『冬ソナ』の
DVDが届いたので、
ゆんべはさっそく
第10話まで『アベマ』の
無料期間で見たので、
第11話からの続きを見た。
第14話あたりが
一つのクライマックスで、
別れたばかりのミニョンが、
記憶喪失になったチュンサンだった事を
二人だけが知っていた事実が
明かされる事から判明して、
ユジンは驚愕する。
アメリカへ去ろうとしている
彼を追って、すんでの処で
空港で見つける。
心の中では
チュンサンと会っている時と
同じ反応が起きているのに、
頭の中では
この人は別人なんだと
自分にいい聞かせて、
心からは愛してはいない
幼馴染との結婚に踏み切ったユジン。
仕事のクライエントの
ミニョンさんとして、
割り切りながら
ずっと会っていたユジン。
事故死したと思っていた
初恋の相手を
10年の間、ずっと忘れずに
苦しんできたユジン。
「気付かないで、
ごめんなさい・・・。
ほんとに、ごめんなさい・・・」
(チョンマイ・ミヤネェ)
「チュンサンと呼んで、
返事がなかったら、
ほんとに死んだ事になると思って
これまで、名前を呼ぶことを
してこなかったの・・・」
と、言って、
三度も心をこめて
その名を呼ぶ。
しかし、肝心のチュンサンは、
最初の事故の後遺症で、
ユジンとのわずかな間の
濃密な初恋の「ふれあい」の時を
すべて忘却しているから、
二人にとっては悲劇である。
「生きていたのに・・・
私のことを忘れるなんて・・・。
私は何一つ忘れていないのに・・・」
という
超美しい泣き顔のシーンで
滂沱の涙がこぼれた(笑)。
ここが、
『冬ソナ』の白眉だなぁ・・・
と、胸が熱くなった。
全編を三度は見てるので、
この後の展開もわかってるが、
数年ぶりの四度目の視聴では、
ディテールをかみしめるように
味わっている。
これは秀逸な古典作品と同じく
なんどでも味わえるものである。
これまで、
見落としていたり
気付かなかった
象徴的なシーンやセリフが
まだ所々にあり、
それを楽しむのも
古典鑑賞の魅力かもしれない。
*
今回は、
『キネマ旬報』が発刊した
全話の名場面のセリフ集を
入手したので、
それを見ながらも
さらに味わい方を深めている。
*
初めて視聴して
ドハマリした時には、
物語のスピンオフを
100話も書いて
アップしたこともある(笑)。
http://www.onyx.dti.ne.jp/~yoko-s/newpage000.html
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