…と、
漠然と思い描いていたことが
起こってきたり、
新たな人たちとの関係性が
始まったり…と、
なんだか階段を一段上がったような
心境である。

今までにも幾度も体験してきた
「死と再生」に
イニシェートされている今を
生きている感じである。

【新しい酒は新しい革袋に】
である。

ヴァーチャル時空よりも
リアル時空が充実する方が
いいに決まっている。

仕事面が充実してきて、
やり甲斐のあるケースが
増えてきているのも
有り難い。

真剣に取り組む人たちだけを相手に
全人的に生きる
というのは
大変だが生き甲斐にもなる。

ここに来て、
カウンター数席の店で
常連と時たまのご新規客を相手に
やれる範囲、関われる範囲で
すべき事をやるだけである。

エリクソンの提唱した通り、
65歳までの壮年期の発達課題でもある
「自己停滞」と「世代間継承」をも
今まさに、それに当たっている。



3.11やらコロナ禍やらで、
人生、何が起こっても
不思議でないことを
痛感させられたし、
予定調和なぞも怪しいものだ
とも思っている。

ならば、
「今、ここ」を生きよ、
である。

人生、深生きするには、
この瞬間を味わえ、
である。



量子には
粒子としての性質と
エネルギーとしての性質の
二面性がある。

してみれば、
量子から成る我われも
粒子(物質)的側面と
エネルギー的側面の
二側面を持ち合わせているのも
道理であるなぁ…と、
ふと気が付いた。

あらゆる宇宙的現象が
熱力学的な法則に従う、
としたならば、
エントロピーの増大には
抗えないので、
秩序あるものは必ずや崩壊し
ランダム化に向かう。

生命体のみが、
唯一、かりそめの間、
エントロピーを減少させるべく
たえず新陳代謝をしているのである。

個体がそのエントロピーを
減少できなくなった時が
死を迎える時だか、
それでも、次世代に
生物的遺伝子と文化的遺伝子を
引き渡して、その個体の
生きた証ともいえる
情報を継承するのである。

個体として滅びることにより
種の秩序は維持され、
エントロピー増大の宇宙律に
抗っているのである。

…などということを
今回の「通過儀礼」の渦中にあって
思考実験で得た。

「二つ悪い事 さてないものよ」
である。



連ドラの『はね駒(こんま)』が
終わった。

けっこう面白かった。

『エール』が
途中、コロナ禍で
中断されたので、
その代償としては
十分過ぎるほどの
内容であった。

樹木希林の存在感と好演が
ヒロインよりも
作品に重厚感と深みを与えていた。

三枝さんの得意な
劇伴“オマテ”(泣かせ節)が
作品にハマッていた。

最終回には、
若き日の三枝さんが
武士姿で登場して
驚いた。




再開した『エール』は、
本線よりもサブの
梅ちゃんとゴロちゃんの
凸凹ロマンスの方が
俄然面白い。





年に一、二度は
街出のついでに
ブラリと母校の小学校に
寄ることがある。

きのうもそうしてみて、
(あぁ…。
こりゃ、いつ死んでもいいように、
という御暇行為なんだなぁ…)
と気が付いた。

懐古趣味だとばかり
思ってたが、
いつ死んでもいいように…、
という「終活」を常に
日常でしてたんだぁ…(笑)。



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リハ

2020-09-19 04:40:00 | ギター
昨日は
僻地のY中勤務だった。

近頃、10時ころ寝て
3時頃にいちど目覚めるという
よろしくない睡眠相が続いており、
昨日は、二度寝した朝方に
頭痛がして目が覚めた。

薬を呑んで出勤したが、
職場に着くまで改善せずに、
保健室に寄ったら
SCコーディネーターでもある
養護の先生が
冷えピタや湿布、補水液なぞを
冷蔵庫から出してくだすった。




さっそく
カウンセリング室で
オデコに貼り、
生徒が来るまで、
クスリが効いてくるまで
その格好で凌いでいたら
担任の美人先生が来られ、
事情を話してそのままで
補水液を飲みながら応対した(笑)。

なんだか、
自分でも
バカっぽかったなぁ…と、
情けなかった(笑)。

ま、いいや…。
虚弱ジジイなんだもん…(笑)。




給食までには
ようやく頭痛も治まってくれ、
美味しくカレーライスが食せた。

はじめて、
調味袋セットを持参して
職員室内で
あまり気取られないように、
カレーにケイジャン・シーズニングを振って
醤油スプレーで味を調整した。

学校でも
料理してるみたいで
なんだか苦笑もんだった(笑)。

味が薄くて
スパイシーでない
“おこちゃま”カレーも
ふた手間かけただけで、
グッと“らしい”カレーになるから
卓上調理料は大切である。

その前には、
給湯室のレンジで
熱々に加熱している。



昨日は、給食後に
いつものように
「体育館の鍵、借りまーす!!」
と職員室で声掛けすると
用務員さんが
「いってらっしゃーい!!」
と返答して下すって
(オッ…)
と思った。

