二泊三日の阿寒釣行。
思い返せば数多くの反省点があります。
「一つのフライにこだわりすぎたかな。もっといろいろなフライを試した方が良かったのか」
しかしその瞬間はこれが最善だと思ったのです。
「もっと早くダブルハンドに見切りをつけて、シングルハンドに替えた方が良かったのかな」
しかしその時は、ダブルハンドの練習にもなるしこれが一番良いと思ったのです。
悲しいかな、我々は同じ時間に二つのことを同時にはできないので、自ずから選択をしてその選択とともに突き進むことになります。
その判断を後になってから、今このときの価値観でとやかく言うことはできないと思います。
アメリカで逮捕された黒人男性が死んだことをきっかけに、いま世界中で黒人差別の歴史への反省の姿勢を示すことが求められています。
聞けば、かつての「人種に対する偏見を含んでいる」として配信を停止された名画もあるとか。
取り戻せない過去を悔やんでなかったことにするよりも、その反省を未来に生かす方がよほど建設的です。
少なくとも釣りは、経験と反省の積み重ねで少しずつでも上達します。
少しの慢心でバレたことも反省材料。次はもっとまじめにやろう。
未来志向ってことは、次があるってこと。
次があるのが良いのです。