神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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貴州の緑茶

2011-08-16 | 緑茶(中国茶)
茶会にも参加してくださっているステキなマダムKさまから貴州省の緑茶をいただきました。
ご主人が北京出張の際にお土産としていただいたものだそうです。

一芯一葉のとても綺麗で端正な茶葉で
とても上品な美味しさでした。

貴州省のお茶は都毛尖しか飲んだことがなかったので、早速ネットで調べてみました。

「蘭馨雀舌」という名前、初めて聞きました。
貴州省[シ眉]潭県で作られる[シ眉]潭翠芽茶のブランド名のようです。

蘭馨雀舌は貴州[シ眉]潭蘭馨茶業公司の最高級シリーズで、
ある記事によれば、2009年の中国(広州)国際茶業博覧会で唯一大会指定の緑茶に選ばれているとのこと。
福鼎小葉種を使い、明前に摘み、最新の技術を導入しているそうです。

茶色に金文字のお洒落なパッケージに3g入りの小袋が4つ入っています。
さらにこのパッケージが10個入っているカートンがあり、贈答品などで人気のようです。

パッケージには、
「硬度5以下、PH5以下の純浄水(水道水を逆浸透膜濾過設備で濾過した水)を用いるのが最適」
と書いてあります。
繊細なお茶なので、硬度が高いお水は使わないほうが美味しいのでしょうね。

広い中国、まだまだ知らない美味しいお茶がたくさんありそうです。


☆お知らせ☆

1.8月28日(日)春風秋月(グランドプリンスホテル新高輪1F)にて開催されるワンコインお茶席、
  私はC席のジャスミン茶、白牡丹を担当します。
  どちらもフレッシュな今年の新茶です。
  皆様のお越しをお待ちしております。

2.9月12日(月)ラ・アンジェ南青山、9月15日(木)松戸サロンにて開催予定の「中秋の茶会」、
  どちらの日もまだお席がございます。
  ご興味ある方はどうぞお問い合わせください。  
  
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径山茶

2011-05-25 | 緑茶(中国茶)
今回のコラボ茶会「三山物語」で淹れた二種類のお茶のうちの一種。
浙江省杭州市余杭にある径山寺ゆかりのお茶です。
日本への茶の伝来と茶道への影響に関わるとも伝えられ、
日本の茶業界では知名度の高いお寺です。
今でもお寺には茶畑があり、お坊様が製茶していらっしゃるそうですよ。

小さな芽の部分で作られ、産毛がとてもたくさんあります。
水色が薄いので、味が出ているのか不安になりますが、
なかなかにしっかりしたお茶です。

今回の茶席では少し温度を低くして、ゆっくりと淹れました。
甘みのあるふんわりした印象の一煎目になったのではないでしょうか。

上質な新茶は日本では手に入れにくいので、
毎年飲めるわけではないけれど、
飲めるとすごく嬉しい大好きなお茶です。
(小町さん、ありがとう!)
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白茶種で作る緑茶

2010-08-01 | 緑茶(中国茶)
前々回の記事で白茶を取り上げましたが、
厳密に言えば、中国では白茶には二つの意味があります。

一つはお茶の製法による六大分類の中のひとつの分類としての白茶。
白毫銀針、白牡丹などはこのお茶に属します。

もう一つは茶樹の品種名に白茶と言う名前が入っているもの。

今回は品種の白茶のお話。

中国緑茶がお好きな方ならよくご存知の安吉白茶。
茶名に白茶と名前が付いているので少し紛らわしいのですが、
浙江省の安吉で発見された白茶一号と言う品種から作られる緑茶です。
1980年代から作られ始めた比較的新しい緑茶ですが、
アミノ酸の含有量が多く、旨みと甘味が人気となり、
近年では龍井茶に迫る勢いで価格が高騰しています。

