『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

癒しくれるもの・・・

2022-02-04 08:01:00 | 藤井 聡太
おとついの晩は
ギターショックで
3時間しか眠れず、
きのうの勤務が懸念されたが、
どうにか日中ねむくもならず
ダルクもならずに
元気に仕事ができた。

それというのも、
ソーちゃんの昇級がかかった
大事な順位戦があったこともある。

朝の10時から
ずっと通勤路でも
学校でもスマホ中継を
付けっ放しにして
仕事の合間合間にも
観戦していた。




B級1組からは
ストップウォッチ時間制になり
残り1分未満は切り捨て
となるので、双方とも
6時間の持ち時間だと、
すべて使い切っても
14時間以上となり
深夜0時過ぎに決着がつくことも多い。

なので、
今季は何度、
結果を見届けられずに
途中、寝落ちしたことか・・・。

ゆんべも
前夜に睡眠3時間だったから、
こりゃあ寝落ち必至だなぁ・・・と、
思ってたら、
なんと、9時前に早くも
81手という短手数で決着がついた。

順位を競っている
稲葉八段もこの日勝ったので
A級昇級は決定しなかったが、
来月の最終戦で
ほぼ99%の確率で
A級入りはありそうである。

そして、そこの頂点に立つと
名人戦の挑戦権を得られ、
現在、タイトル戦で9勝1敗の
渡辺名人との対決となり、
名人位獲得が濃厚となる。

"名誉孫"の
ソーちゃんの活躍があればこそ、
「リク坊ショック」にも
「ギターショック」にも
なんとか癒しを得ることが出来た。







77年のサントスの
エチケットを見るにつけ、
破損してボロボロになった姿が
痛々しく、見るに堪えない。

数名のリューティエ(製作家)に
修理見積りをしたら、
ほとんどが30万以上かかる、
とのことだった。

なので、加害者には気の毒だが、
来月の損害支払いの請求を
せねばならない。

車の事故と違うのは、
板金・塗装で外観だけが
元にもどっても意味がなく、
「音色」そのものは
元に戻らない。





ゆんべは
棋戦の決着がついて
早々と9時半頃には
就寝した。

そしたら、
寝入ったばかりの頃に、
カミさんが寝室に闖入してきて
叩き起こされ、
送られてきたばっかの
リク坊の動画を
「見ろ見ろ」
と目の前におっつけられた(笑)。

親子三人でUSJに行ったようで、
リク坊の元気な姿に
眠気もしばしとんで
見入ってしまった(笑)。

カミさんが
「ケガの跡、もう治ったね」
と念を押すように言ったので
「うん…」
と安心して、そのまま、
またバタンキューと
寝落ちした(笑)。

ギターの喪失ショックを
今度はリク坊の笑顔が
癒してくれた。








いつもは
時節よりも早めに
室礼を替えるが、
節分の晩に
恒例の鬼面と升豆との
取り合わせにした。







在京中に
まだ子どもたちが生まれる前、
夫婦二人で嵯峨野を散策した折、
土産店で見つけた
めずらしい嵯峨野焼の
鬼の土面を、もう30年来、
この時季の玄関室礼に
飾っている。


元旦にリク坊をケガさせ、
二月の二日に
愛器を破損させるという
たてつづけに凶事が起こったので、
心の中で"何事三度"が
三月のあたまに
起こらないといいなぁ・・・と、
不安がよぎったので、
「邪鬼はらい」「厄除け」
の思いを込めて「鬼面」と
「一粒万倍」の福升を飾った。

不吉なジンクスは
自己暗示にもなりかねないので、
元旦は「加害者」
二月は「被害者」
という「対事」として
完結しているんだ
と思い込むようにした。

なので、
両方の心理も理解できたので、
ギターを破損した生徒さんには
あこぎな請求はせずに、
20万くらいにおさえてあげようかな
という神心・仏心も起こったが…。

まだ、決めかねている。








新年早々の
二大ショックに
『ハクメイとミコチ』の
緻密に描かれた
異世界ファンタジーの絵柄が
ずいぶんと癒しになってくれた。





コビトと動物たちだけの世界だが、
いわむらかずお氏の
『14ひきのネズミ』シリーズのような
ハートウォーミングな絵柄は
見ているだけでも
こころが和む。






かつての勤務校である
金光大阪高が
この春の選抜出場が決まったので、
金光教を母体とした学校なので、
それは「凶事」続きに対する
「吉事」として
毒消しに作用してくれたら
いいなぁ・・・と、内心願っている。

もっとも、
千年に一度の
超規模大災害「3.11」や
百年に一度の
パンデミック「コロナ禍」という
トンデモ級「大凶事」にも
めげずに生き残ってきたのだから、
【人生悲喜こもごも】の「悲」に
負けてはいられない。

かつて、
『東日本大震災慰霊祭』で
壇上で講演した折、
【艱難汝を玉にす】
と、その英語バージョンの
"Adversity makes men wise"
(逆境は人を賢明にする)
という箴言を引用した。

そして、
「こころの重荷」は
負荷(ストレス)となるも、
「荷を負うことによってこそ
たましいの筋肉がつく」
という説を開陳した。

今回の大きな二つもの
対象喪失事故は、
「執着」と「愛別離苦」について
とくと考えさせてもくれた。

それは、また、
この世との「さらぬ別れ」
(避けられない別れ)という
生きとし生けるものとしての
宿命・命運とも
真っ向から対峙させられ、
胸に迫ってくるものに悲鳴をあげた。

それでも、
先ず生きている、
生かされて生きている、
という自覚も鮮明になった。

そう…。
これこそが、
我がライフモットーの
【人生深生き】
ではないか。







音楽もまた
それに没頭している間、
まさに「今ここ」で
「それを生きる」ことが出来て、
心憂き事への捕らわれから
解放してくれた。

セラピュウティックに言えば、
アクティヴ・コミットメントとは、
ソーちゃんの対局姿勢である
まさしく【盤上没我】である。

棋界が
「四百年に一人の天才」
と認め、
並み居る棋士たちから
「棋界史上、最強の棋士」
と畏怖される
希代の好青年から、
我われ凡夫は
どれほどに多くの事を
学ぶことが出来るか・・・。





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