悩みを抱えて夜にイエスを訪れる者

 「さて、パリサイ人の中にニコデモという人がいた。ユダヤ人の指導者であった。
 この人が、夜、イエスのもとに来て言った。「先生。私たちは、あなたが神のもとから来られた教師であることを知っています。神がともにおられるのでなければ、あなたがなさるこのようなしるしは、だれも行なうことができません。」
 イエスは答えて言われた。「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」(ヨハネ3:1-3)

---

 指導者ニコデモは、夜にイエスのもとを訪れる。
 夜、というのは、誰かに見つからないようにというのもあるだろう。しかし、この後に続くイエスとのやりとりを見るとニコデモは明らかに気弱で、深い悩みを抱えていたのではないかと思う。夜は悩みが募るのかもしれない。
 ニコデモの相談というのは、一言でまとめてしまうと神を見失ったというものだ。それに対してイエスは「新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません」とストレートに返す。実際そのとおりであり、新しく生まれる以外にはない。
 では、新しく生まれるとはどういうことなのだろうか。イエスとニコデモのやりとりは続いてゆく。

---

にほんブログ村 哲学・思想ブログ プロテスタントへ
にほんブログ村

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 人の土台 やり直すこと... »