この安吉白茶の人気を受けて、
各地で白茶種を使った緑茶がブームとなっています。

先日は白茶一号で作った龍井茶(白茶龍井)を飲みましたが、
うーん、やっぱり龍井は龍井種のほうが好きかな・・・。

先日のXiangLe中国茶サロンでは「水西翠柏」と言うお茶をいただきました。
聞くのも飲むのも初めてです。

水西翠柏は江蘇省[シ栗]陽市で1986年頃から作られているお茶です。
[シ栗]陽市は紫砂壺で有名な宜興市の少し北に位置し、天目湖と言うリゾート地が近くにあります。
このお茶、ネットで調べてみたら、福鼎大白茶種を使っているのだとか。

福鼎大白茶と言えば、福建省の福鼎で栽培されている、
白毫銀針や白牡丹を作る品種。
白茶だけでなく、緑茶(緑雪芽)や紅茶(白琳工夫)なども有名です。

安吉の白茶一号ほどアミノ酸の含有量が高いわけではありませんが、
白毫が多く、少し大きい葉で芽もふっくらとしています。

最近では浙江省などでもこの品種を使った緑茶によく出会います。
私はこのタイプの緑茶がわりと好きで、今まで2、3種飲んでいますが、
どれも皆美味しかったです。

今回サロンで飲んだ水西翠柏は
福建省や浙江省産の福鼎大白茶を使った緑茶とは少し印象が違って、
甘味の中にも少しシャープですっきりした感じがありましたが、
同じ品種から作っても、その土地の特徴が出てくるのでしょう。

[シ栗]陽市では緑茶だけでなく、白茶も作られているようなので、
機会があれば飲んでみたいものです。
そういえば去年は福鼎大白茶を使った宜興紅茶をいただきました。
とても甘くて美味しい紅茶でした。
江蘇省のこの一体では福鼎大白茶種が多く栽培されているのかもしれません。

中国広し!まだまだ飲んだことのないお茶がたくさんあります。
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気になる新茶は・・

2010-03-31 | 緑茶(中国茶)
今日で3月も終わり、いよいよ春本番!
と思いきや、ここ数日肌寒い日が続いています。
今日あたりから少しずつ暖かくなるかな?と思って天気予報を見ると、
行きつ戻りつという感じですね。
関東地方の桜の花見は今週末からが見頃でしょうか。

春と言えば、気になるのは新茶。
特に龍井や碧螺春、黄山毛峰などの新芽を使った緑茶は欠かせません。

今年の初めに茶農さんから、
今年は農暦によれば無春年となり、
そういう年はお茶の生育に影響が出ることが多い、と伺いました。
茶農さんもこのことは中国の茶農家さんから聞いたそうで、
茶農家さんたちの間に経験則からそういう言い伝えがあるのかもしれません。

無春年、つまり今年の春節は2月14日でそこから一年が始まるわけですが、
立春が2月4日であったため、春の訪れが春節よりも先になってしまい、
今年は春が無い年、ということになります。
(無春年についてはこちらのサイトが参考になります→

 余談ですが、無春年にはもう一つ迷信があるそうで、
 寡婦年とも言われて、この年結婚した夫婦は夫が若くして先立つとされているそうな。
 春節前の中国関係のニュースでは、昨年末に駆け込み結婚したカップルが多かったと
 報道されていました。

実際に無春年の影響かどうかはわかりませんが、
中国サイトの情報によれば今年は雲南省が深刻な旱魃の被害に遭い、
浙江省、江蘇省でも冷害によって早摘みの新芽にかなり影響が出ているようです。

清明節は4月5日。
いつもなら龍井や碧螺春の新茶が届くのを心待ちにするのですが、
今年は明前茶にはあまりこだわらないほうがいいかな、と思っています。
お教室でも新茶をいただくのは5月に出揃ってからにしようかな、と。
サロンでの春の訪れは今年は少しゆっくり目となりそうです。


 ※トップ写真は人形町にある「茶の木神社」
  日本橋七福神巡りのうちの一つで布袋尊が祭られています。
  昔、立派な茶の木が周囲に巡らされていたことから、この名があるそうです。
  今はその面影はありませんが、お社の周りにわずかですが茶の木が植えられています。
  (2009年6月撮影)
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緑茶の美味しい季節

