北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

稚内空港で補修の試験施工をしてきました

2022-05-21 23:54:30 | Weblog

 昨日までの木曜日と金曜日に、稚内空港でエプロンや滑走路の舗装補修試験施工をしてきました。

 試験施工は空港内の舗装って、滑走路はサイピングという横溝が入ったアスファルト舗装で施工して、降り立った飛行機が移動して駐機するエプロンと呼ばれるところはコンクリート舗装が普通です。

 ところが予算の関係などで、別な素材で舗装をすることがあってそういうところに限ってまた傷みが早かったりするものです。

 今回は北海道エアポートさんのご協力を得て、わが社の舗装修繕資材「マイルドパッチ」「スマートパッチ」「スーパーMDシール」の三種類を使って、舗装の端部の剥がれや穴、割れ目補修の試験施工を二日間にわたってさせていただきました。

 外気温は12℃といささか低く、おまけに風速約10mくらいの風が吹く中での施工で、さすがは稚内という感じ。

 そんななかで、骨材がポロポロ剥がれているところをまずは掃除して小石を取り除いてから作業開始。

 段差の大きなところはまずマイルドパッチで大きな段差を埋めてから、その次にスマートパッチをコテ塗りで仕上げて段差をなくすようにすりつけます。

 今回のスマートパッチは粉と液体を混合することで硬化が始まる資材で、非常に薄く塗れるのでいわゆる"ゼロ擦り付け"という、平坦なところに擦り付けることができるのです。

 施工から小一時間くらいで強度も出てきて固くなってきます。

 空港の路面管理の精神は非常にシビアなのだそうで、若手の職員も「僕は昔先輩から『小石一個あってもダメなんだぞ』と教わりました」というくらい。

 なので舗装の骨材が剥がれて散らばるというのは実に好ましからざる状態なのです。

 今回の施工で骨材が取れてくるのを防げることを期待したいと思います。

      ◆


 また、滑走路の端っこにも割れ目があってこちらも溝を埋める修繕をします。

 こうした割れ目には水が入るとさらに割れ目が大きく広がるのでこれも気がついたときに早めに修繕しておくと良いのです。

 今回のアスファルト舗装の割れ目は結構幅が広がっていて深さもどこまでいっているかわからないくらい。

 そんなときは始めはドロドロしていてやがて固まってくる樹脂系のスーパーMDシールで補修です。

 深さが見えないところには先に乾燥砂を入れて間詰めをして、舗装面との厚さを1センチ程度にしてからスーパーMDシールを流し込みます。

 そうするとシール材の量もそれほど使わなくて済むので経済的です。

 こちらも小一時間くらいで固まって、触っても手につかないようになります。

 今日は我々施工業者による試験施工ですが、やり方さえ学んで資材さえあれば現場の方でも早めの補修ができることでしょう。

 どちらの施工箇所も、今後数カ月単位で何度か訪問してフォローアップすることになるでしょう。

 わが心の故郷稚内に定期的に来なくてはならない理由ができました。
 

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福祉施設中心の集住プラン

2022-05-19 22:45:58 | Weblog

 

 豊富町のNPO法人くらすた豊富で事務局を担当されているCさんにお会いしました。

 彼は地元の建設会社の社長ですが、その一方で鹿肉販売などの地域貢献なども手掛けている真面目な若手企業人です。

 そんな彼が今度はNPO法人を立ち上げたというので、また新たな地域貢献を始めたのか、と思って話を聞いたのです。

「NPO法人立ち上げの経緯は、新しい移住定住促進施設を作る際の協議会に参加していて、そこで『管理運営は民間に委託する形でやるべきだ』と発言していたのですが、実際に運営を受託できる民間団体がなかったために、『それなら作らなくてはいけないね』という流れで私が関わることになったものです」

 民間団体として管理運営をするためには人も雇用しなくてはいけませんが、そこに外部からの人材や豊富温泉を頼って湯治をしている方などの雇用の機会にもなるという事で大きな意味があります。

