北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

山菜取りとジンギスカンは、北海道の春を招く儀式です

2017-04-09 23:00:02 | Weblog

 ようやく山里の雪が消えて、北海道にもようやく春が訪れました。桜が咲くのはまだ先ですが、北海道の春は山菜取りから始まります。

 そんなわけで、「野遊び」チームが集まって苫小牧方面へ山菜取りツアーに出かけました。

 山へ入って山菜を取ればただの山菜取りですが、野遊び集団としてはワンランク上の「野遊び」としての山菜取りを企画。

 母体である野遊び親睦団体「GGアミーゴ」の会長で、登山・アウトドアガイドとして独立した佐藤みずき君プロデュースによる、採った山菜をそのまま食材として食べようという「春の野遊び ネギ採り&厚真のジンギスカン」を敢行です。

 集合は厚真町の「あづまジンギスカン本舗 市原精肉店」の前。

 ここで、ジンギスカンその他焼肉材料を調達しようというのですが、お店の棚にはもう行者ニンニクが一束350円で売られていて、「おー、もう出ているんだ」と期待感が高まります。

 山菜ポイントは、大きな川に注ぐ支流の南斜面。ここで、日の光を受けて暖かくなった地面から葉を出し始めた行者ニンニクを探して歩きます。

 ところが、目指す行者ニンニクがなかなか見つかりません。というより、見つかってもまだ小さくて採ろうかどうか迷うようなものがほとんど。大きな葉っぱがわさわさあるという感じではありません。

 フクジュソウがきれいで目の保養にはなりましたが、成果はいただけません。気落ちしながらスタート地点へ集合すると、さすがに手練れのメンバーは、大きなものをそれなりに採っているので、私自身がまだまだ探せるだけの眼力がなかっただけでした。

「やっぱり、一週間早かったね」
「でも昨年もこの時期だったから、今年は山菜の方が遅いんだと思うよ」

 そんな会話をしながら、出発地点に戻ると、みずき君が炭火をおこし、料理ができるようなガス代を設置してジンギスカンが食べられるように用意をしてくれています。

 厚真のジンギスカンを焼き、採ってきたばかりの行者ニンニクを巻いて食べると、口の中に一気に春が広がります。

「これこれ!これでようやく春が来た(笑)」
「やっぱり外でやるんだったら、この不健康なくらい濃い味の厚真ジンギスカンがいいんだよな(笑)」


 こうなると、山菜取りと外でのジンギスカンは北海道の春の訪れを招く儀式です。

 儀式を終えて、いよいよ気持ちは春モードです。


 
  

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