来年の「復興支援リサイタル」が
決まって、プログラミングを
思案しているが、
今度は古楽器も数曲交えていこうと
考えている。
ソチのゴールドメダリストで
「東北の星」羽生結弦くんが
ショート・プログラムで演じた
ニノ・ロータの『ロミオとジュリエット』を
ルネッサンス・リュートでやろうと
考えている。
これは、かつて、京都在住中に
四条通りの歩行者天国で
リューテニストのエド・ダーブローさんが
中世の吟遊詩人の格好で
演奏した曲で、その折、感動して
後日、エドさんからCDと楽譜を
送ってもらったものである。
大学時代の定演で
フレッシュマン用に
編曲したものもあるので、
それらで組曲を拵えてみようと
思っている。
演奏会前の楽しみには、
何を弾こうか、というのと、
どう編曲しようか、というのと、
どう演奏しようか、という
思案の段階の楽しみがある。
稽古に入ると、あとは
暗譜の苦しみと
繰り返し練習の退屈さと
指の痛みに堪えねばならない。
こうして一曲が仕上がって、
初めて人前でご披露できるのである。
こういうのを狐狸庵先生は
「苦しい+楽しい」で、
「くるたのしい」プロセスと呼んでいた。

ここの処ご無沙汰していた
我が家のリュートたちも、
久しぶりに手にとってもらえる
日がきて、さぞかし嬉しかろう。

バロック・リュートでも
かつて発表会用で絶賛された
バッハの『シャコンヌ』短縮版を
やろうかとも思っている。
前回は楽譜を見てだったが、
今度は暗譜に挑戦したい。
10分のロング・バージョンである。
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