 そして一度そんな受け皿になると、今後はさらにいろいろな仕事をやらないか、というお誘いの機会も増えているのだとか。

「今度はデイサービス施設の管理運営もやってみないか、と言われていますが、やれたら町の中の高齢者の暮らし方が変わるように思うんです」と千葉さん。

 それが千葉さんの高齢者の暮らしを支えて人口が外へ流れ出ないようにする構想です。

 それはデイサービス施設を作るにあたって、一階をデイサービス施設にして、そのうえに高齢単身者が賃貸で住まいできるような居住施設を作るというもの。

 さらにはそのデイサービス施設をコアにその周辺に夫婦世帯が住めるような賃貸の町営住宅を作れば、一定の居住集落が形成されてデイサービス施設を中心にした地域見守り体制ができるというわけです。

 ある意味、集住を進める政策です。

 今のような個人所有のばらばらな住宅地ではデイサービスまでの送迎が必要になったり、それが面倒で施設に行かない、さらには便利な都会に出ていく、という人口減少の悪い流れができあがってしまいます。

 福祉サービス施設を中心に、一定の居住ができれば夫婦のどちらかが亡くなれば「おひとり様」として単身住居に移ってもらえばよい。

 実はおひとり様でいることで満足に風呂も入らずまともな食事もとれなくなるような生活に陥ることは良くある話です。

 それをデイサービスでお風呂と食事のサービス提供が受けられて、一定のQOLが果たされれば「実はこの町にいたい」という人が残る社会になるのではないか、と言うのです。

 大都市ならいざ知らず、人口減少に苦しむ地方の町村などではいかに住民を外に流さずにいるか、という点で、住み続けられて福祉の雇用が生まれるようなまちづくり政策は非常に興味深く思えました。

 コンパクトシティはなかなか実現しませんが、新たなコアを作ってそこが中心になって集住を進めて地域の人口を支えるようなまちづくりはどうでしょうか。
 
 お金以外の地域の魅力を見出したいところです。

  

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稚内の奥座敷、豊富温泉の川島旅館に宿泊

2022-05-18 23:05:48 | Weblog

 本日も宗谷管内の挨拶回り。

 途中で稚内へ立ち寄ったりしながらも今日のお宿は豊富町の川島旅館。

 こちらの若女将はもともと札幌でまちづくりや造園のコンサルタント会社に勤めていたという異色の経歴で、こちらへ嫁ぐ前から知っている方でした。

 数年前に大規模リニューアルをして、洋風な感じのつくりになりましたがとても特色ある建築になっています。

 階段下には子供用の秘密基地があって、見慣れた絵本なども置いてあります。

 温泉は相変わらず石油臭がぷんぷんしますが、まさにこれがアトピー性皮膚炎に効果的だというので、川島旅館に限らず豊富温泉への湯治をするお客さんも多いのです。

 団らん室に置かれていた雑誌には「この湯のために幾千里」という特集でこちらの川島旅館が紹介されていましたが、さもありなん、ここのお湯でアトピーの苦しみから抜け出せた、という人が何人もいるのですから。

 食事の後に若女将を捕まえて少し世間話に付き合ってもらいました。

 最近では、コロナ禍のなかで、今は湯治と観光が半々くらいであとは少しのビジネス客と言う割合なんだそう。

 また、こちらにはご主人んのお母さまで、数年前に亡くなられた名物女将がおられたのですが、「もう私の仕事はお客様と飲むことだから。後のことはあなたたちの時代だと思って自由にやってくださいね、と言われたけれど、さてどうしたものかと悩む日々です」とも。

 また、「お客様にはたくさん来ていただいてありがたいです。後は家で作っているフレーバーバターですが全国の物産展が軒並み中止になっているのが痛いです」とのこと。

 コロナを恐れる潮目もそろそろ変わる頃だと思うので、コロナが明けるまで頑張って欲しいものです。


    ◆


 若女将が、「今日の温泉の匂いは薄くありませんでしたか?」と訊いて来るので、「え?どうして?」と返すと、「石油成分の濃さって結構変動するんです。遠くで発生する地震でも変化して、地震の前には薄くなって地震が起きると濃くなるという事もありました」とのこと。