2009-05-07 | 緑茶(中国茶)
4月中頃から8月くらいまでは個人的に中国緑茶の消費量が多くなる。

この時期に新茶が家に集まって、
美味しいうちに飲もうと言う気持ちも働くからだが、
身体が緑茶を欲するというのもある。

喉越しが爽やかで、香りもフレッシュ。

入れる方法も至って簡単。
ガラスコップに少量の茶葉を放り込んで
お湯をまず少しだけ注ぎ茶葉をなじませた後、
勢い良くお湯を注いで茶葉がクルクル泳ぐのを鑑賞。
茶水が色付いてきて、茶葉が沈んだ頃が飲み頃。
後は適当にお湯を足しながら、ゆるゆると飲む。

お湯もあまり気を使わず、ポットのお湯を使っている。
家では90℃くらいに設定しているので、そのまま使うときもあるし、
再沸騰させてから入れる時もある。
中国緑茶は温度が高いほうが香りが立って美味しいし、
茶葉も沈み易いし。

今飲んでいるのは四川銀針。
ちるさんからのいただき物。Special Thanks!)
名前からして君山銀針の形に似ている。
青々としているから、君山銀針と言っても緑茶のほうね。
(今は黄茶よりも緑茶の生産量のほうが多いとか?)
同じ四川なら、峨眉竹葉青の系統かな。
豆を炊いた時のような香りが立ち上がる。
キレのある緑茶は朝の目覚めに相応しい
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蒙頂甘露

2009-04-26 | 緑茶(中国茶)
レッドクリフPartII、ご覧になりました?
PartIでもお茶を点てるシーンが出てきましたが、
今回もお茶は準主役でしたね!

ジョン・ウー監督は茶経などの茶書を研究したのかも?
魚眼なんて言葉も出てきて、ニンマリしてしまいました。

今日のお茶は蒙頂甘露。
碧眼猫さんからの頂き物。多謝♪)
四川省の緑茶です。
とっても美味しいです!

 四川省と言えば・・・
 大地震の復興はどれくらい進んでいるのでしょうか・・・?
 被害に遭われた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

こうしてまた美味しい新茶をいただけることに感謝しつつ、
遠い昔、蜀の時代に思いを馳せて。
やっぱり私は関羽さま、イチオシ!
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明前獅峰龍井

2009-04-05 | 緑茶(中国茶)
この時期になると、どうしても気になるのが新茶、特に緑茶です。
毎年何だかんだと言っても龍井、碧螺春、黄山毛峰の明前茶を探してしまいます。

日本で購入するとなると、清明節(4月5日頃)よりもずい分遅れて発売になるので、
その頃には「別に明前茶でなくても・・」と言う気分にはなるのですけれどね。
美味しければ雨前茶(穀雨、4月20日頃より前に摘まれたお茶)でもいいかな、とか。
そのほうがお値段も優しいし。

でも本音はやっぱり明前茶!
何と言うのかな、味は淡いのだけれど、芯にあるパワーが違うと言うか、
冬の間にじっと溜め込んでいたエネルギーが新芽に凝縮されている気がするのですよ。
縁起物でもあると思うので、できるだけお教室でも明前茶をお出ししたいんです。

今年は上海小町さんが杭州へ茶摘みツアーにいらしたので、
帰国されてすぐに獅峰龍井を譲っていただきました。
正真正銘の一番摘み!

春の息吹を感じます。
青さと香ばしさが心地よいです


※上海小町さんの緑茶は4月11日の「地球にやさしい中国茶交流会」のお茶席で飲むことができます♪

※上海小町さんの主宰する『ChineseTeaSalon yu:yu』が一周年を記念して、
  4月25日(土)に邦人式中華酒館HOIさんとコラボランチを開催されるそうです。
  詳しくはこちらまで。



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龍井のこと

2008-05-22 | 緑茶(中国茶)
中国緑茶で何が好き?と聞かれたら、碧螺春とか雲南毛峰とか、
まずは白毫の多い味のしっかりしたタイプを答えると思う。
入れ方次第で甘さが強く出たり渋くなったりするが、
自分でコントロールできるのもいい。