司書さんが一度、
ステージでのギター練習を
聴きに来られたので、
毎週、昼休みに
ピアノやギターをやってることが
すっかり知れ渡ってしまったようだ。

今週はいつもの
“悦ちゃん”(グラピの仇名)
ではなく…
来週のレクコンのリハをすべく
ギターで『アルハンブラ』の
練習をした。




ステージから体育館奥まで
50mほどはあろうかという奥行きだが、
フラメンコのラスゲアード(掻き鳴らし)
ならいざ知らず、
クラシックのプンテアード(通常奏法)では
なかなか奥の壁にまで
響かせるのは指力がいる。

それでも、
音楽堂のリハでは幾度も
二階席まで音を通す
“遠達性”を意識して
練習してきたので、
最奥の空間でエコーが響くほどには
音が通っていった。

初学者にはそれが出来ず、
いわゆる“指弾き”での
“そば鳴り”という
芯のない蚊の鳴くような音しか
作れないものである。

上級者も
指で弾くのは一緒だが(笑)、
上半身全体や肩、腕の力を
指先に送り込んで
「弾弦」するのであって、
素人が鼻歌を唄うのと
声楽家が全身を楽器として響かせるほどの
ディスクレパンシー(差異)がある。







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エール新章

2020-09-18 06:57:00 | TV・ドラマ
連ドラの『エール』が
やっと再開された。

そしたら、今度は、
「いなかっぺ大将」みたいな
ゴローちゃんと文学美少女の
ウメちゃんとのロマンスが展開され
コケティッシュな面白さを
楽しんでいる。




なんだか、
“美女と野獣”の組み合わせだが、
さすがに、本質を見通す眼力のある
ウメちゃんは、
ゴローちゃんのピュアな魂に
魅かれるのである。

本線から外れた
サブストーリーではあるが、
この凸凹カップルの
先行きもなかなかに
面白そうである。





“昭和臭”のプンプンする
『まんだら屋の良太』を
ヤフオクで13冊ばかり
落札した。

手垢のついたキチャナイ本だが、
市内の古書店には
1冊も見つからなかったので、
これから、ポツリぽつりと
ヤフオク頼みで買い揃えようと
思っている。

下ネタ全開の内容だが、
明るく突き抜けてるので
爽やかな読後感がある。

温泉場を舞台にして、
任侠的な切った貼ったや
貧困ゆえの悲劇など、
まさに昭和中期の
空気感が作品に漂っている。





一昨年かの
自分への誕プレに買った
「ヴィンテージ・ポルトー1982」が
残りわずかになってきたので、
今年も他に欲しいものもないので、
また、一本買おうかなと
思っている。

そろそろ40年物になりつつあるので、
さすがに、いい“まろみ”や
奥深さが漂い始めている。


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就活

2020-09-17 04:58:00 | 風景
東京に就活に行ってた
ナッちゃんが、
会社から内定をもらえたらしい。

コロナ禍のご時世では
有り難いことである。

高校・大学・院…と、
しっかり勉強して
優秀な成績を収めてたので
我が子ながら大したものである。

ただ、
息子三人ともが
東京勤務というのも…
田舎暮らしの親父としては、
なんだかなぁ…と、
寂しくも思わないでもない。

もっとも、
若い頃は、一度は都会に出よ…
という昔からの持論もあるので、
それでいいとも思う。

三人の仕事が、
不動産業・システムエンジニア・建築家で、
お嫁さんが経理なので、
「一つの会社ができるんじゃないの?」
と冗談で言ったことがあるが、
お嫁さんだけが
「そーですねぇ…」
と笑ってくれた。

そうなれば、
夢のような「兄弟企業」なのだが…(笑)。




SCの来年度の公募が来たので、
トーチャンも就活の一環として、
募集要項に書き込みをしていた。

ペン字や書の手習いを
続けているので、
こういう“本番”書類に
記入するのが、苦にもならず、
むしろ、楽しくさえある。

書室の稽古机で
気を入れて書いていたが、
なんかの拍子に
書用の水盥(すいう)を倒してしまい
危うく書類を濡らすところだったが、
手習いの料紙が
全部すいとってくれた。