 地震の発生場所はここに近いかどうかはあまり関係がないようで、それもまた地下の水脈の不思議かもしれません。

 稚内の奥座敷、豊富温泉は唯一無二のお湯なのです。


【男子浴室の様子:若女将から撮影の許可はいただきました】  

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久しぶりの利尻・礼文離島の旅 ~ オンシーズンは目の前

2022-05-17 22:36:32 | Weblog

 今日は朝一番のフェリーで利尻島へ渡り、現地であいさつ回りをした後に礼文島へ渡り、最後に最終のフェリーで稚内へ帰ってくるという、利・礼離島日帰りの旅でした。

 フェリーターミナルでは、利尻雪より少し先に出向する礼文行きのフェリーに団体の観光客が大勢乗り込んでゆくのが見られました。

 どうひいき目に見ても、僕らたちよりも10歳は年上の高齢者グループの旅です。

(今の時期に礼文島にわたっても、花もなければウニもないだろうになあ)と思っていると、利尻で会った人から「いえ礼文島は4月半ばからウニを獲り始めていますよ。花はまだかもしれませんがウニは食べられますよ」と教えてもらいました。

 そうか、すっかり利尻島のウニが6月解禁と言うことに引っ張られていましたが、礼文島はもうウニを味わえるのですね。

 少しずつですが団体観光客も戻ってきていると聞きました。

 もっともっと人が自由に動けるようになるよう期待したいところです。


     ◆


 午後に礼文島にわたってこちらでも挨拶周り。

 2時半に予定を終えたものの、礼文島の香深港発稚内行きのフェリーの出発時刻は17時05分。

 だいぶ時間が余っているので、礼文町郷土資料館へ行ってきました。

 こちらには船泊23号墓から出土した縄文時代の人骨からDNAを採取して分析し、身体的特徴を発現する特定の遺伝子をみつけて、それを基にした縄文人の復元模型が展示されています。

 以前来たときは島外へ貸し出していたために現物が見られなかったのですが、今回は返却されて展示されていました。

 復元の際の特定の遺伝子とは、例えば「瞳は茶色」とか「縮れ毛」とか「血液型はRh+のA型」と言うことが分かるというもので、それ以外にもシミが多い、耳垢が湿っている、酒に強い、などといったことが遺伝子から読み取れるとのこと。

 あとは骨の上の肉や皮膚の厚さは大体わかっているので、骨から顔つきを復元したもので、一応女性だという事ですが、出来上がりがリアルでちょっと怖い感じです。

 礼文島は冷涼な気候のために、縄文時代の特に初期の頃の出土品の程度が良いという特徴があります。

 海辺を生きた縄文人に思いを馳せてみるのも興味深い時間でした。

 フェリーターミナルの近くにこのような文化施設があるというのは時間つぶしにちょうど良いですね。

 さて、とりあえず久しぶりの離島への旅も無事終了。

 本当ならば泊まりたいところですが、観光のオンシーズンは宿泊代が高くなるのでなかなか行くのが難しくなりますね。

 シーズン直前の離島の旅でした。

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観光地における顧客管理の重要さ

2022-05-16 23:14:47 | Weblog

 約半年ぶりの稚内訪問。

 夜に地元でまちづくりに熱心に活動しているSさんと一杯やりながら地元の現状を教えていただきました。/

 やはりコロナの影響は大きくて、外からの観光客が激減していたようですが、ここからの盛り返しに来たいです。

 稚内では、砕いたホタテの貝殻を敷き詰めた「白い道」を売り出そうと、ここをトレッキングするようなコンテンツを含んだツアーを売り出したところ好評だそうで、結構な人が集まりつつあるのだと。

 https://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/midokoro/spot/white-road.html

「今はここを一方通行のトレイルにして、安全を確保しながら楽しんでもらえるようなルーティングを目指しています」とSさん。

 稚内や離島がどんな魅力があるかを自分たちが理解して、ちゃんと発信できるかという事が問われているような気がします。

 一方Sさんはスイスのツェルマットを視察したときに、顧客管理がしっかりしていて、一見さんでもなんでも受け入れるようなことはしていない観光の姿に驚いたと言います。

「リピート訪問を繰り返したお客にはバッジが与えられて、それを見るとレストランンの従業員が『おかえりなさい』と言ってくれるんです」と思い出を語ってくれました。

 観光客も数を追う量を求めに行くことから、地元に愛着を持っていながら金離れの良い上客をしっかり捕まえてリピートを繰り返してもらうという戦略に感動したとも。

 顧客管理をすることがポイントですが、日本でそんなことがやれるのは離島の利尻・礼文が適当じゃないのかな、とも思います。

 さて、ポストコロナの桝観光の行方、地域のいろいろな知恵が試されます。 

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服の整理 ~ まずははじめの一歩から

2022-05-15 23:10:37 | Weblog

 娘たち夫婦と孫たちが「久しぶりに手打ちそばが食べたい」というので、土曜の夜は半年ぶりの蕎麦パーティ。

 お正月に手に怪我をしてからリハビリを続けて一定の回復を得たものの、孫たちに蕎麦を食べさせるとなると1kg以上の玉を打つことになり、それができるかどうかちょっと不安でした。。

