昨日の節電率が15%ほどで、目標の20%に遠く及ばないと知って、我々のオフィスでは昨日にいや増して節電を進めました。
さすがに全ての照明を切るわけにはいきませんが、LED化されている灯具はそのままに、蛍光灯として残っている灯具は蛍光灯を一時的に抜いてしまいました。
私の執務室は、灯具をすべて消して、手元を照らすスタンドライトだけにしてしまいました。
同じオフィスの一角では天井照明を消しても、スタンドライトすら使わずにいて、まるで洞窟の中のよう。
とりあえずそこまで、ほぼやれることをやりつくして、道内の節電率の推移を見守りました。
すると今日の北海道の節電率は、午前中に25%程度まで進み、さすがに道民も底力を発揮したか、とうれしくなりました。
ところが、最も電力を使う15時時点での節電率はなんと19.9%に低下してしまったのだそう。
目標の20%にたった0.1%届かないとは残念極りありません。
苫東厚真火力発電所は、修復に思いのほか日数を要しそうだ、ということもわかりました。
この程度の照明の暗さが当たり前になって、発電所が復旧したころには電気を使わない社会でもやれるくらいの、生活の見直しができると良いのですが。
明日も頑張りましょう。
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そろそろ世間も落ち着きを取り戻し、わがオフィスへ色々な方が様子を見に来てくれました。
そんななか話題になったのは、先週の発災直後に、東京からきて帰れなくなった3人のお客さんを我が家に泊めたという話。
ある方は、「よく泊める気になったね。また良く奥さんが受け入れたな、と思いますよ」と笑います。
「そうですか?ほかに手立てが思いつきませんでした。そちらでは奥さんは受け入れませんか?」
「あ!絶対無理(笑)。家に連れていったら、僕と一緒に鍵を掛けられちゃうよ(笑)」
私の妻も、おそらく結婚したての頃だったら、こういう珍客を家に泊めるなんて及びもつかなかったでしょうが、いろいろな友達と付き合いの幅と深さが広がってきた中で、許容範囲が広がってきたように思います。
要は大変なことでも、経験が積み重なった結果できるようになるということではないでしょうか。
今回のような被災経験も、次に生かせる良い経験に変えていきたいですね。
被災地の皆様には、重ねてお見舞い申し上げます。