サムイズダート・ロシア

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グルジア旅行④ワイナリーめぐり1

2020-10-24 | グルジア2019
11月6日、グルジア(ジョージア)旅行4日目

朝7時、大コーカサスに朝陽がのぼる。
鳥のさえずり、犬の声、そして最後にオンドリの声。
空気は冷たく、寒さが心地いい。


ゲストハウスの朝食。朝から嬉しい美食づくし。


さらに嬉しい猫づくし。朝陽を浴びて日向ぼっこ。

ゲストハウスをあとにして、ガイドのニノさんと共に専用車で出発。
ワイナリーに行く前に、テラヴィ市内のバザールに寄ってくれました。
わー、いい感じのバザールです。

バザールではチュルチヘラやクルミ、香辛料などなどを購入。
詳しくは、別記事テラヴィのバザールをご参照ください。

さて、車は一路、東のコンドリ村を目指します。

着いたのは「グヴァルジェラシヴィリス」のマラニ。
マラニとは、ワインの家、ワイナリーのこと。
陽気なご主人ギオルギさんが迎えてくれ、案内してくれました。


2014年にギオルギさんが始めた新しいワイナリーながら、
クヴェヴリという壺でワインを発酵させる伝統製法を踏襲。
代々伝わる80年前のクヴェヴリは、1970年代の地震でヒビが入り
中のワインがダメになってしまったそう。
今も一家のシンボルとして前庭に置かれています。


こぢんまりとした家族経営のマラニ。
写真中央に並ぶレンガの山の下に、壺が埋まってます。


クヴェヴリの掃除用具を見せてくれたギオルギさん。
もと警察官。ワインにはまったく興味がなかったものの、
犯罪者相手の仕事に疲れきっていた頃、テレビで偶然
ナチュラルワインの取材番組を見て、38歳の時、この道へ。
といっても、グルジアではみんな家でワインをつくっているので、
お父さんやおじいちゃんのワインづくりを見ていたそう。
ガイドのニノさんのお父さんもワインをつくっていたとのこと。


ワインを作ったあとのブドウの残り物から蒸留酒チャチャを精製。
あくまで自家用で、外には出していないそう。
もともとチャチャは、ワインの副産物として自家用につくられていたもの。
グラッパに似た味で、いまでは商品化もされてます。


タンクの中には、チャチャ用のブドウの残り物が入っているそうです。


マラニの外に出ると、大きな木にたくさんの壺が
オブジェのように飾られていました。


ギオルギさん宅の愛犬ハチ。人なつこくて可愛い!
この時はとても元気だったのですが、Facebookによると
最近怪我をしたらしく、その後の経過が気になります。


大コーカサスを一望するゲオルギさんのブドウ畑は2ヘクタール。
有機で育て、雑草は抜かずに切るだけ。
悪いブドウの実は残しておいて、干しブドウにするのだそう。


お待ちかねの試飲タイムは、母屋の裏手、屋外で。

赤のジュギアは、ギルギさんほか2人しか作り手がいない貴重な種、
アンバー系のコンドルリ(ツカツィテリ60%、ムツヴァネ40%)、
おなじみの赤のサピラヴィ、この3種を試飲して購入。
あわせて120ラり。4000円くらいでしょうか。お買い得!

*GHVARDZELASHVILIS(グヴァルジェラシヴィリス)
 Georgia, Telavi municipality, Kondoli Village

ギオルギさんのマラニをあとにしたのは、ちょうどお昼どき。
このあと農家さんでの昼食をはさんで、もう1軒マラニをめぐります。
つづきはまた!
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