 今回はその不安を払しょくする形で良い蕎麦が打てたので自信につながりました。

 婿さんは酒屋を巡って全国の美味しい地酒を買いあさってくれたので日本酒の飲み比べもできました。

 小学生の孫たちの大きな声に押されてゼロ歳の孫はビクビクしていましたが最後には慣れて笑顔も見られるようになりました。

 まあ孫たちに食べさせる蕎麦が打てるなら残りの人生の幸せの1/3は手に入ったようなもの。

 残りは釣りですが、暖かくなってヤマベが解禁になる6月に本格的に始動します。

 今は釣り道具のメンテナンスをしていますが、今後は新しいフライづくりも復活しなくては。


     ◆


 この週末を利用してタンスやクローゼットの中身を整理して、服を捨てました。

 世の中的にもノーネクタイの機運が高まって来たり、職場の企業風土からしてスーツよりも作業服での生活時間が長くなったことなどで、衣類を巡る環境も大きく変わりました。

 また長い年月を経て、自分の中で着たい服と着たくない服の区別がはっきりとついてきて、それほど来ていない服や新しい服でもデザインが気に入らなかったりして絶対に着たくない服が決まってしまっています。

 またまだ着られるという理由だけでタンスのスペースを占めているのでは、そのために新しい服を買うということを躊躇する大きな理由になっていました。

 欲しい服を買うためには買った時に保管しておくスペースの確保が先だと思うわけです。

 そんなわけで今回は、時代遅れのスーツを5~6着、ワイシャツを10枚、ポロシャツやTシャツなどを10着、スラックスやパンツを数本、そのほかネクタイや古くなった下着類なども未練を断ち切って捨てることに。

 だいぶ捨てたような気がするのですが、それでもタンスやクローゼットにそれほど豊かなスペースが生まれた感じがしません。

 もっと踏み込んだ断捨離をしなくてはさらなる暮らしのシンプル化は図られないようです。

 今日はとりあえず衣類をリサイクルするために住んでいる区のリサイクルセンターに持ち込んでみましたが、日曜日にもかかわらず受け入れてくれることが確認できたので、次からはさらに弾みがつくことでしょう。

 まずは「はじめの一歩」を踏み出してみることが肝心。

 動きながらステップアップを図りましょう。

 明日からは宗谷方面への挨拶回りです。天気が良いといいなあ。

 

 

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動画を保存し始めるとわかるサブスクの良さ

2022-05-13 22:43:46 | Weblog

 

 納戸を片付けているとものすごく昔のビデオカメラとテープが出てきました。

 娘たちが生まれた30数年前と言うのはちょうどハンディビデオが出始めたころです。

 当時で20万円以上した記憶があって今思うと「高いなあ」と思いますが、思い出を残すための道具としてカメラとともに新しい必需品になりかけていたのです。

 今でも撮りためたビデオテープはたくさんあるのですが、いわゆる「撮りっぱなし」の状態で、当時はテープに残る動画を思い出として編集するような技術や道具がなかったのです。

 それが今や、Goproに代表されるアクションカメラの登場と、パソコンの性能向上で、動画を取り巻く環境は劇的に変わりました。

 スマホで撮影した動画をスマホでいじるだけでも30秒程度のコンパクトなストーリーはできてしまいます。

 今や動画撮影のカメラは数万円で手に入りますし、動画ソフトも1万円程度で手に入る時代。良い時代になりました。

 ただ、撮影した動画をどこに保管しておくか、ということはパソコンでもスマホでもやはり大問題です。

 ここ一発の記念になるような映像は、どうでもよいくだらない映像の山があるからこそ撮れるともいえます。

 
【動画保存のサブスクに申し込む】
 私自身は、定額料金を払えば使い放題になるといういわゆる「サブスク」は消費者にうまく取り入って儲けるシステムじゃないか、とあまり良い印象を持っていませんでした。

