『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

ジオラマ

2014-12-03 08:09:00 | 趣味
一昨日、
映画『フューリー』を観て、
久しぶりに2008年頃、
楽天に作っていたサイトを
眺めてみた。

7年前には、
古楽器造りの傍ら、
こんなことにも本気で
熱を入れて遊んでいたんだ、
と我ながら気が多いのに
呆れかえっている。

なにせ、
「ライフ・テーマ」が
「人生を遊ぶ」なので
何かにつけてマイブームが起こると
いっ時、それに熱中してしまう。

今年は、
ドレスウォッチ創りと
ラペル・ピンバッチ創りにハマッた。




高校生の時から
何度もこしらえた、
ドイツ軍のキューベル・ワーゲン。

70年代当時は、
350円だったが、
今は、2.800円もする。

冬に作っていたのだろうか、
初めて冬季戦線色に染めて、
茶漉しでメリケン粉を振って
パウダー・スノーを表現している。




このハノマーク兵員輸送車も
何度かこしらえたので、
冬季カラーに彩色した。

人物もプラモなので、
一体を細かく彩色するのに
小一時間はかかる。

お他人様から見たら、
人生の貴重な時間を
そんなクダラナイことに使って・・・と、
思われるかもしれないが、
嬉々として創っている瞬間こそ
「人生を遊んでいる」ときなのである。

きっと、
大人のドール遊びも
同じ心理であろう。




このバスは
日本の昔のボンネット型を
ドイツ軍の兵員輸送車に
見立てたもので、
「見立て」遊びである。

中にもちゃんと
冬服を着た兵員が着座している。
(芸がコマカイ・・・笑)



引き手ドアの部分は、
歯医者で使うトゥース・ピッカーを
わざわざネットで購入して、
「筋彫り」という技を施し、
その後、「墨入れ」という
薄い塗料を流し込んで
リアリティを追求する。

「神は細部に宿る」
ではないが、
こういうディテールにこそ
モデラーは魂を込めるのである(笑)。

部外者から見たら
ほとんど変質者かキモオタの
領域かもしれない(笑)。

でも、コンサート直前に、
ファミレスでハンバーグが来るまで、
楽譜を見ながら
ゴニョゴニョ独り言をつぶやいたり
フレーズを瞑目して
指先で指揮したりしてる姿だって
十分に妖しいかもしれない。

人間、何かに本気になって
没入している時は、まさに、
「行っちゃってる」
「入っちゃってる」
「逝っちゃってる」
状態になるのだろう。

それを魂理学では、
「スキン・ディープ」の対語として、
「ソウル・ディープ」という
造語を当てている。




モデラー上級者は
AV(装甲車:Armoured Vehicle)の
塗装仕上げには、
なんと、100均で売られている
女性用アイシャドーやチークシャドー類を
「汚し(ウェザリング)」に用いる。

まさに、プラモのお化粧である。


これらの作品は
一つも手元にはなく、
製作を楽しみ、完成後十分に鑑賞し、
ジオラマを撮影した後、
いずれも高額でヤフオクで落札された。



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