『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

お礼参り

2018-04-23 08:24:00 | 風景
年取ると
疲れが二三日後に出る、
とよく言うが、
まさしく、体の節々が痛い。

それでも、
土日とゆったりと
休養を取れたので、
今日から新年度の
出勤である。

新年度の新体制なので、
今日はしっかり
ダブルのスーツの
会長ルック・コーデで(笑)
出向くつもりである。



帰郷後、
散歩道にある
近所のお社(やしろ)に、
上京前に無事・健康を
お願いして赴いたので、
仕事成就のお礼参りを
させて頂いた。

家のほんねき(すぐ近く)に
あるのに、何の神様か
わからない(笑)。

でも、
信仰心のなかった
亡き祖母が、時々、
参っていた神様である。

日本は
八百万の神様がいるので、
むやみに不浄なことは
できない。

そう咎められて、
小用を足すにたせなくなった
旅人が、茶店に休んでいた
お坊さんの頭に向かって
放尿した。

驚いた坊様。

そりゃそうだ(笑)。

「なんという無礼なッ!」
と血相を変える坊様に
「坊主の頭にゃ、カミはない」
と旅人。

米朝の落語のマクラで聞いた
小噺である。




上京中は、四日間も
蒲田の商店街「あすと」を
ぶらぶら探索していた。

そしたら、
なんと、ビリケンさんに
お目にかかるとは
思ってもいなんだ。

そこは、案の定、
大阪スタイルの
ソース二度づけ禁止の
串かつ屋だった。

入店こそしなかったが、
なんとはなしに、
ビリケンさんの
頭を撫でてもうた。

東京弁モードで
仕事していたのが、
急に、大阪弁モードに
脳内が切り替わったから
オモロイ。

***

撮り溜めてきた写真のすべてが
左上側の一部がボケていて、
はじめは心霊現象かと
期待したが(笑)、
どうもレンズが汚れていたようだ。

かつて、
デヴィット・ハミルトン
という写真家の
ソフトフォーカス映像が
一世を風靡したことがある。

その折、
その画風を出すには
レンズに女性用ストッキングを被せるだの、
野外ではレンズに指紋をつけるだの、
というトリビア・テクニックを
聞いたことがある。





あすと商店街のすぐ横には
呑川(のみかわ)という
二級河川があった。

ここから東京湾まで
2kmもないので、
もし3.11クラスの津波が来たら、
遡上してきて
ここいらは一巻のオワリだなぁ・・・と、
震災体験者はすぐに思った。

そして、
その折は、ダッシュで
高層ビルの階段を駆け上がろう
と心していた。

喉元過ぎて
熱さを忘れた都会人は、
パニクって
おそらくほとんどは
津波に呑まれて溺死するだろう、
とも想像していた。

呑川が満潮時に
重なったら、おそらく
3m程度の津波で
一階は浸水するし、
南相馬を襲った15m級だったら
マンションの5階まで水没する。

さらに、津波は
干渉効果で
15m+15mで30mに立ち上がる
ということも起こる。

現に、
南相馬では
180人ほどの人々が
海から30m以上ある高台で
全員が亡くなられた。

その慰霊碑に一昨年
お参りしてきた。

なので、
平穏な都会の小河川を
平和な気持ちだけで
眺めていられないのが
心にトラウマを持った
3.11体験者なのである。

無数にある
地下街や地下鉄にまで
津波が侵入したら
阿鼻叫喚の地獄絵図になるだろう。

シンゴジラはやってこないが、
超巨大津波は東北を襲って
2万2千人もの被害を出したのだ。

岩手のリアス地区では
最高到達地区が37mだった。

それはまさしく
水の壁という
ゴジラなのである。



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