北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

言いにくいことを言う方法

2018-03-27 21:56:05 | Weblog

 ある会合で、知人から「いやあ、頭の上がらない先輩から、筋の悪い依頼事があって困っているんだ」という話を聞きました。

「『ある原稿を本にしてくれ』と言われているんだけど、引用物の著作権のクリア問題とか、結構ハードルが高いんだ。でも消極的な態度を見せると、『なんだお前!ちゃんとやれ!』と無茶な檄が飛ぶ。やりきれないよ、まったく」

 どうやらあまり気の乗らない案件を頼まれて、断るわけにもいかず悩んでいるようです。

「小松さん、どうしたらいいと思う?」

 そう訊かれたので、こう答えました。「なるほど、自分が傷つかないように、依頼に対してやんわりと異を唱えるにはどうするか、ということですね」

「そうなんだ。でもまともに反対すると激怒されちゃうしなあ」

「そういうときは、他人に仮託するという方法がありますよ。『会議に諮ったら、こういう問題を指摘した人がいたんですよ』と言うんです」

「あ、なるほど。自分の意見として反対するんじゃないんだ」

「そうです。自分が言うと怒られそうなことも、他人の口を借りて、『こんなことを言う人がいたんですよ~』と言うんです。言いにくいことも人が言っている風にして、問題があればそれを指摘するということもあるでしょう」

「それいいなあ。やってみるよ」

 ちょっと言いにくいことを上手に言うテクニックって、役に立つときがありますね。

 さて、彼の結果を聞いてみることにしましょうか。うまくいくかな?

 

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