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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

朱鞠内湖のワカサギ釣り~下手な夫婦でも釣れた!

2017-02-04 23:10:46 | Weblog

 朱鞠内湖畔での一泊は、早く寝たせいもあって夜中二時半に目が覚めて、うつらうつらと夢をみていましたが、その夢とは、高校生対抗ワカサギ釣り大会の夢。なんじゃそれ、って感じです(笑)

 お宿のレークハウスしゅまりないは、湖畔にあるのでワカサギ釣りの場所はすぐ目の前。

「釣りは朝6時からやって良いのですが、スノーモービルでの送迎は朝7時からです。ただし先着順なので、早く行かれると良いですよ」ということで、6時半に宿を出たのですが、もうお宿の前は車が渋滞!

 入漁料と駐車料金を払う小屋があってそこで車が列になっていたのです。このあたりは名寄や旭川といった地元の方が多いとはいえ、皆さんさすがに早いですねえ。

 受付で支払いを済ませてから、今度は管理棟で送迎の申し込み。前日のNさんと打ち合わせたところ、「藤原南というポイントがあって、ちょっと遠いのですが、そこへは誰も行かないのでエリア独占で釣れますから、そこへ行きましょう」とのことで、そこへ連れて行ってもらいました。

 スノーモービルでのポイント送迎サービスは「200円から」となっていたのですが、我々の料金は400円、相当遠いようです。

 下手くそな素人夫婦としては、荷物をソリに積むのももたもたしていたのですが、スノーモービルの後ろにはちゃんと荷物運び用の大型ソリがあるので、そこへ道具を放り込めばOK。

 夫婦二人で一気に晴れ渡った朱鞠内湖面をモービルで走り抜けます。

【モービルで移動中】

 https://youtu.be/e-_NQdjBXBI


 モービルは湖面を右側へかじを取り、朱鞠内湖を作っているダム堤体を右手にみながら、小さな沢筋へと入っていきました。

 小さな沢の奥でモービルが止まると、そこは足跡ひとつない無垢の雪原。

「以前の方の穴があれば使えますが、ちょっとわかりませんね」とNさんは雪を掻いて新しい穴をあけます。

 以前から「朱鞠内湖は2メートルくらい氷が張るんですよ」と聞いたことがあったので、(どれくらい穴あけに時間がかかるやら)と恐れていたところ、「朱鞠内湖は阿寒湖とは違って、カチカチの氷にはならないんですよ」とガリガリと手動のアイスドリルで穴をあけると簡単に穴が掘れてゆきます。

「シャーベットみたいですね」「そうなんです。ただ水面まで抜けるのが深いので、抜けたかな、と思ってもまだ途中だった、という事があるので、水が組みあがるかどうか確認してください」

「ははあ」
「歩くとちょっとぬかる感じで、氷が抜けて落ちることはありませんが、一応気をつけてくださいね」

 


          ◆ 


 試みにあけた穴で、一釣りしてみると一応一匹釣れたので、そこを基準にしてテントを設営していよいよ釣り開始。我々二人だけのエリア独り占めです。


  【まわりには誰もいません】

 妻の電動リールのセッティングを終えたところで、私の電動リールにトラブル発生。それを直すのにちょっと手間取っているうちに、妻の方にはどんどんワカサギがかかります。

 ときどきダブル、トリプルもあって、反応があるのにちょっと放っておいたら最高は四匹がかかりました。

 コンスタントに釣れる感じですが、反応があるのに上げるといない、ということもあって、ワカサギのアタリを取るのもなかなか難しいところ。

 帰り際にすれ違った地元の方と話をしていたら、「朝のうちは湖面近くに結構いて釣れましたよ」とのこと。

 タナを探るのもなかなか難しいですね。

 私の方も電動リールを直しながら、まずは手動のリールで反撃。棚が結構深目に取ったので手動だと効率が悪いなあ。

 直しながらもそれなりに釣れるので、なかなか電動リールの出番になりません。やっとのことでシステムを直して、ここからは電動リールの出番です。

【電動リールだとこんな風に釣れます】


   https://youtu.be/DEf-BORC6Ik


 少し休憩を、と思ってコーヒーに手を出そうとするとかかるので、なんだかゆったりと食事やらお茶をする暇もなくて、嬉しい反面、意地悪だね、と笑います。

 ところが午後も遅くなるとさすがにかかりが悪くなってきました。

 こんなときこそ、さっきの意地悪を逆手にとって、「お団子でも食べようかなー、チラッ」作戦。

 あんがいこれも効いて、何匹かかかってくれました(笑)

 なんだかんだで、私が56匹、妻の方は75匹。二人で130匹というのは記録ですし、『下手くそ釣れない夫婦』としては出色の出来栄えです。

 さすがは朱鞠内湖。素晴らしいポテンシャルを秘めた湖です。


          ◆ 


 帰りは15時30分に迎えが来る、ということになっていたので、15時で釣りを切り上げて撤収開始。迎えが来てくれた頃にちょうど片付けも終わりました。

 迎えのモービルは朱鞠内湖の女性リーダーKさん。こちらも十勝の友人が紹介してくれていた方でした。

 いろいろ話をしているうちに、「それじゃあ少し景色の良いところ経由で帰りましょう」ということになって、湖面に突き抜けた木のところまで連れて行ってくれて記念写真を撮りました。

「この木は普段も湖面から出ているんですか?」と訊くと、「水位が高いときは一番上のところまで上がりますが、湖面からは出ています」とのこと。

 最後に素敵な景色を見せてくれてありがとうございました。


          ◆  


 帰りしなに管理棟へ寄ってみると、一角に「あげあげコーナー」というところがあって、一回千円で釣り上げたワカサギを自分で天ぷらにできるサービスがありました。

 

 自分で用意していかなくても、こういう形で楽しむのも一つの形ですね。

 
 朱鞠内湖は、夏のシーズンにはイトウ釣りでもにぎわいます。

 冬も夏も、年に二度来たい素晴らしいリゾートです。

 

 

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