『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

光速昇段

2018-05-19 07:49:00 | 趣味
昨日はソータの
七段昇段がかかった
棋戦であった。

勤務日だったため、
職員室の共用PCで、
カウンセリングの合間の
休憩時間のたびに
アベマのライヴを観戦していた。



相方合わせて
持ち時間10時間、
昼夜の食事休憩90分を入れての
棋戦なので、
退勤時間頃はまだ
中盤のあたりであった。

例によって
高速を飛ばして帰り、
いつもより早めに帰宅し
着替えもせずにPC観戦をした。

ニコ生の方には
ポンポコ・ソフトの
評価値が出るので、
二元中継で見ていたが、
中盤ですでにソータが
+1000に達して優勢であった。

それが終盤が近づくにつれ
+2000、+5000と
圧倒的な勝勢に変わり、
ソフトに「詰み筋」が出た。

詰め将棋選手権4連覇のソータは
逸早くその「詰み筋」を見つけ、
22手詰めに着手した時、
やはり詰め将棋作りの名手でもある
船江六段は負けを悟り、
潔く投了した。

船江六段は
Eテレの将棋番組で
長らく見ていて
その好青年ぶりに
好感を持っていた。

先手で「角換わり棒銀」
という意表をついた戦法で
後手を引いたソータに
闘いを挑んだが、
見事に交わされて
ねじり倒された。

ニコ生に流れる
ライヴ・コメントにも
「強すぎてヤバイ」
「もはや人間を越えている」
というソータの
圧倒的な棋力に
感嘆の声が殺到していた。





ファンが
夢見ていた
五月昇段を
いともあっさりと
実現してくれた。

まさしく、
スターである。

昨日のネットTV4局の
中継を合わせたら、
およそ100万人が
この世紀の一戦を
観戦していたようだ。

それはまさに、
オリンピック並みの
視聴率であろう。




「光速の寄せ」
というのが
かつての谷川名人の
キャッチフレーズだったが、
「光速の昇段」は
後にも先にも
ソータ以外はない。

各テレビ局でも
「また、歴史を塗り替えました」
と語られていた。

ヒフミンの記録を
61年ぶりに更新したという。

このまま竜王戦で
羽生七冠に勝利したら
年内に八段昇段となる。

ファンの「夢」は
まだまだ続く。


将棋という世界に登場した
途轍もない大天才の偉業を
同時代に生きて見れるのは、
ソータ語で言えば、
「この節目(せつもく)に
接することができて、
望外の僥倖です」
と言えるだろう。





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