『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

祝賀会

2021-11-29 07:10:00 | 食物・飲物
元同僚で
お弟子さんでもあるS先生が、
猛勉強の努力が実り
めでたく公認心理師の
国家試験に合格されたので、
自宅に招いて
フレンチとお茶での
ささやかな祝賀会を催させて頂いた。

毎週土日には
"ぼっちフレンチ"で
日常的に創っているとはいうものの、
今回はフルコースで
二人前というので、
準備に前日からの仕込みが要った。




まずは
食器・カトラリーの組み合わせから、
つぎにクリーンアップ
(一つずつ食酢で磨き上げる)
そして、テーブルセット。

コースを間を開けることなく
円滑に進めるために
三種のソースやパイ包み焼きの
フィリング(詰め物)の
作り置きも前日に済ませた。






3段皿のアフタヌーンティー・スタンドに
ドレッセする4種のプディングや
焼き菓子類も
前日に焼いておいた。








茶室は
前回のR先生の薄茶事の
室礼が残っていたので、
それを"跡見の茶事"として用い、
早朝に、裏庭の山茶花と
南天とドウダンツツジの紅葉を
活けてみた。








お祝いの会に相応しく
赤楽と朱金襴手の仕覆の
道具組みとした。

台子は
自作のくだけた「草」のものに
初冬らしく信楽の水指を合わせた。












昨日のメニューは…

オードヴル
『トマトのムース』

スープ
『根菜のポタージュ』

ポワソン
『魔女宅のニシンパイ』

ヴィアンド
『仔羊のソテー』

デセール
『アフタヌーン・ティー・デザート』

食後は
茶室にて
薄茶点前をさせて頂いた。






『魔女の宅急便』で
「ニシンパイ」が出てきたのを
思い出して、初めて、
その創作に取り組んでみた。

骨の多いニシンを
根菜と一緒に土鍋で
長時間煮て、
出汁をスープに出して、
身を骨抜きしてから
フードプロセッサーにかけて
玉子、バター、生クリームで
クネルに焼き上げ
パイのフィリングにした。

仏語でニシンは
「アラン」というので、
『アラン・アンクルート』という
魚料理になる。

ドレッセには
クリスマカラーの
「緑と赤」を意識して
庭のハーブガーデンから
フヌイユとオリガンの若芽を摘み、
ポワヴル・ロゼ(ピンクペッパー)を
あしらった。


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