きのうは
ソーちゃんの棋王戦の
「挑戦者決定トーナメント」があり、
振り駒で「先手」を引いて、
久保九段に勝利した。
これで、
初のベスト8入りをし、
あと3勝すれば、
「棋王」タイトルの
挑戦者となる。
今年度中に
「六冠」達成なるか・・・
というファンが注目している
棋戦でもある。
*
きのうは、
終盤の入口まで
「77対23」と「藤井曲線」が
順当に右肩上がりしていって、
ファンを安心させていたが、
やや長考の末に、
突如としてAIの候補手にない
果敢な攻め手に打って出て、
評価値が「50対50」にまで
戻ってしまった。
贔屓には、
ハラハラさせる展開だが、
一方的に攻めていた久保九段も
その反撃の一手に意表を突かれて、
持ち時間を大幅に削られる
長考を強いられた。
AIの順当な「最善手」ではなく、
まさに、人間・藤井 聡太が
「勝負師」として、
しばしば見せてきた
「さぁ、ドーダッ!!」
という迫力のある一手だった。
格下の五段の解説者からは、
「藤井ブランドがありますからねぇ・・・」
と、その絶大なる信頼性が
相手を戸惑わせている
という指摘があった。
事実、久保九段も
AI推奨の最善手から
大きく外れた「疑問手」を指し、
形勢は一挙に「90対10」に傾いた。
まさに、
『フジイ劇場』の真骨頂であった。
けっきょく、
AIが候補に上げなかった手が、
「勝負手」となり、
最終盤では相手玉を
撃ち取る役目を果たした。
AIに「19手詰め」が出るや、
ソーちゃんは、それを
瞬時に読み取り、
解説者をして、
「どうやら、あの目は、
読み切った様子ですね・・・」
と、プロならではの観察眼で
その瞬殺芸を畏怖していた。
AIが「詰み」の道筋を示し、
その一手を彼が指した瞬間は、
まさに、ゾクリとする
快感でもあり驚異でもあった。
これが、
「魅せる将棋」を目指す
「フジイ将棋」の魅力なのである。
YouTube解説での
石田九段の言を借りれば、
「ほんとーにッ、強いッ!!」
「まさに、大天才としか言いようがない」
「将棋に勝つ為に生まれてきた棋士」
としか言いようがない。
*
Facebookでは、
「過去の振り返り」という
自動機能があり、
数年前のニュースフィードが
自分だけにアップされる。
過去、幼稚園児の前で、
出前コンサートをやったものや、
6年続けた『復興支援リサイタル』の
記事などが突然「再現」され、
なつかしく振り返ることがある。
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