 しかし、Goproで撮影をするようになってから撮りためた動画の保管に困って、ついに昨年からサブスクの動画バックアップサービス「GoProサブスクリプション」に申し込みました。

 料金は1年間6千円。

 撮影した動画は、自宅でカメラの充電を行うと同時に家のWifiに接続されてクラウドにアップロードされるので、いちいち自分でアップロード作業をすることはありません。

 そして容量は無制限で、自分のハードディスクの容量など全く気にせずにいくらでも取れば良いのです。

 容量に制限があると、良い動画は残してどうでも良いものは消去するような作業が生じますが、そうしたストレスは全くありません。

 実際にやってみて(なるほど、このような容量制限のストレスがないというのはお金を払う価値がある)とつくづく思いました。

 アップロードされた動画は日付によって管理されていて代表的なシーンのサムネイルで動画の中身がある程度予想されます。

 動画を編集しようとするときは、目的の動画をダウンロードしてこちらのパソコンに取り込む作業が生じますが、それ以外のいらない動画はクラウドの向こう側に置いておけば良いというものです。

 Goproの場合は、サブスクに登録するとカメラやアクセサリーが安く買えたり交換無償のサービスが付いたり、とお得感もセットになっているのですが、やはり動画の保管ストレスを解消するための一カ月500円は高くはないと思っています。

 
 まだネットフリックスやアマゾンプライムなどの動画配信サブスクリプションにはなんとなく拒否感があって応募していないのですが、実はやってみるとその価値が分かるのかもしれません。

 時代はサブスクを効果的に便利に使ってナンボの時代になりつつあるようです。

 

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あのとき救急車を呼んでくれた男性へのお礼

2022-05-12 21:52:51 | Weblog

 

 今年の一月にワカサギ釣りで手に大けがをしたのですが、その時にはある男性に助けられました。

 手を切って出血をした際に、私自身パニックになってしまって何をどうしたら良いのか全く分からず呆然としてしまっていました。

 すると数メートル先のテントから私の声を聞いたある男性が飛び出してくれました。

 その男性は、「ああ、怪我をしましたか」と言うと、「御主人はまず止血をなさい、奥さんビニールはありますか」と私の止血を指示。

 そしてすぐに自分のスマホで119番に電話をして、「あ、今湖上で男性が一人怪我をしまして救急車をお願いします」と冷静沈着な対応をしてくださいました。

 さらに我々の荷物が多いとみるや、「車はどこですか?まずはそこまで荷物を運んでしまいましょう」と荷物を車まで運ぶのも手伝ってくださいました。

 救急車で運ばれる際になんとか「ワン切りで私の携帯に電話をくれますか」と連絡先を交換したのが幸いして、その後も何とか連絡が取れる形になっています。

 怪我からは4カ月が経ち、一定の回復段階に達したこともあって先日その男性宅をお礼のために訪問しました。

「その節はお世話になりました。あなた様が飛び出してくれて対応してくれなければ私たち夫婦はオロオロしてしまって全く何をどうして良いかわかりませんでした」
「いやあ、まずは怪我が治って本当に良かったです」

 彼は笑顔で迎えてくれましたが、本当にその怪我の瞬間は周りに何十張りもテントがあったのに、飛び出してくれたのは彼ひとりでした。

「それにしても実にてきぱきと指示してくださる当たり慣れている印象でした」

 そう言うと彼は「いやあ、実は私も釣りではないのですが仕事で二度ほど怪我をして血まみれになったことがあるんです。なので経験者というか、まあその時にどうしたか、という事に慣れていたという事はあるかもしれません」

「早くお礼の報告に行かなくては、とずっと思っていたのですが、延び延びになってしまってすみません」
「いえいえ、まずは回復されて良かったです。わざわざありがとうございました」

 我が身をてらしても、アウトドアで誰かが怪我をしたらしいというときに素早く助けに行けるかどうか、自信がありません。

 下手に巻き込まれると面倒くさいという心理も働くことでしょう。

 しかしそんなときに助けてくれる人がいて、しかもそんな人のすぐ近くを選んだかのような場所で怪我をするとは。

 ケガ自体は不幸ですが、そんなさなかに助けてくれる人がすぐ近くにいたとはまさに不幸中の幸いと言うしかありません。

 これからは私も誰かが困っているときには助ける側に回りたい。

 誰かから受けた恩義は次の人に回そうと思います。

 

