お盆休みに
アキが一日だけ帰省して、
翌日、千葉に帰った。
先日は、
フミも突然一日だけ帰省して、
翌日、東京に帰り、
次の日から1週間ドイツに行った。
社会人になっても
一日だけでも
親に顔を見せに
帰ってくれるのは、
嬉しいものである。
彼らも、
故郷で自分の原点に返り、
リセットして
都会の仕事場に戻るのが
いい気分転換に
なっているのかもしれない。
自分も京都に在住し、
大阪に勤務していた11年間は、
決まって、盆と正月には
帰省していたものである。
新任研修がバリだったという
アキが親と兄弟ふたりに
お土産を買ってきてくれた。
トーチャンのは
エキゾチックな柄の
白いTシャツである。
さっそく部屋着にしようと
着替えようとしたら
カミさんに
「もったいないでしょ」
と窘められてしまった。
「ほんじゃ、いつ着んの?
学校にゃ、着ていかれんぞぉ…」
(・̆○・̆)
神棚にでも上げて、
朝晩、拝んどけ、
と言わんばかりであった(笑)。
(´人`) アリガタヤ~
まるで、
落語の『薮入り』に出てくる
初めて奉公先から「宿入り」で
実家へ帰ってくる亀坊のお土産に
舞い上がる夫婦のようであった。
先日、
30年ぶりに会食をした
元・ギター部のマドンナの
二人目が30年も放置していた
ギターを持ってきたので、
また、メンテナンスをしてあげた。
70年代の高級手工ギターなので
なんとか外見も音も往時の輝きを
甦らそうと気合を入れて
作業に入った。
まずは、
30年間も張りっ放しの
汚れた弦をワインダーで外す。
ギターにとっては
顔とも命とも言える
表面板を念入りにクリーニングし、
次いで側面板、裏板…と、
順に汚れを落としては
ワックス仕上げをしていく。
これだけで
半時以上かかり、
ピッカピカな艶がよみがえって
窓枠と青空が映るまでになった。
*
それから、
メタル・フレットを
コンパウンドで
1本ずつ磨いていくと
汚れでくすんだ色が
シルバーの輝きを取り戻した。
その後、
指板の汚れも
一箇所ずつ磨いていく。
仕上げには
艶出し剤で黒檀の
黒々とした色が復活した。
汚れて茶色いフレットに
古い茶色い弦だったのが
磨いて新弦に張りかえると、
新品の頃のような輝きになった。
エアコンをつけ
さらに扇風機を「強」にして
体に当てながらでも、
汗が絞れるくらいになって
ここで一旦、着替えをした。
ペグのギアに潤滑剤を差して、
調弦ししばらく弾き込んでいたら
みるみる音がよみがえり、
すぐにでもコンサートで
使えるほどに息を吹き返した。
何週間もかけて
一から楽器を製作をするより
メンテは数時間の作業なので
遥かに楽であるが、
キレイに外見も音も甦った時の
喜びは、また別個のものでもある。
これは70年代に
まだいい素材が
豊富にあった頃の作品なので、
表面板には
「クマが爪で引っ搔いた」ような
「ベア・クロウ」という
縮緬杢(ちりめんもく/カーリー杢)が
入っている高級スプルース材である。
アキが一日だけ帰省して、
翌日、千葉に帰った。
先日は、
フミも突然一日だけ帰省して、
翌日、東京に帰り、
次の日から1週間ドイツに行った。
社会人になっても
一日だけでも
親に顔を見せに
帰ってくれるのは、
嬉しいものである。
彼らも、
故郷で自分の原点に返り、
リセットして
都会の仕事場に戻るのが
いい気分転換に
なっているのかもしれない。
自分も京都に在住し、
大阪に勤務していた11年間は、
決まって、盆と正月には
帰省していたものである。
新任研修がバリだったという
アキが親と兄弟ふたりに
お土産を買ってきてくれた。
トーチャンのは
エキゾチックな柄の
白いTシャツである。
さっそく部屋着にしようと
着替えようとしたら
カミさんに
「もったいないでしょ」
と窘められてしまった。
「ほんじゃ、いつ着んの?
学校にゃ、着ていかれんぞぉ…」
(・̆○・̆)
神棚にでも上げて、
朝晩、拝んどけ、
と言わんばかりであった(笑)。
(´人`) アリガタヤ~
まるで、
落語の『薮入り』に出てくる
初めて奉公先から「宿入り」で
実家へ帰ってくる亀坊のお土産に
舞い上がる夫婦のようであった。
先日、
30年ぶりに会食をした
元・ギター部のマドンナの
二人目が30年も放置していた
ギターを持ってきたので、
また、メンテナンスをしてあげた。
70年代の高級手工ギターなので
なんとか外見も音も往時の輝きを
甦らそうと気合を入れて
作業に入った。
まずは、
30年間も張りっ放しの
汚れた弦をワインダーで外す。
ギターにとっては
顔とも命とも言える
表面板を念入りにクリーニングし、
次いで側面板、裏板…と、
順に汚れを落としては
ワックス仕上げをしていく。
これだけで
半時以上かかり、
ピッカピカな艶がよみがえって
窓枠と青空が映るまでになった。
*
それから、
メタル・フレットを
コンパウンドで
1本ずつ磨いていくと
汚れでくすんだ色が
シルバーの輝きを取り戻した。
その後、
指板の汚れも
一箇所ずつ磨いていく。
仕上げには
艶出し剤で黒檀の
黒々とした色が復活した。
汚れて茶色いフレットに
古い茶色い弦だったのが
磨いて新弦に張りかえると、
新品の頃のような輝きになった。
エアコンをつけ
さらに扇風機を「強」にして
体に当てながらでも、
汗が絞れるくらいになって
ここで一旦、着替えをした。
ペグのギアに潤滑剤を差して、
調弦ししばらく弾き込んでいたら
みるみる音がよみがえり、
すぐにでもコンサートで
使えるほどに息を吹き返した。
何週間もかけて
一から楽器を製作をするより
メンテは数時間の作業なので
遥かに楽であるが、
キレイに外見も音も甦った時の
喜びは、また別個のものでもある。
これは70年代に
まだいい素材が
豊富にあった頃の作品なので、
表面板には
「クマが爪で引っ搔いた」ような
「ベア・クロウ」という
縮緬杢(ちりめんもく/カーリー杢)が
入っている高級スプルース材である。
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