杭州では茶葉市場も行ってみた。
解放路にある浙二医院の南側に位置している。
道沿いにズラリとお茶屋さんが並び、建物の中にもたくさん店が入っていて、
さながらアメ横のような感じ。
まあ、アメ横よりは明るく整然としておりますが。
外に面した茶屋では届いたばかりの荒茶をふるいにかけ、その場で炒っている。
龍井の香ばしい香りが嬉しい。
建物の中に入り、それほど広くない通路を歩いていると、
お店の人たちが「座って飲んで行って」と声をかけてくる。
いったん腰を落ち着けたら、買わないわけにも行かなくなりそうだし、
とりあえずグルッと一回りしてめぼしいお店にあたりをつけることにする。
奥へ進むとお菓子の卸の店が続いている。
一箇所、龍井茶以外にも開化龍頂、千島玉葉、雪水雲緑の新茶が出ているお店を見つけ、入ってみた。
新茶の値段は龍井>>開化龍頂>雪水雲緑>千島玉葉と言う感じ。
龍井は何種類かグレードがあった。
茶葉を見て判断。
頼めば試飲もさせてくれる。
(プラスティックのコップに淹れるので、ちょっと香りがいまいちだったけど)
龍井は西湖ではまだ摘み始めたばかりの頃だったので、
市場に出ている茶葉は大佛龍井も多かったようだ。
それにしても普珥茶のブームはすごい。
ほとんどのお店の一角には餅茶が並んでいたし、普珥茶専門店も数軒あった。
健康ブームに乗っているという感じなのか。
これでは普珥茶の価格が高騰しているのも仕方ないかなと実感した。
緑茶を並べているお店の人たちは白衣を来た女性が多くて清潔な感じがしたが、
普珥茶や鉄観音を専門にしているお店は奥のほうに位置してゆっくり試飲するスペースがあるせいか、
タバコをふかす男性店員(お客も?)が目に付いた。
棚に積まれている餅茶もきっとスモーキーなんだろうなあと他人事ながら気になってしまった。