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追悼 ダチョウ倶楽部上島竜平さん ~ ケツメイシのMVに泣く

2022-05-11 21:37:58 | Weblog


【ケツメイシ 友よ~この先もずっと…MV より】

 人気お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島さんが亡くなったのだと聞いて、朝からちょっとショック。

 2年前に志村けんさんがコロナで亡くなって、日本中が喪失感に包まれていたけれど、私自身は志村さんのときよりも喪失感が強いです。

 今年の4月8日にNHKラジオ「午後カフェ」で、肥後さんと上島さんの二人が登場してお笑い論を語っていたことがありました。

https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/gogocafe/lVWmhdX8NB.html

 そのときは自分たちのネタをとても冷静に見ていて、(ネタの裏に練りこんだ理論があるんだなあ)と感心したものです。

 でもこのときに語っていた「これからのダチョウ倶楽部の目標」は、「現状維持」でした。

 現状維持で良かったじゃないですか。

 毎回同じことを繰り返すことも定番ギャグとして定着しるし、売れっ子だし周りから見ると羨ましい人生だと思っていたのですが、悩みは人それぞれで分からないものです。

 ケツメイシの「友よ~この先もずっと」という曲のMVにダチョウ倶楽部が登場して定番ネタを見せてくれているのを見たばかりでした。

https://www.youtube.com/watch?v=IV7usfiEbms

 若い時からのダチョウ倶楽部の写真が使われていてなお一層涙を誘います。

 グループのネタは一人欠けても完全な形では見られなくなってしまいますね。

 3人とも年齢とともに昔のように体を張るのは難しくなっていたかもしれませんが、それにしても脇にいてくれるとクスクス可笑しくなるキャラでした。

 上島さんのご冥福をお祈りします。
 


【ケツメイシ 友よ~この先もずっと…MV より】 

 

 

 

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安全第一の船観光

2022-05-10 22:25:03 | Weblog

 

 観光地での異質な体験の一つが船に乗ることです。

 最近は私も空気を入れるカヤックで湖を楽しむことがありますが、やはり大型の観光船に乗って雄大な景色を眺めるのは独特の興奮があります。

 道内の観光地でも船に乗せてくれるところは多くて、代表的なものが冬の流氷観光。

 オホーツクの海でしか見られない流氷が見られるというので人気です。

 私も何度か紋別のガリンコ号と網走のオーロラ号に乗りましたが、満足に流氷が見られたのは数えるほどしかなく、案外当たる率が低いというのが実感です。

 最近では泳いでいるクジラやシャチ、イルカなどの海洋動物が見られる観光船も人気で、私は知床半島の南側の羅臼港から出る船に乗ったことがあります。

 船にはクジラを研究しているという学生さんがアルバイトで見張りをしていて、一見して素人ではわからないようなクジラの存在を捉えて教えてくれたのは見事でした。

 またその際、ドローンを飛ばして真上から寄り添うように泳ぐクジラの家族の姿を見せてくれるなど見せ方も進化しているなあと感じました。

 そして今回悲しい事故が起きた知半島ウトロ漁港から出る観光船、私が乗ったのは記録を見ると2006年の10月のことでした。

 そのときのブログを読んでいると、知床半島の先端まで行くコースは9月までの営業だったとのことで、私たちが乗ったのはカムイワッカの滝で折り返すコースだったよう。

 当時どんな船に乗ったかはほとんど記憶にないのですが、波やうねりのない穏やかな日だと記録にあります。

 また温泉の川として知られるカムイワッカの滝の下で、船内放送で「熊が滝野下にいます」と教えてくれたのは覚えています。

 やはり景色だけではなく、野生の動物が見られるというのは非常に興奮するもので、乗船していた皆が船の片一方に押しかけて写真撮影をしていたのを思い出します。

 今回のような事故があると、他の船は安全だとわかっていても船に乗って楽しむこと自体が不謹慎に思われるようなネガティブな気分になってしまうのも事実です。

 安全を軽視した観光はやはりあり得ないのだという事が身に染みる事故でした。

 一人でも多くの行方不明者が見つかることを願わずにはいられません。

 同時にいよいよ本格化する観光シーズンに向かって、安全という事をもう一度肝に銘じたいものです。

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