着任

今年から
新しく配置された中学校に、
昨日、着任した。

家から
60km遠方の学校だが、
時速60km通勤で
1時間で着く計算だが、
実際は動脈の国道4号線を行くので、
信号や渋滞で
1.5時間かかってしまう。




カウンセリング室に
あてがわれた部屋は、
昔の宿直室とのことで、
六畳一間の畳の上に
カーペットが敷かれていた。

これまで
勤務してきた
20ケ所のカウンセリング室としては
ワースト2くらいの
環境である。

やや物置化しており
雑然としていたので、
まずは押入れの整理からはじめ
何でもかでも放り込んだ。

ちょっとした
引越しのような力仕事で
半日が過ぎたので、
かなりの肉体疲労が残った。

それでも、
三月に離任したI分校の
装飾用ヌイグルミや絵画、
心理テスト類を置いたら、
どうにか和らいだ雰囲気が作れた。

もっとも、
この部屋でちょうど20室目の
作室であるから、
手馴れたものである。

コンセプトは、
小児科の待合室のように
稚気があり心和み
退行を誘う、
サンド･セラピー創始者の
ドーラ・カルフの言った
「自由にして護られた空間」
を創出することである。




入り口側の壁は
まだまだ殺風景なので、
連休明けに、ここにも
クロスを垂らして
掛け軸と大きな絵を
吊るしたいと思っている。

窓側は、
校庭への生徒出入り口があり、
物置や石油タンクがあって、
殺風景である。

これから、
内部改修でエアコンが
設置されるというから、
少しは過ごし易くなるやもしれぬ。