基本的に緑茶はどれも好きだ。
日本茶に関しても、子供の頃は煎茶が苦手でほうじ茶ばかり飲んでいたが、
年と共に嗜好も変わるのか、最近では煎茶も玉露も好んで飲んでいる。

それでもやはり龍井は別格である。
毎年、満足できる龍井を求めて何種類も買い込んでしまったりする。
去年は3月に杭州に行き、そこで茶文化研究会紹介の美味しい梅家塢が入手できた。
今年はどうしよう・・と思っていたら、
ほぼ日」で簡さんのお茶を売り出すという情報を得て、ボチッとやってみた。
即日完売。かなりいい値段なのに、「ほぼ日」の集客力ってすごいねえ。
後日、簡さんのお店に行ったとき、この梅家塢は「ほぼ日」分で終わり、ということだったので、買っておいて良かった~。

この龍井は本当に美味しい。
値段的にも他とは比較にならないが、味も一線を画している。
正真正銘の手工。栽培の段階から簡さんがご自身の目で確かめているし、通関もしっかりしている。
いい畑、いい茶葉、いい作り手、そしていい茶商。これが揃っているのは得難い。

そんないい条件で作られた美味しい龍井、
入手することは年々厳しくなっているらしい。
この梅家塢龍井も同じような条件ではもう来年以降手に入らないかもしれないと言う。
杭州の現場では生産効率や茶葉の外観から機械化が進んでいる。

日本も同じような道を通ってきたのだから、私たちがとやかく言えることではないのかもしれない。
機械化されたものを否定するものでもない。
手工がどれだけ大変なことか、というのもわかっているつもりだ。

でも、この味わい、これは唯一無二の素晴らしさだ。
一煎目は淡い。清々しい香りとほんのりと味のついた美味しいお湯という感じ。
二煎目、お湯をさすと本領を発揮、少しずつ力強さが姿を現し始める。
三煎、四煎も安定して美味しさが続く。
何煎か楽しんだ後はまたひたすら甘いお湯という感じで一日楽しめる。
この驚異的なスタミナは、手炒りの賜物なのではないかなあ。

どんなお茶も一期一会、その時に存分に味わうしかないのではあるが、
この梅家塢龍井は特に大切に飲みたいお茶である。
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四川のお茶を飲みながら

2008-05-15 | 緑茶(中国茶)
こんなことしかできない自分が歯がゆいけれど・・
四川竹葉青をいただきながら祈っています。

倒壊した建物の下に閉じ込められている方々が一刻も早く救出されますように。
被災者の方々の環境が少しでも早く整えられますように。



日本赤十字では義援金を募っています。

Yahoo!IDをお持ちで、Yahoo!ウォレットの登録済みの方はこちらから簡単に募金が可能です。

セブン&アイ・ホールディングスも救援金募金の受付を店頭で行っています。
セブン・イレブン、イトーヨーカドーに募金箱が設置されています。

積土成山!
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舒城小蘭花@2008年春

2008-05-11 | 緑茶(中国茶)
日本で買うことのできる中国緑茶もだいぶ顔を揃えたようだ。
これは遊茶さんから購入した舒城小蘭花。今年の春の新茶。
以前からこのお茶は遊茶さんで取り扱っていて
名前が可愛いので気にはなっていたんだけれど、買うのは今年が初めて。

『中国茶葉大事典』によれば、
安徽省舒城県で作られている烘青緑茶で、
明清時代からこの地方には製茶の歴史があったらしい。
以前は大蘭花と小蘭花に分けられていたということである。
葉の形が湾曲していて蘭の花に似ていること、
また、香りも蘭に似ていることからこの名がついたとされている。

確かに乾いた状態の茶葉からも花のようないい香りがする。
葉は少し大きめである。
グラスで淹れると黄緑の葉がゆらゆらとして愛らしい。
意外としっかりとした味で、葉の見た目よりもシャープ。
煎を進めると穏やかな甘さが出てくる。

遊茶さんは安徽省のお茶に強いという印象がある。
値段も他の省の物に比べると、多少リーズナブルな感じがする。
それほど個性の強いお茶ではないが、結構お奨め。
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