事は成就した

 「そのとき私は、御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。「見よ。神の幕屋が人とともにある。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神ご自身が彼らとともにおられて、
 彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。」
 すると、御座に着いておられる方が言われた。「見よ。わたしは、すべてを新しくする。」また言われた。「書きしるせ。これらのことばは、信ずべきものであり、真実である。」
 また言われた。「事は成就した。わたしはアルファであり、オメガである。最初であり、最後である。わたしは、渇く者には、いのちの水の泉から、価なしに飲ませる。
 勝利を得る者は、これらのものを相続する。わたしは彼の神となり、彼はわたしの子となる。
 しかし、おくびょう者、不信仰の者、憎むべき者、人を殺す者、不品行の者、魔術を行なう者、偶像を拝む者、すべて偽りを言う者どもの受ける分は、火と硫黄との燃える池の中にある。これが第二の死である。」(黙示21:3-8)

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 これだけの大きな苦しみの後、遂に事は成就する。

 この世では涙を流すことの多かった者に対しても、神は慈しんでくださり、私たちの涙をすっかりぬぐい取って下さる。
 違う言い方をすると、少なからぬ者にとってこの世はまさに涙の谷、嘆きの谷なのだった。
 だが今は、「渇く者には、いのちの水の泉から、価なしに飲ませ」てくださる。
 私たちはここで神と共に永遠のいのちに生きるのである。

 そして、上に書かれていることは世界の救いについてのことであるが、私たち一人一人もまた、この世界の救いと同じようにして世にあって救われる。
 これだけの大きな苦しみの後、イエスによって遂に事は成就する。
 世にいる限り涙の谷であることに違いはないのだが、いのちの水の泉から価なしに飲むことができるようになるのである。

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[一版]2014年 4月13日
[二版]2018年 9月12日(本日)

 健やかな一日をお祈りします!

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