男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

たらのムニエル野菜ソース添え

2010年01月25日 | 魚介類

たらの料理が続きますが、買い求めたたらは1尾2キロ弱のものでした。
値段は800円で、地元伊丹市の市場内の魚やさんで買いました。
中央市場との違いは、お願いすれば希望するとおりに捌いてくれます。
選んだたらは、腹をあけたら眞子が出てきました。さかなやの主人は
一握りの白子をおまけに包んでくれました。

1尾のたらを、じゃっぱ汁3回、昆布しめ1回、今回のムニエル1回、次回
のから揚げ1回と、計6回たのしみました。
一昨日のぞいたら、生のニシンが並んでいました。1尾300円でした。
冷凍庫に魚の在庫があるので、魚を買うな・・・との家人の厳命でしたが、
ニシンは私の大好物、しかも生のものとあれば見過ごすには忍びない・・
と言うわけで、叱られるのを覚悟で2尾買いました。


帰って、腹をあけたらとてもきれいで、1尾は眞子・・数の子と、1尾は白子が
入っていました。これは生姜醤油で煮つけにしました。

ところで「ムニエル」に戻ります。meuniere・・ムニエルはフランス語で魚の
料理法のひとつです。Wikipediaによれば、ムニエルとはムニエ(meunier・・
粉屋)の女性形だそうです。フランス語は女性名詞と男性名詞に別けられ、
たとえば、椅子は男性名詞で、テ-ブルは女性名詞といった具合です。

ムニエルと言えば舌平目・・・山口の家には出売りの魚屋さんがきましたが、
「れんちょう」=舌平目の山口弁・は必ずと言って良いくらい並んでいました。
この魚は当時、評価の低い魚で、言わば安い魚の代表でした。
ムニエルと言うしゃれた料理法を、売り方も買い方も知らない・・・煮魚にする
くらいしか知らないのだから、どうしようもありません。

「れんちょう」は煮ると、独特の臭いが出るので、それを人は嫌いました。
長じてこれがフランス料理に出る「舌平目」である・・・とききますが、すぐには
信じられませんでした。これまで「下司魚」とおもっていた魚が、急に高級魚に
変身したようにおもわれたからでした。

たらの皮つき上身をバターで焼いたムニエルに、野菜ソースをたっぷりとそえます。
野菜ソースはラタトゥイユの作り方とおなじです。使う野菜の材料はレシピにこだわらずに
好きなやさいを使ってください。ムニエルにするさかなも、タラにこだわらずお好きなさかなを
使ってください。さわらや鮭、あじなどもおいしいでしょうし、鶏肉のソテーも合うとおもいます。

ムニエルの材料
たらの半身 150g  2枚 バター 大さじ 1
しお・小麦粉 少々 白ワイン 大さじ 1
野菜ソースの材料
にんにく 1かけ マシュルーム 8こ
たまねぎ 1/2こ トマト 1こ
にんじん 3cm オリーブオイル 大さじ 1
パプリカ 赤 1/2こ ローリエ 1枚
ピーマン 1/2こ ブイヨン 1こ
ズッキーニ 1/3本 白ワイン 大さじ 2
作り方
野菜ソースを作る
にんにくはこまかくきざみ、トマトは2センチ角のサイコロに切る。
あとのやさいも大体2センチ角(にんじんは薄切りして)にします。
フライパンを火にかけてオイルとにんにくを入れて炒める。
にんにくの香りが立ったら、野菜全部を入れて炒め、オイルが
まわったらローリエとブイヨン、白ワインを加え中火で煮込む。
そのあいだにムニエルを焼きます。
ムニエルを作る
タラに薄くしおを振って、小麦粉をまぶしてはたきます。
白胡椒を使いたいときは、しおといっしょに振ります。
フライパンにバターを入れて中火にかける。
バターが熱してあわ立ったら、タラを入れて焼く。
タラを入れたら火加減を少し強くします
4~5分して、焼け具合を見てフライ返しで裏返す。
タラの身が、下から7分くらい焼けていたら大丈夫です
裏返したら、強火にして白ワインを入れふたをする。
蒸し焼きは1~2分、あまりしつこくやかないこと・・です
あたためたお皿に野菜ソースを盛りつけて、その上に
焼きたてのムニエルをのせてできあがりです。
レモンを添えてもよいし、パセリでもよろしい・・・お好きなものをどうぞ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする