初めての関西旅行。
昨日と今日は特に予定を入れずに、思ったところへ出かけてみようという余裕の二日にしました。
時間がないから、と言って、予定をぎゅうぎゅうに詰めすぎると、予定をこなすための旅になってしまって、ハプニングや面白みが足りないかもしれないという過去のぎゅうぎゅう旅の反省です。
そんなわけで予定のない昨日は、大阪城の目の前にある大阪市立歴史博物館を見学。
博物館の窓からは大阪城が見渡せます。
さてここでは大阪が歴史の視点で何を自慢したいのかを見てみようという魂胆でしたが、実はこの歴史博物館のすぐ近くに、日本書紀に書かれていて長く所在が分からなかった我が国最初の首都である「難波の宮(なにわのみや)」があったのだ、という事を知りました。
難波の宮は西暦645年から793年まで、皇都としてまた天皇の御在所としてその役割を果たしました。
前期と呼ばれる時期は、掘立て柱に草ぶき屋根だったものが、奈良時代になって平城京の副都となっ後期には基礎に石を用いその上に柱を立て屋根は瓦ぶき屋根になるなど、中国の影響を受けた形になったと言います。
地割は後の藤原京や平城京の元になった形で、わが国最初の都が実は大阪だったとは初めて知りました。
そこから時代を下ってくると、戦前戦後を通じて産業都市、商業都市として栄えた大阪は「大大阪時代」を迎えたとされ、西の都としての自慢の姿を垣間見ることができました。
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そこを終えてから、「どこか大阪の商店街を見てみよう」ということになり、近くの天神橋通り商店街へ移動し、まずは大阪天満宮にお参り。
大阪天満宮は実際に菅原道真公が九州に下られる際にお立ち寄りになられた場所とのことで、後に一夜にして7本の松が生えて光輝いた瑞祥があったことから天神様が祀られるようになったとのこと。
スピリチュアルパワーにあふれた神社でした。
さて、天神様のすぐ横をとにかく長く連なっているのが天神通り商店街。
改めて調べてみると、全長2.6キロで、なんと日本一長い商店街でした。
土のお店も元気に商売繁盛の様で、天神様のご利益と言うか、大阪の底力というか、パワーを感じました。
パワーの感じついでに、串カツのお店を見つけて名物の串カツに昼飲みで旅の疲れを癒しました。
やっぱり大阪、たいしたもんやで!
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