北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

家電店のポイントに騙されないように

2009-08-29 23:13:06 | Weblog
 娘と奥さんと一緒に都内の家具店や家電量販店を巡って、ひたすら娘の新居移転の準備です。

 暑さがぶり返した中を徒歩と電車で移動するのはなかなかに大変で疲れました。

 それでもベッドや寝具、冷蔵庫に洗濯機などを決めて購入。冷蔵庫は、先に行った家電量販店の価格が、次に行ったところよりも1万円も安くて、「おいおい、前のお店は1万円も安かったよ」と駆け引き開始。

 お店も「本当ですか、確認してみますね」と言ったものの、本当に安いことが分かってからが粘り腰。「向こうはポイントが10%ですが、こちらは15%で、これを考えるとこちらの方がお得かと…」

「だめだめ、それだと今支払うお金が高いじゃないですか。ポイントなんて次の機会に使う分だから、その期間を考えると同じ金額は同じ価値とは言えないのですよ」と逆襲。結局、「この金額でイエスかノーのファイナルアンサーを上司からもらってきてください。それで決定」という最後通牒が効いたのか、こちらの主張を飲んでくれたことで、こちらのお店で買うことにしました。

    ※    ※    ※    ※

 金融の考え方では、今の一万円と一年後の一万円は同じ価値かというとそうではありません。今一万円を金融機関に預けて、3%の利子が付いたとすると今の一万円は来年の一万3百円と同じ価値を持つということになるのです。

 これは正味現在価値(Net present value=NPV)と呼ばれる考え方で、日本でも投資などのリスク判定をする際に用いられ始めている指標です。

 うかつにポイントがたくさん来ることを考えるとお得だ、などと考えてはいけません。その金額は次に使うまでの期間には本来ある程度成長しているはずの価値をもっているはずなのですから。

 ですから、ポイントが多いことよりもやはり現金での支払いを少なくするのがまずは一番の節約なのです。だまされないように。

 まだ少し買わなくてはいけない電化製品が残っていますから、上手な買い物をしなくてはね。 
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