男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

1030 そら豆とエビのバター炒め

2017年05月22日 | 豆類・とうふ類
家の前の畑作りもあと旬日になりました。残りの作物はじゃがいもと玉ねぎ、ラッキョウと
エシャロット、それに種採り用のそら豆だけになりました。それでもまだ10メートルの畝が
9畝残っています。この冬、10mの畝を25ほど耕して20数種の野菜を植え付けました。
中には「ビート」も作付しましたが、これは失敗でした。ビートはロシア料理の「ボルシチ」
を作りたいと思ったからですが、素人の手に負える作物でありませんでした。

野菜つくりをすると、こうした失敗は限りなくあります。アーティチョークや素麺かぼちゃを
作っても食べ方が分らん・・ハーブのディルやフェンネルが立派な株に育ちましたが、悲し
いかな料理法が分からず、宝の持ち腐れとなりました。好奇心が強いので、珍しい作物
に、毎年挑戦しますが、作物は気難しいもので、思うように育ってくれません。種苗会社
から取り寄せて植えた作物が不出来でも、種取して翌年植えると予想外の良作になる・・
農業というのは、簡単なようで中々に手ごわいしろものです。

今回テーマの「そら豆」にして然り・・自家採取したタネを昨秋植えつけましたが、40この
タネが20しか芽だししません。慌てて40こ種まきしてもこれが全滅でした。結局3週間の
遅れで植えつけたタネが、今年の収穫に寄与しました。植えつけたタネの数は総計100
粒でしたが、種蒔きに替え煮て食べればそこそこのおかずになる・・そら豆栽培の難しさ
を思い知った次第です。そして、折角育ったそら豆の苗が、全て順当に育って実をつける
のではなく、全体の1割近くが立ち腐れになったり、結実のない株になります。

そんな思いをして収穫したそら豆も、自分たちが食べるのは20分の1ほど、子孫たちが
食べるのもほど程で、家人が知人やご近所に配り歩くを日課にしています。私はそら豆
が大好物なのですが、子供たちの中でも「キライ」というのがいます。色んな方に聞いて
みると「青臭いのがキライ」と言う意見が多いです。総じて年配の方は「スキ」と言います
が若い方には不人気なようです。

青臭い・・と言う不評を挽回すべく作ったのが、今回レシピ2題です。そら豆は莢抜きして
水から茹で、沸騰して30秒して引き揚げると、茹で方に失敗しません。大抵は茹で過ぎ
るのが不味くなる原因です。レシピで紹介した「エスカルゴバター」は出色の調味料です。
薄切りのカマボコを炒めてても美味しい・・そら豆に拘らず、色んな食材に試して欲しい
「バター」です。

昨秋植えつけたそら豆が収穫時季になりました。「はしり」の未熟な軟らかいのも美味しいですが
完熟前の、少し硬くなった・・おはぐろが黒くなる寸前・・の豆も旨味が増し「はしり」と違う美味しさ
になります。その硬くなりかけのを茹でて薄皮を剥き、エビとソテーしました。絶妙のおいしさです。


材 料
そら豆 300g ・・皮むきした正味は約180g、茹でて薄皮を剥くと130gになる
ブラックタイガー 5尾 120g ・・皮むきした正味は約100gになる
にんにく 1かけ 15g ・・みじん切り
パセリ 3本 15g ・・同
バター 大さじ 2 20g
白ワイン 大さじ 2 20cc
塩胡椒 適宜

作り方
そら豆の下こしらえ

1.そら豆をさや抜きして茹でる・・さや抜きしたそら豆を
  たっぷりの水に塩一つまみ加えて強火にかける。
  沸騰したら30秒ほどで引き上げ、直に冷水に入れて
  冷まし、ザルにあげ水気を切る
2.茹でたそら豆の皮を剥きとる。

エビの下こしらえ
1.皮むきしたブラックタイガーに片栗粉をまぶして水洗い
  して、水けを拭き取り、1尾を3つにスライスする。
2.スライスしたエビに塩胡椒し、白ワインを振りかける。

にんにくとパセリをバターで炒める
1.みじん切りしたニンニクとバターをフライパンに入れて
  中火にかける。
2.バターが溶けたらニンニクを炒め、香が立ったらパセリ
  を加えて炒め、エスカルゴ風ソースを作る。

エビとそら豆を加える
1.ニンニクとパセリのソースにエビを入れて炒め、エビの
  色が赤くなったらそら豆を加えて全体をかき混ぜ、味見
  して、塩胡椒と白ワインで味を調える。
コメント
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