朱文字が
クッキリと浮かび上がり、
なんだか
妖艶な美しさがあった。

<黒い紙に朱文字>
というのは
いいマッチングかも…と、
アクシデントが
創作のヒントになってくれた。





料理が子どもの頃からの
趣味のひとつなので、
調味料もたくさん種類を
揃えている。

最近のお気に入りは
甘味料の「素焚糖」という
奄美諸島のサトウキビ糖である。

業務用食料品店で
500g300円ほどなので、
その安価さと料理への
使い手のよさで、
欠かさずに補充している。

和食は本来、
引き算の料理で、
出汁の力を借りて
ほんの少しの薄口醤油で
味付けするのを上品とするが、
洋食は逆の足し算の料理で
いろんなもので複合的に
味を完成させる。

なので、
家庭料理では、
どっちもどっちだから、
煮物などでも、
甘味料に、
サトウキビ糖・味醂・甘酒・水飴
なぞを少しずつ調合して用いると
複雑で奥深い甘さになり
単純な味でなくなるものである。

酢に至っては、
すし酢をメインにして、
レモン、ライム、シークワーサー、
スダチ、カボス、リンゴ酢、
バルサミコ酢、中国酢…と、
使い分けている。

カミさんは、
何にでも便利な
「すし酢」一辺倒である(笑)。




スーパーで
無花果が出回っているので、
カソナード(赤砂糖)を振って
バーナーで表面をこんがりと
キャラメル状のブリュレにしてみた。

和洋折衷で
信楽小皿をさらに、
アズール・プレートに合わせてみたが、
なんだか、今一だった(笑)。




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ネット終活

2020-09-16 20:30:00 | パソコン
思う事あって、
Facebookや他二つの
サイトを削除した。

あるサイトは毎日、
200人ほどの来訪があったので、
さぞかし、突然の終焉で
驚かれている人もいよう。

また、心理専門サイトでは
2年間で11万人もの既読があり、
今でも、多い日は700人ほどが
勉強に来られていたが、
それも突然に削除されて
ネット上からなくなったのだから、
国試受験者には
落胆された方もおられよう。

FBは
息子たちはじめ、
100人ほどの友人・知人・教え子が
戸惑っているかもしれない。

それらの方々に
何かあったのか…と、
ご心配をおかけすることは
本位ではないが、
「死ぬ」というのは
そういうことなんだ…と、
「削除」して気付いたこともある。

これも、きっと、
「自分の死」と向き合う
ひとつの訓練なのだろう。

“独りで生まれて、独りで死ぬ”
というのは
人としての宿命である。

自分の代わりには、
だれも“自分の死”を
代理でやってくれるものはいない。

人生の終楽章に入り、
「ネット終活」も必然の
整理なのかもしれない。

同時に、
余生に何らかの
「死と再生」の
再生もあるだろうと
期待もしている。

それでも、
生来、持ったが病で
“表現/表出”しないと、
気が鬱滞して気鬱症になるので、
一つだけは「アウトプット手段」として
このサイトは残すことにした。

2004年から初めて
16年間、365日続けているから
「休刊日」のある新聞よりも
連載で勝っている(笑)。




米寿の老母あてに
敬老の日に合わせて
「祝長寿」の祝い金が
市から贈られた。

代理で受け取ったが、
5000円だったので、
ボロボロになったズックを
新調させてもらった。

…というのも、
老母が在宅中は、
玄関先に脱いである
ボロボロになった靴を見るたびに
「これで、買ってきな…」
と、何度も
一万円をもらって
ほくそ笑んでいた(笑)。

親爺になっても、
やはり、いつまでも
息子なのだろう…と、
思っていた。

不二家のケーキでも買って
ホームに置いてこようかしらん…
とも思ったのだが、
不二家が改装中だったのと、
ホームはコロナ禍で
今もって面会謝絶になっているので
やめにした。




元は白かったズックを
自分でマスキングテープをして
ブリティッシュ・グリーンに
スプレー塗装して
気に入って履いてたが、
さすがにカカトは減り
孔まで空いてきたので、
「長いこと、ご苦労さん」
と労ってゴミに出した。

もう、
染めるのも面倒くさいので、
このまんま白ズックとして
履こうと思う。

この一足のみ、
インナーにシミがあり、
2割引きになっていた・・・(笑)。




『ポルコ・ロッソ』(紅の豚)の
テーマ曲をピアノで弾きたくなり、
耳コピしていたが、
どうしても伴奏コードがつかめず、
迷いがでたので、
問題集の答えを見るつもりで、
ピアノ譜をアマゾンから取り寄せた。

そしたら、
イメージ・アルバムとサントラの
デッド・コピー譜だったので驚いたが、
また、有り難くもあった。

伴奏コードを見て、
(へぇ~ッ!? D♭M7だったんだぁ…)
と、ゆんべは感激しちまった。



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